TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025095840
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212166
出願日2023-12-15
発明の名称光導波路装置及びその製造方法、光導波路搭載基板
出願人新光電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 6/26 20060101AFI20250619BHJP(光学)
要約【課題】シリコンフォトニクスチップのシリコン導波路と光導波路コア層の位置精度が高い光導波路装置の提供
【解決手段】主面側に第1シリコン導波路、電極を設けた第1シリコンフォトニクスチップと、主面側に第2シリコン導波路、電極を設けた第2シリコンフォトニクスチップと、コア、第1、2クラッド層を含む光導波路と封止樹脂を有し、コア層は、一端部が第1シリコンフォトニクスチップ主面に配置され、第1シリコン導波路と、他端部が第2シリコンフォトニクスチップ主面に配置され、第2シリコン導波路と光結合され、第1クラッド層は、第1、2シリコンフォトニクスチップ側面の主面、一端部と他端部間のコア層上面を被覆し、第2クラッド層は、第1クラッド層に積層され、第1、2シリコンフォトニクスチップの主面、コア層下面と側面を被覆し、封止樹脂は、第1、2クラッド層と反対側に積層され、第1、2シリコンフォトニクスチップを被覆する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主面の側に第1シリコン導波路及び第1電極が設けられた第1シリコンフォトニクスチップと、
主面の側に第2シリコン導波路及び第2電極が設けられた第2シリコンフォトニクスチップと、
コア層、第1クラッド層、及び第2クラッド層を含む光導波路と、
封止樹脂と、を有し、
前記コア層は、一端部が前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第1シリコン導波路と光結合され、他端部が前記第2シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第2シリコン導波路と光結合され、
前記第1クラッド層は、前記第1シリコンフォトニクスチップ及び前記第2シリコンフォトニクスチップの側面の主面側、及び前記コア層の前記一端部と前記他端部との間に位置する前記コア層の上面を被覆し、
前記第2クラッド層は、前記第1クラッド層に積層され、前記第1シリコンフォトニクスチップの主面側、前記第2シリコンフォトニクスチップの主面側、及び前記コア層の下面と側面を被覆し、
前記封止樹脂は、前記第1クラッド層の前記第2クラッド層とは反対側に積層され、前記第1シリコンフォトニクスチップ及び前記第2シリコンフォトニクスチップを被覆する、光導波路装置。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
主面の側に第1シリコン導波路、第3シリコン導波路、及び第1電極が設けられた第1シリコンフォトニクスチップと、
主面の側に第2シリコン導波路及び第2電極が設けられた半導体レーザ素子と、
第1コア層、第2コア層、第1クラッド層、及び第2クラッド層を含む光導波路と、
封止樹脂と、
前記光導波路及び前記封止樹脂に隣接して配置される光ファイバーと、を有し、
前記第1コア層は、一端部が前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第1シリコン導波路と光結合され、他端部が前記半導体レーザ素子の主面上に配置されて前記第2シリコン導波路と光結合され、
前記第2コア層は、一端部が前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第3シリコン導波路と光結合され、
前記第1クラッド層は、前記第1シリコンフォトニクスチップ及び前記半導体レーザ素子の側面の主面側、前記第1コア層の前記一端部と前記他端部との間に位置する前記第1コア層の上面、及び前記第2コア層の前記一端部を除く前記第2コア層の上面を被覆し、
前記第2クラッド層は、前記第1クラッド層に積層され、前記第1シリコンフォトニクスチップの主面側、前記半導体レーザ素子の主面側、前記第1コア層の下面と側面、及び前記第2コア層の下面と一方の側面を被覆し、
前記第2コア層の他方の側面は、前記第1クラッド層及び前記第2クラッド層から露出して前記光ファイバーと光結合され、
前記封止樹脂は、前記第1クラッド層の前記第2クラッド層とは反対側に積層され、前記第1シリコンフォトニクスチップ及び前記半導体レーザ素子を被覆する、光導波路装置。
【請求項3】
前記第2クラッド層を貫通して一端面が前記第1電極に接続され、他端面が前記第2クラッド層から露出する第1貫通配線と、
前記第2クラッド層を貫通して一端面が前記第2電極に接続され、他端面が前記第2クラッド層から露出する第2貫通配線と、を有する、請求項1又は2に記載の光導波路装置。
【請求項4】
前記第1貫通配線及び前記第2貫通配線は、前記第1電極及び前記第2電極側が小径となる円錐台状であり、前記第1電極及び前記第2電極と直接接合されている、請求項3に記載の光導波路装置。
