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公開番号
2025131969
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029249
出願日
2024-02-29
発明の名称
水中懸濁物質付着素材
出願人
日本ソリッド株式会社
代理人
主分類
B01D
21/00 20060101AFI20250903BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】
沈殿池等の汚濁水を長期間連続運転を可能とする器具を提供することを目的とする。
【解決手段】
芯体から少なくとも一方向に、比重1以下のループ状紐状体を水平方向に設け水中懸濁物質付着素材。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
芯体の長手方向に芯体から少なくとも一方方向に、比重1以下のループ状紐状体を水平方向に設けたことを特徴とする、水中懸濁物質付着素材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、下水、浚渫工事等により発生する汚濁水の清澄化処理に用いる水中懸濁物質付着素材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来汚濁水の処理に用いられる器具としては、膜状体、水流傾斜板等の種々のものが使用されている。しかしながら、これらの器具を長期間使用していると、汚濁物質等が付着したり、器具が閉塞する等の欠点があった。
これらの問題点を解決する方法のひとつとして、汚濁水に凝集剤を添加した後、フロック形成池、必要により濃縮槽、沈殿池およびろ過池で順次処理する方法において、前記沈殿池とろ過池の間に混和池を設け、該混和池に、紐状物、綿塊状物およびネット状物の少なくとも一種で構成されたスライム形成体を水流に対して対向・斜向・平行にするように設け、さらにこれらをジグザグに展張し、さらに該混和池に凝集剤を添加して処理してなる汚濁水の処理方法が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021―053602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、汚濁水の処理を凝集剤等の薬剤を併用しなくとも長期間連続的に実施でき、メンテナンスを行う必要のない器具について種々研究を重ねた結果本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明は、芯体の長手方向に芯体から少なくとも一方向に、比重1以下のループ状紐状体を水平方向に設けた水中懸濁物質付着素材である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の水中懸濁物質付着素材は、長期間の使用によっても紐状体に懸濁物質を良く付着させることができ、かつ懸濁物質が、長い紐状(みみず状)に付着するため、ある程度成長することによって自重で剥離し、水底に落下し、さらに新たに付着することから、メンテナンスを行うことなく、長期間に亘り連続運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の水中懸濁物質付着素材の側面図。
図1の水中懸濁物質付着素材の平面図。
芯体1に四方向に比重1以下の紐状物を設けた水中懸濁物質付着素材の平面図。
芯体1に全方向に比重1以下の紐状物を設けた水中懸濁物質付着素材の平面図。
フロートに水中懸濁物質付着素材を吊下した状態を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の水中懸濁物質付着素材の形態自体は、例えば特許文献1に記載されているようにそれ自体は公知である。本発明の最大の特徴は、ループ状紐状物2が水に浮く物質、換言すれば比重1以下の性質を有することである。かかる性質を有することによって凝集剤等を併用しなくとも長期間に亘りメンテナンスを行うことなく連続運転が可能となる。また他の態様としてループ状紐状物2に代えて直線状あるいは波形状の紐状物も使用することができる。
本発明の水中懸濁物質付着素材の原材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂が好適に用いられる。
【0009】
図1は芯体1から比重1以下のループ状紐状体2を左右に水平方向に設けた水中懸濁物質付着素材の側面図を示す。図2は、図1の水中懸濁物質付着素材の平面図である。図3は芯体1から四方向にループ状紐状体2を設けたときの水中懸濁物質付着素材の平面図である。図4は芯体1から全方向にループ状紐状物2を設けたときの水中懸濁物質付着素材の平面図である。図5はフロート3に水中懸濁物質付着素材を吊下した状態を示す側面図である。
【0010】
比重1以下のループ状紐状物2を芯体1に設ける場合芯体1に縦方向に一直線状に設けても、また芯体1に渦巻状にして設けてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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