TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025077224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189253
出願日2023-11-06
発明の名称光ファイバケーブル
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G02B 6/44 20060101AFI20250512BHJP(光学)
要約【課題】十分な強度を維持しつつ難燃性を有する光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】光ファイバケーブルは、複数の光ファイバ心線と、複数の光ファイバ心線の周囲に設けられた外被と、を備えており、外被は、複数の光ファイバ心線の外側に設けられた内層と、前記内層の外側に設けられた外層とを有し、記外層に用いられる材料の密度が1.4g/cm3以上であり、内層に用いられる材料の密度が1.4g/cm3未満であり、前記外層に用いられる材料の酸素指数が36以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光ファイバ心線と、
前記複数の光ファイバ心線の周囲に設けられた外被と、
を備えており、
前記外被は、前記複数の光ファイバ心線の外側に設けられた内層と、前記内層の外側に設けられた外層とを有し、
前記外層に用いられる材料の密度が1.4g/cm

以上であり、前記内層に用いられる材料の密度が1.4g/cm

未満であり、
前記外層に用いられる材料の酸素指数が36以上である、光ファイバケーブル。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記外層の算術平均粗さRaの平均値は0.8um以下であり、前記外層の最大高さ粗さRzの平均値は6.0um以下である、
請求項1に記載の光ファイバケーブル。
【請求項3】
前記内層内に配置された複数のテンションメンバを備えており、
前記内層に用いられる材料の23℃における貯蔵弾性率が800MPa以上である、
請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
【請求項4】
前記内層の厚みは、前記テンションメンバの径より0.1mm以上大きく、前記外被の厚みの半分以下である、請求項3に記載の光ファイバケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバケーブルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、空気圧送用の光ファイバケーブルを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-60438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では、光ファイバケーブルの接続箇所を減らすことを目的として屋外から屋内へ引き込めるケーブル配線の需要が高まっている。屋外ケーブルであれば、難燃性はあまり必要ないが、屋内ケーブルは、難燃性の基準が厳しく、屋内用ケーブルに必要な難燃性が付与された光ファイバケーブルの要求が高まっている。しかしながら、難燃性の高い材料は一般的にヤング率が低く、難燃性を高める程、外被の強度が低下する傾向にある。
【0005】
本開示は、十分な強度を維持しつつ難燃性を有する光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る光ファイバケーブルは、
複数の光ファイバ心線と、
前記複数の光ファイバ心線の周囲に設けられた外被と、
を備えており、
前記外被は、前記複数の光ファイバ心線の外側に設けられた内層と、前記内層の外側に設けられた外層とを有し、
前記外層に用いられる材料の密度が1.4g/cm

以上であり、前記内層に用いられる材料の密度が1.4g/cm

未満であり、
前記外層に用いられる材料の酸素指数が36以上である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、十分な強度を維持しつつ難燃性を有する光ファイバケーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
光ファイバケーブルに収容される光ファイバリボンの一例を示す平面図である。
変形例に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本開示の実施形態の説明)
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の一態様に係る光ファイバケーブルは、
(1)複数の光ファイバ心線と、
前記複数の光ファイバ心線の周囲に設けられた外被と、
を備えており、
前記外被は、前記複数の光ファイバ心線の外側に設けられた内層と、前記内層の外側に設けられた外層とを有し、
前記外層に用いられる材料の密度が1.4g/cm

以上であり、前記内層に用いられる材料の密度が1.4g/cm

未満であり、
前記外層に用いられる材料の酸素指数が36以上である。
このような構成によれば、外層は、密度が1.4g/cm

以上且つ酸素指数が36以上の材料により形成されるので、高い難燃性を有する。一方、内層は、密度が1.4g/cm

未満の材料により形成されるので、ケーブル全体が十分な強度を有する。したがって、十分な強度を維持しつつ難燃性を有する光ファイバケーブルを提供することができる。
【0010】
(2)上記(1)において、前記外層の算術平均粗さRaの平均値は0.8um以下であり、前記外層の最大高さ粗さRzの平均値は6.0um以下でもよい。
このような構成によれば、外層は、高い表面平滑性を有するので、例えばケーブル敷設作業として光ファイバケーブルをダクト内で空気圧送する際に、光ファイバケーブルの外被とダクトとの摩擦を減らすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友電気工業株式会社
ペレット
7日前
住友電気工業株式会社
接続構造
3日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
今日
住友電気工業株式会社
半導体装置
今日
住友電気工業株式会社
導電性線材
3日前
住友電気工業株式会社
光ケーブル
4日前
住友電気工業株式会社
光ファイバケーブル
今日
住友電気工業株式会社
光ファイバの製造方法
17日前
住友電気工業株式会社
配線構造および増幅器
今日
住友電気工業株式会社
超硬合金および切削工具
3日前
住友電気工業株式会社
通信システム及び通信方法
7日前
住友電気工業株式会社
銅合金線の製造方法、および銅合金線
4日前
住友電気工業株式会社
複合多孔質体、及び複合多孔質体の製造方法
4日前
住友電気工業株式会社
金属多孔体、亜酸化窒素分解素子および亜酸化窒素分解装置
11日前
住友電気工業株式会社
光コネクタ
10日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子金具
7日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
4日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子金具
7日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
7日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子金具
7日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ装置
5日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ装置
5日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子およびコネクタ
今日
株式会社オートネットワーク技術研究所
フローティングコネクタ
5日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
磁性体付きバスバー組立体
4日前
住友電気工業株式会社
炭化珪素基板、エピタキシャル基板の製造方法、半導体装置の製造方法および炭化珪素結晶の製造方法
4日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
グロメットおよびグロメット付き配線部材
7日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
フローティングコネクタ及びコネクタ装置
5日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
フローティングコネクタ及びコネクタ装置
5日前
住友電気工業株式会社
炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法および炭化珪素半導体装置の製造方法
7日前
個人
再帰反射材
1か月前
カンタツ株式会社
光学系
6日前
日本精機株式会社
表示装置
7日前
株式会社シグマ
結像光学系
10日前
株式会社シグマ
レンズ鏡筒
17日前
個人
眼鏡装着位置変更具
今日
続きを見る