【請求項5】
前記第1貫通配線及び前記第2貫通配線は、柱状であり、導電性の接合部材を介して前記第1電極及び前記第2電極と接合されている、請求項3に記載の光導波路装置。
【請求項6】
前記第1シリコンフォトニクスチップの主面にアライメントマークが設けられている、請求項1又は2に記載の光導波路装置。
【請求項7】
前記アライメントマークは、前記第1シリコン導波路と同一層に、前記第1シリコン導波路と同一材料により形成されている、請求項6に記載の光導波路装置。
【請求項8】
請求項3に記載の光導波路装置と、
一方の側に接続端子を備えた配線基板と、を有し、
前記光導波路装置は、前記第2クラッド層を前記接続端子の側に向けて、前記配線基板の一方の側に搭載され、
前記第1貫通配線及び前記第2貫通配線の他端面は、導電性の接合部材を介して前記接続端子と接合される、光導波路搭載基板。
【請求項9】
支持体上に、主面の側に第1シリコン導波路及び第1電極が設けられた第1シリコンフォトニクスチップと、主面の側に第2シリコン導波路及び第2電極が設けられた第2シリコンフォトニクスチップとを、各々の前記主面を前記支持体側に向けて配置する工程と、
前記支持体上に、前記第1シリコンフォトニクスチップの側面の主面側、及び第2シリコンフォトニクスチップの側面の主面側を被覆する第1クラッド層を形成する工程と、
前記第1シリコンフォトニクスチップ、前記第2シリコンフォトニクスチップ、及び前記第1クラッド層上に、封止樹脂を形成する工程と、
前記支持体を除去する工程と、
前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上、前記第2シリコンフォトニクスチップの主面上、及び前記第1クラッド層上に、一端部が前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第1シリコン導波路と光結合され、他端部が前記第2シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第2シリコン導波路と光結合されるように、コア層を直接形成する工程と、
前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上、前記第2シリコンフォトニクスチップの主面上、及び前記第1クラッド層上に、前記コア層を被覆する第2クラッド層を形成する工程と、を有する、光導波路装置の製造方法。
【請求項10】
支持体上に、主面の側に第1シリコン導波路、第3シリコン導波路、及び第1電極が設けられた第1シリコンフォトニクスチップと、主面の側に第2シリコン導波路及び第2電極が設けられた半導体レーザ素子とを、各々の前記主面を前記支持体側に向けて配置する工程と、
前記支持体上に、前記第1シリコンフォトニクスチップの側面の主面側、及び半導体レーザ素子の側面の主面側を被覆する第1クラッド層を形成する工程と、
前記第1シリコンフォトニクスチップ、前記半導体レーザ素子、及び前記第1クラッド層上に、封止樹脂を形成する工程と、
前記支持体を除去する工程と、
前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上、前記半導体レーザ素子の主面上、及び前記第1クラッド層上に、一端部が前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第1シリコン導波路と光結合され、他端部が前記半導体レーザ素子の主面上に配置されて前記第2シリコン導波路と光結合されるように、第1コア層を直接形成すると共に、一端部が前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第3シリコン導波路と光結合されるように、第2コア層を直接形成する工程と、
前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上、前記半導体レーザ素子の主面上、及び前記第1クラッド層上に、前記第1コア層及び前記第2コア層を被覆する第2クラッド層を形成する工程と、
前記第2コア層の他端部に光ファイバーを光結合する工程と、を有する、光導波路装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光導波路装置及びその製造方法、光導波路搭載基板に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
