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公開番号2025172632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024078247
出願日2024-05-13
発明の名称非接触電力伝送システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 50/10 20160101AFI20251118BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】移動中及び停止中の移動体に対して適正な電力伝送を行うことができる非接触電力伝送システムを提供する。
【解決手段】非接触電力伝送システム1は、送電部8と、送電電力変換部7と、送電側制御装置9とを備える。送電部8は、受電装置4に非接触で伝送される交流電力を送り出す一次側コイルを備える。送電電力変換部7は、一次側コイルに接続される複数のトランジスタを備える。送電電力変換部7は、電源部6から供給される直流電力を交流電力に変換する。送電側制御装置9は、送電部8による電力伝送時に、結合係数が所定値未満又は電力伝送継続時間が所定第1時間以上の場合に、電力伝送停止までの時間経過に応じて伝送電力をゼロに向かって低下傾向に変化させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
受電側コイルに電力を非接触で伝送する送電側コイルと、
前記送電側コイルに接続されて、電源から供給される電力を変換する送電側電力変換部と、
前記送電側電力変換部の動作を制御する送電側制御装置と
を備え、
前記送電側制御装置は、
前記送電側コイルによる電力伝送時に、電力伝送停止までの時間経過に応じて伝送電力を低下傾向に変化させる
非接触電力伝送システム。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記送電側制御装置は、
前記送電側コイルによる電力伝送時に、前記送電側コイルと前記受電側コイルとの結合度合いが所定度合い未満又は前記送電側コイルによる電力伝送継続時間が所定時間以上の場合に、前記伝送電力を低下傾向に変化させる
請求項1に記載の非接触電力伝送システム。
【請求項3】
前記送電側コイルに流れる電流を検出する電流センサを備え、
前記送電側制御装置は、
前記電流センサから出力される前記電流の検出値に基づいて前記結合度合いを取得する
請求項2に記載の非接触電力伝送システム。
【請求項4】
前記送電側制御装置は、
前記電力伝送継続時間が前記所定時間以上に到達した場合の電力伝送停止後に、前記送電側電力変換部を、前記電力伝送に関する情報を前記受電側コイルから受け取る受信待機状態に移行させる
請求項2に記載の非接触電力伝送システム。
【請求項5】
前記送電側電力変換部は、前記送電側コイルに接続される複数のスイッチング素子を備え、
前記送電側制御装置は、前記複数のスイッチング素子の動作を指示する信号のデューティー比又は位相シフト量によって前記伝送電力を制御する
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の非接触電力伝送システム。
【請求項6】
前記受電側コイルと、
前記受電側コイルに接続される受電側電力変換部と、
前記受電側電力変換部の動作を制御する受電側制御装置と
を備え、
前記受電側制御装置は、
前記受電側コイルによる受電時に受電継続時間が所定時間以上に到達した場合に、前記受電側電力変換部を、前記電力伝送に関する情報を前記受電側コイルから前記送電側コイルに伝送する送信状態に移行させ、
前記電力伝送に関する情報の送信後に、前記受電側電力変換部を、前記送信状態から電力の受電待機状態へ移行させる
請求項4に記載の非接触電力伝送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触電力伝送システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池を搭載する車両での充給電に関する研究開発が行われている。
従来、非接触での電力伝送により送電側から受電側に電力を供給する非接触電力伝送システムでは、受電側から送電側に送信される情報に基づき、受電側での要求電力に応じた供給電力を送電側から受電側に伝送するシステムが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-136274号公報
国際公開第2020/049853号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、二次電池を搭載する車両での充給電に関する技術において、走行中又は停車中の車両に対する非接触の電力伝送では、車両側の電力要求に応じた適正な送電を行うことが望まれている。例えば、受電側のコイルが送電側のコイルに対して接近又は離脱する際に供給電力の急激な増大が生じる場合には、送電側の系統電源での周波数低下等による負荷の増大及び電流のハンチングによる過電流検出に起因する電力供給停止等の不具合が発生するおそれがある。
【0005】
本発明は、移動中及び停止中の移動体に対して適正な電力伝送を行うことができる非接触電力伝送システムを提供することを目的とする。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1):本発明の一態様に係る非接触電力伝送システム(例えば、実施形態での非接触電力伝送システム1)は、受電側コイル(例えば、実施形態での二次側コイル15a)に電力を非接触で伝送する送電側コイル(例えば、実施形態での一次側コイル8a)と、前記送電側コイルに接続されて、電源(例えば、実施形態での電源部6)から供給される電力を変換する送電側電力変換部(例えば、実施形態での送電電力変換部7)と、前記送電側電力変換部の動作を制御する送電側制御装置(例えば、実施形態での送電側制御装置9)とを備え、前記送電側制御装置は、前記送電側コイルによる電力伝送時に、電力伝送停止までの時間経過に応じて伝送電力を低下傾向に変化させる。
【0007】
(2):上記(1)に記載の非接触電力伝送システムでは、前記送電側制御装置は、前記送電側コイルによる電力伝送時に、前記送電側コイルと前記受電側コイルとの結合度合いが所定度合い未満又は前記送電側コイルによる電力伝送継続時間が所定時間以上の場合に、前記伝送電力を低下傾向に変化させてもよい。
【0008】
(3):上記(2)に記載の非接触電力伝送システムでは、前記送電側コイルに流れる電流を検出する電流センサ(例えば、実施形態での電流センサ9a)を備え、前記送電側制御装置は、前記電流センサから出力される前記電流の検出値に基づいて前記結合度合いを取得してもよい。
【0009】
(4):上記(2)に記載の非接触電力伝送システムでは、前記送電側制御装置は、前記電力伝送継続時間が前記所定時間以上に到達した場合の電力伝送停止後に、前記送電側電力変換部を、前記電力伝送に関する情報を前記受電側コイルから受け取る受信待機状態に移行させてもよい。
【0010】
(5):上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の非接触電力伝送システムでは、前記送電側電力変換部は、前記送電側コイルに接続される複数のスイッチング素子(例えば、実施形態でのトランジスタ7a,7b)を備え、前記送電側制御装置は、前記複数のスイッチング素子の動作を指示する信号のデューティー比又は位相シフト量によって前記伝送電力を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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