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公開番号
2025159360
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-21
出願番号
2024052928
出願日
2024-03-28
発明の名称
電動無段変速装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16H
9/18 20060101AFI20251014BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】電動無段変速装置のアクチュエータを効率よく配置する。
【解決手段】駆動プーリー46と、従動プーリー48と、伝動ベルト49と、伝動ケース15aと、伝動ケース15aに取り付けられて駆動プーリー46の溝幅を変化させるアクチュエータ50と、を備える電動無段変速装置において、アクチュエータ50は、回転動力を生成するモーター56と、モーター56の回転動力を駆動プーリー46の軸方向の動力に変換する送りネジ機構73と、を備え、送りネジ機構73は、両プーリー46,48と軸方向を平行にして配置されるとともに、両プーリー46,48の軸方向から見た側面視で、駆動プーリー46の外径46aの外側に配置され、アクチュエータ50のモーター56は、軸方向(車幅方向)で伝動ケース15aの外側に配置され、かつ前記側面視で駆動プーリー46の外径46aの内側に配置されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
入力軸(12)に支持される駆動プーリー(46)と、出力軸(47)に支持される従動プーリー(48)と、前記駆動プーリー(46)および前記従動プーリー(48)に渡って巻き掛けられる伝動ベルト(49)と、前記駆動プーリー(46)、前記従動プーリー(48)および前記伝動ベルト(49)を収容する伝動ケース(15a)と、前記伝動ケース(15a)に取り付けられて制御装置により駆動され、前記駆動プーリー(46)および前記従動プーリー(48)の一方を被制御プーリー(46)とし、この前記被制御プーリー(46)の可動シーブ(52)に軸方向の力を付与して溝幅を変化させるアクチュエータ(50)と、を備える電動無段変速装置において、
前記アクチュエータ(50)は、
回転動力を生成するモーター(56)と、
前記モーター(56)の回転動力を前記被制御プーリー(46)の軸方向の動力に変換する送りネジ機構(73)と、を備え、
前記送りネジ機構(73)は、両プーリー(46,48)と軸方向を平行にして配置されるとともに、前記両プーリー(46,48)の軸方向から見た側面視で、前記被制御プーリー(46)の外径(46a)の外側に配置され、
前記アクチュエータ(50)の前記モーター(56)は、軸方向で前記伝動ケース(15a)の外側に配置され、かつ前記側面視で前記被制御プーリー(46)の前記外径(46a)の内側に配置されている電動無段変速装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
当該電動無段変速装置は、車体を起立状態で支持するメインスタンド(36)を備える鞍乗り型車両(1)に適用され、かつ前記両プーリー(46,48)の軸方向を車幅方向に沿わせて配置され、
車幅方向において、前記モーター(56)の最外側端(56c1)は、前記メインスタンド(36)の最外側端(36b1)よりも車幅方向内側に位置している請求項1に記載の電動無段変速装置。
【請求項3】
当該電動無段変速装置は、車体を左右にバンクさせてコーナーリングする鞍乗り型車両(1)に適用され、かつ前記両プーリー(46,48)の軸方向を車幅方向に沿わせて配置され、
車幅方向から見て、前記駆動プーリー(46)の中心軸線(C2)と前記従動プーリー(48)の中心軸線(C3)とを結ぶ直線(T1)よりも上方に、前記モーター(56)の駆動軸(56a)が配置されている請求項1に記載の電動無段変速装置。
【請求項4】
軸方向視で前記駆動プーリー(46)の中心軸線(C2)と前記従動プーリー(48)の中心軸線(C3)とを結ぶ直線(T1)上に、前記送りネジ機構(73)が配置されている請求項1から3の何れか一項に記載の電動無段変速装置。
【請求項5】
当該電動無段変速装置は、鞍乗り型車両(1)に適用され、
前記伝動ケース(15a)は、ケース内部に外気を取り入れる吸気口(107)を備え、
前記モーター(56)は、前記吸気口(107)よりも車両後方側に配置されている請求項1から3の何れか一項に記載の電動無段変速装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動無段変速装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する燃費向上に関する研究開発が行われている。
自動二輪車等の鞍乗り型車両で採用されるベルト式無断変速機では、遠心ウエイトを利用して回転数に応じて変速比を変化させるが、さらなる燃費向上を図るには、回転数のみに応じた変速ではなく、より多くの条件を加味した変速制御を行うことが好ましい。
