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公開番号2025151717
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053271
出願日2024-03-28
発明の名称フィルタパックおよびそれを備えるエアフィルタ
出願人日本無機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B01D 46/52 20060101AFI20251002BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】圧力損失の上昇を抑制できるフィルタパックおよびそれを備えるエアフィルタを提供する。
【解決手段】プリーツ加工され空気の上流側と下流側とに交互に現われる折り目13と、空気を流入させ、折り目13を介して連続してV字状を形成する複数の一対の流入面と、空気を流出させ、折り目13を介して連続してV字状を形成する複数の一対の流出面15と、を有するろ材11と、一対の流入面および一対の流出面15上に折り目12、13に沿う方向に複数列配置され、一対の流入面14間および一対の流出面15間の間隔を保持する間隔保持部材20と、一対の流出面15上の、折り目13に沿う方向に隣接する一対の流出面15上の間隔保持部材20の間に配置され、通風時において間隔保持部材20により保持される一対の流出面15間の間隔を維持する膨らみ防止部材40と、を備える。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
プリーツ加工され空気の上流側と下流側とに交互に現われる折り目と、前記空気を流入させ、前記折り目を介して連続してV字状を形成する複数の一対の流入面と、前記空気を流出させ、前記折り目を介して連続してV字状を形成する複数の一対の流出面と、を有するろ材と、
前記一対の流入面および前記一対の流出面上に前記折り目に沿う方向に複数列配置され、前記一対の流入面間および前記一対の流出面間の間隔を保持する間隔保持部材と、
前記一対の流出面上の、前記折り目に沿う方向に隣接する前記一対の流出面上の前記間隔保持部材の間に配置され、通風時において前記間隔保持部材により保持される前記一対の流出面間の間隔を維持する膨らみ防止部材と、を備える、フィルタパック。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記膨らみ防止部材は、前記折り目に沿う方向に隣接する前記一対の流出面上の前記間隔保持部材のほぼ中間に配置される、請求項1記載のフィルタパック。
【請求項3】
前記折り目に沿う方向に隣接する前記一対の流出面上の前記間隔保持部材は、ほぼ30mm間隔で配置される、請求項2記載のフィルタパック。
【請求項4】
前記膨らみ防止部材は、前記折り目とほぼ直交する方向に沿って間欠的に配置される複数の部材片を有し、
一方の前記一対の流入面上に配置される一つの前記部材片は、前記折り目とほぼ直交する方向の両端部において他方の前記一対の流入面上に配置される二つの前記部材片とそれぞれ接触する、請求項1記載のフィルタパック。
【請求項5】
前記間隔保持部材および前記膨らみ防止部材は、ホットメルト接着剤である、請求項1記載のフィルタパック。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の前記フィルタパックと、
前記フィルタパックの前記流入面および前記流出面を露出して取り囲み前記フィルタパックを収容する枠体と、を備えることを特徴とするエアフィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリーツ加工されたろ材を備えるフィルタパック、およびそれを備えるエアフィルタに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリーツ加工されたろ材に、プリーツ間隔が均一に保たれるように、折り目方向に沿って間隔保持部材が複数形成されたフィルタパックが知られている。例えば特許文献1には、向かい合う間隔保持部材同士が接触することで間隔を保持するフィルタパックが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-062610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
間隔保持部材は、運搬時や無通風時のプリーツ間隔を好適に保つことができる。しかしながら、フィルタパックの使用時である通風時においては、折り目方向に隣接する間隔保持部材の間のろ材が通風により膨らんでしまう。膨らんだろ材は、流出面側で互いに接触し、これにより空気の流れを阻害し、圧力損失を上昇させてしまう。
【0005】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、圧力損失の上昇を抑制できるフィルタパックおよびそれを備えるエアフィルタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るフィルタパックは、上述した課題を解決するために、プリーツ加工され空気の上流側と下流側とに交互に現われる折り目と、空気を流入させ、折り目を介して連続してV字状を形成する複数の一対の流入面と、空気を流出させ、折り目を介して連続してV字状を形成する複数の一対の流出面と、を有するろ材と、一対の流入面および一対の流出面上に折り目に沿う方向に複数列配置され、一対の流入面間および一対の流出面間の間隔を保持する間隔保持部材と、一対の流出面上の、折り目に沿う方向に隣接する一対の流出面上の間隔保持部材の間に配置され、通風時において間隔保持部材により保持される一対の流出面間の間隔を維持する膨らみ防止部材と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るフィルタパックおよびそれを備えるエアフィルタにおいては、圧力損失の上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明のエアフィルタの一実施形態を示す外観斜視図。
間隔保持部材を含む気流方向に沿う断面図。
膨らみ防止部材を含む気流方向に沿う断面図。
比較例としてのフィルタパックの課題の説明図。
本実施形態におけるフィルタパックを流出面側から示す説明図。
本実施形態におけるフィルタパックを流入面側から示す説明図。
膨らみ防止部材を有する本実施形態におけるフィルタパックと、膨らみ防止部材を有しない比較例としてのフィルタパックとの長期通風試験の圧力損失の推移を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係るフィルタパックおよびそれを備えるエアフィルタの実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明のエアフィルタの一実施形態であるエアフィルタ1を示す外観斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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