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公開番号
2025151641
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053176
出願日
2024-03-28
発明の名称
二酸化炭素回収装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/047 20060101AFI20251002BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】吸着材から脱離した二酸化炭素を高効率に回収できる二酸化炭素回収装置を提供すること。
【解決手段】二酸化炭素回収装置1は、吸着材12を内部に有し、吸着材12に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、吸着材12の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材12から二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行するリアクター11と、脱離工程で脱離した二酸化炭素を回収するためにリアクター11の内部に吸引力を作用させる二酸化炭素回収用ポンプ63と、二酸化炭素回収用ポンプ63の後段に配置され、二酸化炭素回収用ポンプ63によって吸引された二酸化炭素と水蒸気を含むガスを冷却して気液分離する熱交換器(冷却機)64と、熱交換器64を通過した気液分離後の二酸化炭素の少なくとも一部をバラストガスとして二酸化炭素回収用ポンプ63の内部に戻すバラスト配管170と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
吸着材を内部に有し、前記吸着材に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して前記二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、前記吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材から前記二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行するリアクターと、
前記脱離工程で脱離した前記二酸化炭素を回収するために前記リアクターの内部に吸引力を作用させる二酸化炭素回収用ポンプと、
前記二酸化炭素回収用ポンプの後段に配置され、前記二酸化炭素回収用ポンプによって吸引された前記二酸化炭素と水蒸気を含むガスを冷却して気液分離する冷却機と、
前記冷却機を通過した気液分離後の前記二酸化炭素の少なくとも一部をバラストガスとして前記二酸化炭素回収用ポンプの内部に戻すバラスト配管と、
を備える、
二酸化炭素回収装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記二酸化炭素回収用ポンプは、
前記リアクターから吸引した前記ガスを大気圧に戻す圧縮工程を実行する圧縮室を有し、
前記バラスト配管は、
前記二酸化炭素回収用ポンプの内部において前記圧縮室又は前記圧縮室の後段に接続される、
請求項1に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項3】
前記冷却機の前記ガスが通過する流路は、入口よりも出口が下に位置するように傾斜する、
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項4】
前記リアクターに供給される加熱用熱媒体を加熱するとともに前記リアクターに供給される冷却用熱媒体を冷却するヒートポンプ式の熱源器を更に備え、
前記冷却機を冷却する熱媒体は、前記冷却用熱媒体又は前記加熱用熱媒体である、
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素回収装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、気体から所定の成分を抽出する技術が知られている。この種の技術が記載されるものとして例えば特許文献1や特許文献2がある。特許文献1は、気体から炭化水素を回収する技術に関するものである。特許文献2は、凝縮性ガスと不凝縮性ガスからなる混合ガスから凝縮性ガスと不凝縮性ガスを分離し、凝縮性ガスを回収する技術に関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-95679号公報
特開2000-288331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、吸着材を保持するリアクターに対し、二酸化炭素を含む空気等の気体を吸引して吸着材に吸着させ、吸着材に吸着した二酸化炭素を脱離して二酸化炭素の回収を行う二酸化炭素回収装置では、脱離工程で真空ポンプによる減圧が行われる。空気等においては水分が含まれることが一般的であり、二酸化炭素と同時に水を吸着する吸着材を使用する場合においては、この脱離工程では、二酸化炭素だけではなく水も吸着材から脱離する。水は真空ポンプ通過後に復圧され、液体となって回収される。脱離工程の過程で液体となった水が二酸化炭素に混合すれば、最終的に回収される二酸化炭素の純度が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、吸着材から脱離した二酸化炭素を高効率に回収できる二酸化炭素回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、吸着材(例えば、後述する吸着材12)を内部に有し、前記吸着材に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して前記二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、前記吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材から前記二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行するリアクター(例えば、後述するリアクター11)と、前記脱離工程で脱離した前記二酸化炭素を回収するために前記リアクターの内部に吸引力を作用させる二酸化炭素回収用ポンプ(例えば、後述する二酸化炭素回収用ポンプ63)と、前記二酸化炭素回収用ポンプの後段に配置され、前記二酸化炭素回収用ポンプによって吸引された前記二酸化炭素と水蒸気を含むガスを冷却して気液分離する冷却機(例えば、後述する熱交換器64)と、前記冷却機を通過した気液分離後の前記二酸化炭素の少なくとも一部をバラストガスとして前記二酸化炭素回収用ポンプの内部に戻すバラスト配管(例えば、後述するバラスト配管170)と、を備える、二酸化炭素回収装置(例えば、後述する二酸化炭素回収装置1)である。
【0007】
(2)上記(1)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記二酸化炭素回収用ポンプは、前記リアクターから吸引した前記ガスを大気圧に戻す圧縮工程を実行する圧縮室(例えば、後述する圧縮室151)を有し、前記バラスト配管は、前記二酸化炭素回収用ポンプの内部において前記圧縮室又は前記圧縮室の後段に接続されてもよい。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記冷却機の前記ガスが通過する流路(例えば、後述する流路160)は、入口(例えば、後述する入口160a)よりも出口(例えば、後述する出口160b)が下に位置するように傾斜してもよい。
【0009】
(4)上記(1)又は(2)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記リアクターに供給される加熱用熱媒体を加熱するとともに前記リアクターに供給される冷却用熱媒体を冷却するヒートポンプ式の熱源器(例えば、後述する熱源器81)を更に備え、前記冷却機を冷却する熱媒体は、前記冷却用熱媒体又は前記加熱用熱媒体であってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、吸着材から脱離した二酸化炭素を高効率に回収できる二酸化炭素回収装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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