例えば特許文献1には、入力軸に支持される駆動プーリーと、出力軸に支持される従動プーリーと、両プーリーに巻き掛けられる伝動ベルトと、制御装置により駆動され、両プーリーの一方に軸方向の力を付与して溝幅を変化させるアクチュエータと、を備える電動ベルト式無段変速機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/132833号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、燃費向上に関する本技術においては、部品配置の面で課題があった。すなわち、本技術においては、アクチュエータにおけるモーターを含むケースが駆動プーリーと従動プーリーとの間に配置されていると、各プーリーの外径によってはアクチュエータの配置が困難となってしまう。また、アクチュエータのモーターが変速機室内に配置されるため、モーターの冷却についても課題がある。
【0005】
本願は上記課題の解決のため、電動無段変速装置のアクチュエータを効率よく配置することを目的としたものである。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、入力軸(12)に支持される駆動プーリー(46)と、出力軸(47)に支持される従動プーリー(48)と、駆動プーリー(46)および従動プーリー(48)に渡って巻き掛けられる伝動ベルト(49)と、駆動プーリー(46)、従動プーリー(48)および伝動ベルト(49)を収容する伝動ケース(15a)と、伝動ケース(15a)に取り付けられて制御装置により駆動され、駆動プーリー(46)および従動プーリー(48)の一方を被制御プーリー(46)とし、この被制御プーリー(46)の可動シーブ(52)に軸方向の力を付与して溝幅を変化させるアクチュエータ(50)と、を備える電動無段変速装置において、アクチュエータ(50)は、回転動力を生成するモーター(56)と、モーター(56)の回転動力を被制御プーリー(46)の軸方向の動力に変換する送りネジ機構(73)と、を備え、送りネジ機構(73)は、両プーリー(46,48)と軸方向を平行にして配置されるとともに、両プーリー(46,48)の軸方向から見た側面視で、被制御プーリー(46)の外径(46a)の外側に配置され、アクチュエータ(50)のモーター(56)は、軸方向で伝動ケース(15a)の外側に配置され、かつ前記側面視で被制御プーリー(46)の外径(46a)の内側に配置されている。
この構成によれば、送りネジ機構を被制御プーリーの径方向外側に配置することで、送りネジ機構と被制御プーリーとを軸方向でラップさせ、送りネジ機構と被制御プーリーの可動シーブとを容易に連結することができる。アクチュエータのモーターを伝動ケースの外側でかつ軸方向視で被制御プーリーとラップするように配置することで、モーターを両プーリーの間に配置する構成と比べて、モーターの冷却性を向上させるとともに、各プーリーの外径によらずモーターを配置しやすくすることができる。
【0007】
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、当該電動無段変速装置は、車体を起立状態で支持するメインスタンド(36)を備える鞍乗り型車両(1)に適用され、かつ両プーリー(46,48)の軸方向を車幅方向に沿わせて配置され、車幅方向において、モーター(56)の最外側端(56c1)は、メインスタンド(36)の最外側端(36b1)よりも車幅方向内側に位置している。
この構成によれば、伝動ケースの車幅方向外側に配置されるモーターの外側端を、メインスタンドの外側端よりも車幅方向内側に配置することで、モーターに車幅方向外側からの外乱が至ることを抑制するとともに、モーターがスタンド操作の妨げになることを抑えることができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、当該電動無段変速装置は、車体を左右にバンクさせてコーナーリングする鞍乗り型車両(1)に適用され、かつ両プーリー(46,48)の軸方向を車幅方向に沿わせて配置され、車幅方向から見て、駆動プーリー(46)の中心軸線(C2)と従動プーリー(48)の中心軸線(C3)とを結ぶ直線(T1)よりも上方に、モーター(56)の駆動軸(56a)が配置されている。
この構成によれば、車幅方向から見た側面視で、駆動プーリーおよび従動プーリーの各軸線を結ぶ直線よりも上方に、モーターの駆動軸を配置することで、モーターの地上高を可及的に高めて車体のバンク角を確保することができる。
【0009】
本発明の第四の態様は、上記第一から第三の態様の何れか一つにおいて、軸方向視で駆動プーリー(46)の中心軸線(C2)と従動プーリー(48)の中心軸線(C3)とを結ぶ直線(T1)上に、送りネジ機構(73)が配置されている。
この構成によれば、車幅方向から見た側面視で、駆動プーリーおよび従動プーリーの各軸線を結ぶ直線上に、軸方向に延びる送りネジ機構を配置することで、両プーリーへの巻き掛け径を変化させる伝動ベルトの可変領域を避けながら、軸方向の長さを有する送りネジ機構を配置することができる。
【0010】
本発明の第五の態様は、上記第一から第四の態様の何れか一つにおいて、当該電動無段変速装置は、鞍乗り型車両(1)に適用され、伝動ケース(15a)は、ケース内部に外気を取り入れる吸気口(107)を備え、モーター(56)は、吸気口(107)よりも車両後方側に配置されている。
この構成によれば、伝動ケースの吸気口よりも車両後方側にモーターを配置することで、モーターの周囲を流れる走行風によって吸気口への吸気が影響され難くすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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