各種のコンピュータやデータ通信などの装置が設置されたデータセンター等において、シリコンフォトニクスチップと光導波路とを有する光導波路装置を用いて光信号の送受信が行われている。このような光導波路装置では、シリコンフォトニクスチップのシリコン導波路と光導波路のコア層とが光結合されている。例えば、シリコン導波路を有するシリコンフォトニクスチップと、コア層を有する光導波路とを別々に作製し、両者を接合することで、シリコンフォトニクスチップのシリコン導波路と光導波路のコア層とを光結合する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-81586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、シリコンフォトニクスチップのシリコン導波路と光導波路のコア層との位置精度が高い光導波路装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本光導波路装置は、主面の側に第1シリコン導波路及び第1電極が設けられた第1シリコンフォトニクスチップと、主面の側に第2シリコン導波路及び第2電極が設けられた第2シリコンフォトニクスチップと、コア層、第1クラッド層、及び第2クラッド層を含む光導波路と、封止樹脂と、を有し、前記コア層は、一端部が前記第1シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第1シリコン導波路と光結合され、他端部が前記第2シリコンフォトニクスチップの主面上に配置されて前記第2シリコン導波路と光結合され、前記第1クラッド層は、前記第1シリコンフォトニクスチップ及び前記第2シリコンフォトニクスチップの側面の主面側、及び前記コア層の前記一端部と前記他端部との間に位置する前記コア層の上面を被覆し、前記第2クラッド層は、前記第1クラッド層に積層され、前記第1シリコンフォトニクスチップの主面側、前記第2シリコンフォトニクスチップの主面側、及び前記コア層の下面と側面を被覆し、前記封止樹脂は、前記第1クラッド層の前記第2クラッド層とは反対側に積層され、前記第1シリコンフォトニクスチップ及び前記第2シリコンフォトニクスチップを被覆する。
【発明の効果】
【0006】
開示の技術によれば、シリコンフォトニクスチップのシリコン導波路と光導波路のコア層との位置精度が高い光導波路装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る光導波路装置を例示する断面図である。
第1実施形態に係る光導波路装置の製造工程を例示する図(その1)である。
第1実施形態に係る光導波路装置の製造工程を例示する図(その2)である。
第1実施形態に係る光導波路装置の製造工程を例示する図(その3)である。
第1実施形態に係る光導波路装置の製造工程を例示する図(その4)である。
第1実施形態の変形例に係る光導波路装置を例示する断面図である。
第1実施形態の変形例に係る光導波路装置の製造工程を例示する図である。
第2実施形態に係る光導波路装置を例示する断面図である。
第3実施形態に係る光導波路搭載基板を例示する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0009】
〈第1実施形態〉
[光導波路装置]
図1は、第1実施形態に係る光導波路装置を例示する断面図である。図1を参照すると、光導波路装置1は、シリコンフォトニクスチップ10と、シリコンフォトニクスチップ20と、光導波路30と、封止樹脂40とを有している。
【0010】
シリコンフォトニクスチップ10は、シリコン基板11と、絶縁層12と、シリコン導波路13と、電極14とを有している。シリコン基板11の一方の面は、絶縁層12で被覆されている。シリコン導波路13及び電極14は、シリコンフォトニクスチップ10の主面10mの側に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

カンタツ株式会社
光学系
22日前
カンタツ株式会社
撮像レンズ
25日前
株式会社シグマ
望遠ズームレンズ
22日前
有限会社金沢製作所
拡大鏡
23日前
株式会社コシナ
ズームレンズ
4日前
学校法人立命館
光演算装置
17日前
個人
セパレート型スマートグラス
16日前
日精テクノロジー株式会社
撮像光学系
10日前
株式会社QDレーザ
画像投影装置
17日前
本多通信工業株式会社
光コネクタ
3日前
株式会社アドバンテスト
光コネクタ
1か月前
東レ株式会社
偏光板成型用ポリエステルフィルム
17日前
新光技研株式会社
光マイクロスイッチ
23日前
AGC株式会社
光学フィルタ
3日前
セイコーエプソン株式会社
虚像表示装置
17日前
セイコーエプソン株式会社
虚像表示装置
18日前
AGC株式会社
光学フィルタ
3日前
キヤノン株式会社
レンズ駆動装置
1か月前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
4日前
日本精機株式会社
反射鏡ホルダー及び反射鏡ユニット
22日前
AGC株式会社
光学フィルタ
3日前
日本通信電材株式会社
光配線架
9日前
日本通信電材株式会社
光成端箱
9日前
キヤノン株式会社
光走査装置
25日前
大日本印刷株式会社
光学素子
18日前
キヤノン株式会社
レンズユニットおよびレンズ鏡筒
9日前
AGC株式会社
防眩層付透明基材
1か月前
キヤノン株式会社
顕微鏡
17日前
大日本印刷株式会社
光学素子
18日前
株式会社ダイセル
防眩フィルム
1か月前
日本特殊陶業株式会社
波長変換部材、および発光装置
18日前
日本特殊陶業株式会社
波長変換部材、および発光装置
17日前
株式会社デンソーテン
表示装置
26日前
日本放送協会
角度選択フィルター
2日前
キヤノン株式会社
光学系および表示装置
12日前
日本精機株式会社
表示装置及びヘッドアップディスプレイ装置
18日前
続きを見る