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公開番号
2025107807
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001260
出願日
2024-01-09
発明の名称
局所排気装置
出願人
株式会社島津理化
代理人
弁理士法人京都国際特許事務所
主分類
B01L
1/00 20060101AFI20250714BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】ドラフトチャンバに対して物品を出し入れする際の作業効率を改善する。
【解決手段】作業台(110)と、前記作業台の上方の空間である作業空間の側方及び前方を塞ぐカバー(150)と、前記作業空間内の気体を外部に排出する排気ユニットと、を備え、前記カバーが、前記作業空間の前方に配置された上下動可能な前面パネル(151)と、前記作業空間の側方に該作業空間を挟んで対向配置された一対の上下動可能な側面パネル(152)と、を有する局所排気装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
作業台と、
前記作業台の上方の空間である作業空間の側方及び前方を塞ぐカバーと、
前記作業空間内の気体を外部に排出する排気ユニットと、
を備え、
前記カバーが、前記作業空間の前方に配置された上下動可能な前面パネルと、前記作業空間の側方に該作業空間を挟んで対向配置された一対の上下動可能な側面パネルと、を有する局所排気装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記前面パネルと前記側面パネルが相互に固定されている請求項1に記載の局所排気装置。
【請求項3】
作業台と、
前記作業台の上方の空間である作業空間の側方及び前方を塞ぐカバーと、
前記作業空間内の気体を外部に排出する排気ユニットと、
を備え、
前記カバーが、前記作業空間の前方に配置された前面パネルと、前記作業空間の側方に該作業空間を挟んで対向配置された一対の側面パネルとを有し、前記前面パネルの下端及び前記一対の側面パネルの各々の下端が、前記作業台の上面から10cm以上上方に位置している局所排気装置。
【請求項4】
更に、前記作業空間に気体を供給する給気ユニットを有し、
前記排気ユニットの気体吸い込み口と前記給気ユニットの気体吹き出し口とが前記作業空間を挟んで上下に対向配置されている請求項1又は3に記載の局所排気装置。
【請求項5】
前記排気ユニットが、エアフィルターを有する請求項1又は3に記載の局所排気装置。
【請求項6】
前記給気ユニットが、エアフィルターを有する請求項4に記載の局所排気装置。
【請求項7】
更に、前記作業空間の側方において前記作業台の上面と前記側面パネルの間を被覆する着脱自在な側方閉鎖プレートを有する請求項1又は3に記載の局所排気装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、局所排気装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
実験室等において、人体又は環境に有害なガスが発生する(又は発散される)作業を行う際には、ドラフトチャンバとよばれる局所排気装置が用いられる。ドラフトチャンバは、作業台と、作業台上方の空間を囲む箱状の囲繞部と、囲繞部内の気体を排出する排気装置とを備えている。囲繞部の前面には上下動可能なサッシが設けられており、ドラフトチャンバで作業を行う際には、作業者が前記サッシを上昇させ、作業台の上面とサッシの下端との間の隙間から囲繞部内にアクセスする(例えば特許文献1を参照)。ドラフトチャンバ内での作業によって発生又は発散された有害ガス(例えば、揮発した有機溶剤)は、排気装置によって囲繞部外に排出された後、適切に処理される。そのため、このようなドラフトチャンバを用いることにより、有害ガスを周囲に拡散させることなく安全に作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
登録実用新案公報第3140619号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業場又は研究室等にドラフトチャンバを設置する場合は、ドラフトチャンバの作業台と、ドラフトチャンバに隣接配置された別の作業台の高さを同程度に設計することが多い。これはドラフトチャンバと前記別の作業台との間で物品(器具、装置、又は試料若しくは試薬が収容された容器等)を移送するときの落下事故等を防ぐためである。しかしながら、上記のような従来のドラフトチャンバでは、ドラフトチャンバ内の作業台と、前記別の作業台との間で物品を移動させる際に、各作業台の前方(すなわち正面側)から物品をやり取りする必要があるため、一旦物品を空中で運ぶこととなり、作業動線が長く、作業効率が悪いという問題があった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ドラフトチャンバに対して物品を出し入れする際の作業効率を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために成された本発明に係る局所排気装置は、
作業台と、
前記作業台の上方の空間である作業空間の側方及び前方を塞ぐカバーと、
前記作業空間内の気体を外部に排出する排気ユニットと、
を備え、
前記カバーが、前記作業空間の前方に配置された上下動可能な前面パネルと、前記作業空間の側方に該作業空間を挟んで対向配置された一対の上下動可能な側面パネルとを有するものである。
【0007】
また、上記課題を解決するために成された本発明に係る局所排気装置は、
作業台と、
前記作業台の上方の空間である作業空間の側方及び前方を塞ぐカバーと、
前記作業空間内の気体を外部に排出する排気ユニットと、
を備え、
前記カバーが、前記作業空間の前方に配置された前面パネルと、前記作業空間の側方に該作業空間を挟んで対向配置された一対の側面パネルとを有し、前記前面パネルの下端及び前記一対の側面パネルの各々の下端が、前記作業台の上面から10cm以上上方に位置しているものであってもよい。
【発明の効果】
【0008】
上記構成を有する本発明に係る局所排気装置によれば、作業空間の前方側だけでなく側方側からも物品を出し入れできるため、ドラフトチャンバに対して物品を出し入れする際の作業効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る局所排気装置の斜視図。
前記局所排気装置の側方断面図。
本発明の別の実施形態に係る局所排気装置の斜視図。
本発明の更に別の実施形態に係る局所排気装置の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る局所排気装置について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る局所排気装置の斜視図であり、図2は前記局所排気装置の側方断面図である。以下では、この局所排気装置をその正面側から見た状態を基準に前後左右を規定する(図1を参照)。
(【0011】以降は省略されています)
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