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公開番号2025123809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019507
出願日2024-02-13
発明の名称屋外沈殿池
出願人日本ソリッド株式会社
代理人
主分類B01D 21/02 20060101AFI20250818BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】
屋外沈殿池において、年間を通じて処理能力を低下させない屋外沈殿池。

【解決手段】
屋外沈殿池の表層水面の一部または全面に表層水面から5~30cm突出するフロートを用いて、表層水面100m2当たり1~100区画して展張、設置することを特徴とする、屋外沈殿池。

【選択図】 図7

特許請求の範囲【請求項1】
屋外沈殿池の表層水面の一部または全面に表層水面から5~30cm突出するフロートを用いて、表層水面100m

当たり1~100区画して展張、設置することを特徴とする、屋外沈殿池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃水処理を行う屋外沈殿池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
沈殿池として横流沈殿池、円形沈殿池等があるが、通常屋外に設置されているのが一般的である。設置場所も海岸、湖沼、広域区域に設置されている場合が多い。
しかしながら、これらの場所に設置された屋外沈殿池は、風雨や季節水温などの変化により、処理能力が低下する問題があった。すなわち、水面が、風が吹くことによって渦に伴う波や片流れ、渦流、乱流等を生起し、表層水面を乱す要因となっていた。このように、外部要因、特に風力によって、屋外沈殿池に片流れ、偏流、温度対流等が生起し、屋外沈殿池の効率を阻害し、運転維持管理が不安定化する欠点があった。特に大型の屋外沈殿池においては、表層水面にさざ波や片流れが生じ、擾乱やキャリーオーバー等による通水の偏流化によって屋外沈殿池の処理効率を低下させ、処理水の未処理化を招いていた。特に屋外沈殿池が製造工程の一部に組込まれている場合には処理水量を大幅に落として運転せざるを得ず、生産量に影響を与えていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は屋外沈殿池において、風雨や季節水温変化の影響を受けずに常時一定の処理が出来る屋外沈殿池について、種々研究を重ねて本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0004】
すなわち、屋外沈殿池の表層水面の一部または全面に、表層水面から5~30cm突出するフロートを用いて、表層水面100m

当たり1~100区画になるように区画して展張、設置する屋外沈殿池である。
【発明の効果】
【0005】
本発明の屋外沈殿池により汚濁水を処理することにより、風や季節水温の変化によっても年間を通じて一定の安定した処理能力を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
丸形フロートの斜視図。
楕円形フロートの斜視図。
三角形フロートの斜視図。
四角形フロートの斜視図。
フィン付フロートの斜視図。
板状体を半円形フロートで挟持したフロートの斜視図。
屋外沈殿池内をフロートによって区画展張した屋外沈殿池の平面図
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の屋外沈殿池に設置するフロートは、図1に示すような丸形のフロート1、図2に示すような楕円形のフロート1、図3に示すような三角形のフロート1、図4に示すような四角形のフロート1、図5に示すようなフィン2付のフロート1、図6に示すような板状体3を半円形のフロートで挟持したフロート1等が挙げられる。前記各フロートには、ロープ5を挿通する挿通口4が設けられている。特にフロートとしては図1に示すフロートが好ましい。
フロート1を表層水面に設置する場合、表層水面上に鉛直方向に5~30cm好ましくは10~25cm露出していることが必要である。5cm未満あるいは30cmを超える高さであると本発明の目的とする効果が得られない。
【0008】
屋外沈殿池内をフロート1によって区画する場合、ロープ5をフロート1の挿通口4に通して、例えば図7に示すように碁盤目状に展張することによって達成することができる。一区画内の面積は屋外沈殿池の規模にもよるが、表層水面100m

当たり1~100区画好ましくは2~50区画になるように区画して展張、設置することが必要である。区画にする形態は図7に示すように碁盤目状に区画展張する他、三角形状、蜘蛛の巣状等種々の形態に展張することができる。前記、表層水面を1区画100m

以上にすると処理量に影響を及ぼすので好ましくない。
【符号の説明】
【0009】
1・・・フロート
4・・・挿通口

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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