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公開番号
2025071527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181761
出願日
2023-10-23
発明の名称
金属多孔体、亜酸化窒素分解素子および亜酸化窒素分解装置
出願人
住友電気工業株式会社
,
国立大学法人北海道大学
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B01J
23/78 20060101AFI20250428BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】大きな比表面積を有する金属多孔体、該金属多孔体からなる亜酸化窒素分解素子、および、該亜酸化窒素分解素子を備える亜酸化窒素分解装置を提供する。
【解決手段】三次元網目状構造を有する骨格を備える金属多孔体であって、前記骨格は、複数の支柱部と、複数の前記支柱部を繋ぐノード部と、から構成され、前記骨格は、前記骨格の表面に開口した複数の開口孔を備え、前記骨格は、ニッケル、コバルト、鉄、スズ、銅およびクロムからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、金属多孔体である。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
三次元網目状構造を有する骨格を備える金属多孔体であって、
前記骨格は、複数の支柱部と、複数の前記支柱部を繋ぐノード部と、から構成され、
前記骨格は、前記骨格の表面に開口した複数の開口孔を備え、
前記骨格は、ニッケル、コバルト、鉄、スズ、銅、および、クロムからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、金属多孔体。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記骨格のBET表面積は、0.8m
2
/g以上である、請求項1に記載の金属多孔体。
【請求項3】
前記骨格の前記開口孔の最大径の平均は、0.1μm以上2μm以下である、請求項1また請求項2に記載の金属多孔体。
【請求項4】
前記骨格の前記表面において、前記開口孔の単位面積あたりの数は、1.6個/μm
2
以上5個/μm
2
以下である、請求項1または請求項2に記載の金属多孔体。
【請求項5】
前記骨格の気孔率は、20%以上40%以下である、請求項1または請求項2に記載の金属多孔体。
【請求項6】
前記金属多孔体は、カリウムを含む、請求項1または請求項2に記載の金属多孔体。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の金属多孔体からなる亜酸化窒素分解素子。
【請求項8】
請求項7に記載の亜酸化窒素分解素子を備える亜酸化窒素分解装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、金属多孔体、亜酸化窒素分解素子および亜酸化窒素分解装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
亜酸化窒素(N
2
O)は、温室効果ガスの1種であり、地球温暖化係数が二酸化炭素(CO
2
)の約300倍と高く、わずかな量でも地球温暖化に影響を与えるとされている。
【0003】
焼却炉、化学工場および自動車などから排出される排気ガスに含まれる亜酸化窒素を除去するため、亜酸化窒素を分解する触媒が用いられている。該触媒としては、ニッケルまたはコバルトの酸化物が挙げられる。
【0004】
特許文献1には、基材として金属メッシュ様構造を用い、基材上に配置された窒素酸化物変換触媒を用いて、流体から窒素酸化物を除去する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2003-512150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、金属メッシュ様構造からなる基材上に、触媒を塗工して、亜酸化窒素分解能を得ている。一方、金属多孔体が触媒物質からなる場合、金属多孔体自体が亜酸化窒素分解能を有する可能性がある。金属多孔体自体を亜酸化窒素分解触媒として用いる場合、亜酸化窒素分解能を向上させるためには、金属多孔体の比表面積を増加させることが有効である。
【0007】
そこで、本開示は、大きな比表面積を有する金属多孔体、該金属多孔体からなる亜酸化窒素分解素子、および、該亜酸化窒素分解素子を備える亜酸化窒素分解装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の金属多孔体は、
三次元網目状構造を有する骨格を備える金属多孔体であって、
前記骨格は、複数の支柱部と、複数の前記支柱部を繋ぐノード部と、から構成され、
前記骨格は、前記骨格の表面に開口した複数の開口孔を備え、
前記骨格は、ニッケル、コバルト、鉄、スズ、銅およびクロムからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、金属多孔体である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、大きな比表面積を有する金属多孔体、該金属多孔体からなる亜酸化窒素分解素子、および、該亜酸化窒素分解素子を備える亜酸化窒素分解装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1の三次元網目状構造を有する骨格におけるセル部の1つに着目した拡大模式図である。
図2は、セル部の形状の一態様を示す模式図である。
図3は、セル部の形状の他の態様を示す模式図である。
図4は、セル部の形状の他の態様を示す模式図である。
図5は、接合した2つのセル部の態様を示す模式図である。
図6は、接合した4つのセル部の態様を示す模式図である。
図7は、複数のセル部が接合することによって形成された三次元網目状構造を有する骨格の一態様を示す模式図である。
図8は、実施形態1の金属多孔体の形状の一態様を示す模式図である。
図9は、実施形態1の金属多孔体の骨格の表面のSEM像の一例を示す図である。
図10は、実施形態1の金属多孔体の骨格の断面のSEM像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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