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公開番号
2025109646
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024059411
出願日
2024-04-02
発明の名称
二酸化炭素吸着剤
出願人
株式会社日本触媒
代理人
主分類
B01J
20/26 20060101AFI20250717BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】
本発明は、二酸化炭素吸着能の低下を抑制可能な二酸化炭素吸着剤用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】
ポリアルキレンイミン系化合物を含む化合物(A)と、少なくとも1つのアミノ基および/またはイミノ基と、カルボキシル基、ホスホン酸基、スルホン酸基及びそれらの中和塩からなる群から選択される少なくとも1つの酸性基(塩)とを有する化合物(B)を含む二酸化炭素吸着剤用組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアルキレンイミン系化合物を含む化合物(A)と、少なくとも1つのアミノ基および/またはイミノ基と、カルボキシル基、ホスホン酸基、スルホン酸基及びそれらの中和塩からなる群から選択される少なくとも1つの酸性基(塩)とを有する化合物(B)を含む二酸化炭素吸着剤用組成物。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記ポリアルキレンイミン系化合物がポリエチレンイミンである請求項1に記載の二酸化炭素吸着剤用組成物。
【請求項3】
前記化合物(A)における1級アミン、2級アミン、及び3級アミンのモル比が、10~50:10~60:10~50である、請求項1に記載の二酸化炭素吸着剤用組成物。
【請求項4】
前記化合物(A)の数平均分子量が300以上100,000以下である、請求項1に記載の二酸化炭素吸着剤用組成物。
【請求項5】
前記化合物(B)が、メチルグリシン二酢酸、グルタミン酸二酢酸、イミノジコハク酸、ヒドロキシイミノジコハク酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸及びそれらの中和塩から選択された少なくとも1種である、請求項1に記載の二酸化炭素吸着剤用組成物。
【請求項6】
前記化合物(A)100質量部に対する前記化合物(B)の含有量が0.1質量部以上10質量部以下である、請求項1に記載の二酸化炭素吸着剤用組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸着剤用組成物と担体を含む二酸化炭素吸着剤。
【請求項8】
前記担体が多孔質担体粒子である、請求項7に記載の二酸化炭素吸着剤。
【請求項9】
前記担体がベントナイト、アタパルジャイト、カオリナイト、モンモリロナイト、ボールクレイ、フラー土、ヘクトライト、パリゴルスカイト、サポナイト、セピオライト、ハロイサイト、シリカ、硫酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、ヒュームドシリカ、活性炭、または金属有機構造体の1つ以上を含む、請求項7に記載の二酸化炭素吸着剤。
【請求項10】
前記担体100質量部に対する前記化合物(A)の含有量が5質量部以上200質量部以下である、請求項7に記載の二酸化炭素吸着剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はポリアルキレンイミン系化合物を含む化合物(A)と、少なくとも1つのアミノ基および/またはイミノ基と、カルボキシル基、ホスホン酸基、スルホン酸基及びそれらの中和塩からなる群から選択される少なくとも1つの酸性基(塩)とを有する化合物(B)を含む二酸化炭素吸着剤用組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、地球温暖化対策の一つとして、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の放出を削減するために、ガス中のCO2を分離回収するためのCO2分離回収材の開発が行われている。例えば、特開2012-55886(特許文献1)や特表2019-507674(特許文献2)には、混合ガスから二酸化炭素を吸収するための固体二酸化炭素吸着剤として、アミンで処理したシリカ粒子が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-55886号公報
特表2019-507674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の通りアミンで処理された吸着剤は二酸化炭素吸着能を有するものの、二酸化炭素の吸着工程および脱離工程を繰り返すことにより、二酸化炭素吸着能が低下するという課題があることが分かった。
本発明の目的は、二酸化炭素吸着能の低下を抑制可能な二酸化炭素吸着剤用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、二酸化炭素吸着能の低下は脱離工程時の加熱によるアミンの酸化劣化に起因するものであり、アミンの酸化劣化は吸着剤に含まれる金属成分に誘起されるものと推察し、種々検討を行い、ポリアルキレンイミン系化合物を含む化合物(A)と、少なくとも1つのアミノ基および/またはイミノ基と、カルボキシル基、ホスホン酸基、スルホン酸基及びそれらの中和塩からなる群から選択される少なくとも1つの酸性基(塩)とを有する化合物(B)を含む二酸化炭素吸着剤用組成物を用いることで、上記課題の解決を達成した二酸化炭素吸着剤を提供できることを見出し、本発明を完成させた。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、二酸化炭素吸着能の低下を抑制可能な二酸化炭素吸着剤用組成物およびその利用技術が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の一実施形態に関して以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。
【0008】
<化合物A>
本開示の二酸化炭素吸収剤用組成物は、化合物(A)を含む。本開示の化合物(A)はポリアルキレンイミン系化合物である。
<ポリアルキレンイミン>
本明細書において、ポリアルキレンイミン系化合物とは、主鎖がアルキレン基とアミノ基からなる構造単位、すなわち、下記式(A-1)、(A-2)および/または(A-3)で表される構造単位を有する化合物(ポリマー)を意図する。
【0009】
TIFF
2025109646000001.tif
76
69
【0010】
上記式(A-1)、(A-2)および(A-3)中、Qはアルキレン基を表す。ここで、Qで表されるアルキレン基としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等が挙げられる。ポリアルキレンイミン系化合物中に複数含まれる上記式(A-1)、(A-2)または(A-3)で表される構造単位において、Qは同じであってもよく、それぞれ異なっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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