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公開番号
2025152384
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024054250
出願日
2024-03-28
発明の名称
水処理装置
出願人
株式会社川本製作所
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
B01D
24/46 20060101AFI20251002BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】リークリスク及びろ過材の不必要な逆洗を抑制できる水処理装置を提供すること。
【解決手段】水処理装置1は、水から除去対象の成分を除去するろ過材23、及び、ろ過材23の積み高さの中央側においてろ過材23で処理した処理水を採水する中間採水口24を有するろ過槽13と、ろ過材23に処理水を逆流させて洗浄を行う逆洗ポンプ17と、中間採水口24に接続され、中間採水口24から採水した処理水の水質を監視する自動水質監視装置18と、自動水質監視装置18で監視した処理水の水質が除去対象の成分のリークと判定される所定の水質であるときに、逆洗ポンプ17を制御してろ過材23の逆洗処理を行う制御装置20と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
原水から除去対象の成分を除去するろ過材、及び、前記ろ過材の積み高さの中央側において前記ろ過材で処理した処理水を採水する中間採水口を有するろ過槽と、
前記ろ過材に前記処理水を逆流させて洗浄を行う逆洗ポンプと、
前記中間採水口に接続され、前記中間採水口から採水した前記処理水の水質を監視する自動水質監視装置と、
前記自動水質監視装置で監視した前記処理水の水質が前記除去対象の成分のリークと判定される所定の水質であるときに、前記逆洗ポンプを制御して前記ろ過材の逆洗処理を行う制御装置と、
を備える水処理装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記自動水質監視装置で監視した前記処理水の水質が前記所定の水質であるとき、前記逆洗処理を即時行う即時逆洗処理、及び/又は、前記自動水質監視装置で前記処理水の水質が前記所定の水質であることを検出したときに、前記即時逆洗処理とは異なるタイミングで前記逆洗処理を行う特定逆洗処理を選択的に行う、請求項1に記載の水処理装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前回の前記逆洗処理から前記所定の水質を検出するまでの時間又は処理水量と、前記所定の水質を検出したときから前記特定逆洗処理を行うまでの時間又は水量と、安全率と、に基づいて前記即時逆洗処理及び前記特定逆洗処理を選択する、請求項2に記載の水処理装置。
【請求項4】
前記ろ過槽へ前記原水を供給するポンプと、
前記ろ過槽で処理した水を貯留する貯水槽と、
前記貯水槽の水位を検出する水位検出器と、を備え、
前記制御装置は、前記特定逆洗処理を選択したときに、前記貯水槽の水位が所定の水位より低いと、前記ポンプの駆動を継続し、前記貯水槽の水位が前記所定の水位以上であると、前記ポンプを停止し前記逆洗ポンプを駆動する、請求項2又は請求項3に記載の水処理装置。
【請求項5】
前記中間採水口が設けられる高さ位置H2は、前記ろ過材の積み高さをH1としたときに、H1/4≦H2≦H1/2である、請求項1に記載の水処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ろ過槽で水をろ過する水処理装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従前から、原水に含まれる砂等の固体粒子や水に含まれる鉄やマンガン等の除去対象の成分を除去する水処理装置が知られている。このような水処理装置は、原水に薬液を注入し、ろ過槽で固体粒子や除去対象の成分を除去する。このようなろ過槽に用いられるろ過材は、使用によって劣化する。このため、水処理装置は、ろ過槽で処理した処理水を逆流させて、ろ過材を洗浄する、所謂逆洗処理を行う。
【0003】
例えば、このような逆洗処理は、タイマー等を使用して、定期的に行うことが知られている。しかしながら、ろ過材は、逆洗処理により摩耗し、劣化する。また、逆洗に処理水を利用することも多く、逆洗処理回数が多いと、利用する処理水の水量も多くなることから、逆洗処理に利用する処理水量が多くなり、処理水の実利用を圧迫する。このため、逆洗処理回数は少なければ少ないほど経済的となる。
【0004】
そこで、定期的に行う以外の逆洗処理を行うタイミングを決定する方法として、原水の水質データと予想使用水量から予測する方法、ろ過槽の一次側及び二次側の差圧監視により逆洗処理を行うタイミングを決定する方法、ろ過槽二次側に除去対象成分の監視装置を設け、監視結果から逆洗処理を行うタイミングを決定する方法、及び、ろ過槽の一次側で原水の除去対象成分の濃度と処理水量を監視する方法等が知られている。
【0005】
また、このような水処理装置に用いるろ過槽として、ろ過材の下端よりも高い位置に採水が可能な中間採水口を設け、この中間採水口から採水した水によって、ろ過材の劣化を判断し、交換時期を予測する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-023953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
逆洗処理を行うタイミングを原水の水質データと予想使用水量から予測する方法から求めると、使用水量を予測して1日1回等特定の時間で逆洗するか、又は、実際のろ過水量を監視し、一定水量のろ過をトリガーとして逆洗を行う。しかしながら、この方法では、急激な使用水量の変動や水質変動が発生した場合、除去対象の成分が二次側にリークするリスクがある。また、使用水量が少ない場合に、必要以上に逆洗処理を行う虞がある。
【0008】
ろ過槽の一次側及び二次側の差圧監視により逆洗処理を行うタイミングを決定する方法では、差圧が閾値を超えた場合に逆洗処理を行うが、ろ過材で除去する成分がマンガンなどの差圧に影響が出ない成分の場合には適用できない、という問題がある。
【0009】
ろ過槽二次側に除去対象成分の監視装置を設け、監視結果から逆洗処理を行うタイミングを決定する方法では、リーク回避のために、二次側にさらなる除去装置を設ける必要があり、製造コストやランニングコストが増加する等、経済的ではない。
【0010】
ろ過槽の一次側で原水の除去対象成分濃度と処理水量を監視する方法では、ろ過材の劣化や流出に伴い、リークリスクが増加する虞がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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