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公開番号
2025147502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047774
出願日
2024-03-25
発明の名称
二酸化炭素回収装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20250930BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】外気温度が高い場合であっても吸着材の劣化を抑制できる二酸化炭素回収装置を提供すること。
【解決手段】二酸化炭素回収装置1は、吸着材12を有するリアクター11と、リアクター11の上流側に接続され気体が流通する吸気ライン101と、吸気ライン101から吸着材12に供給される気体の流量を調整可能なファン61、吸気バルブ21及び排気バルブ31と、リアクター11が配置される場所の外気温度を取得する外気温度センサ52と、大気の二酸化炭素濃度を取得する二酸化炭素センサ53と、大気の湿度を取得する湿度センサ54と、二酸化炭素を吸着材12に吸着させる吸着工程における吸着材の温度が、予め設定される閾値を上回らないように、外気温度、二酸化炭素濃度及び湿度に基づいてリアクター11に流れる気体の流量をファン61、吸気バルブ21及び排気バルブ31の制御により調整する流量制御部56とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
吸着材を内部に有するリアクターと、
前記リアクターの上流側に接続され、二酸化炭素を含む気体が流通する吸気ラインと、
前記吸気ラインから前記リアクターの内部の前記吸着材に供給される前記気体の流量を調整可能な気流調整部と、
前記リアクターが配置される場所の外気温度を取得する外気温度検出部と、
大気の二酸化炭素濃度を取得する二酸化炭素濃度検出部と、
大気の湿度を取得する湿度検出部と、
前記二酸化炭素を前記吸着材に吸着させる吸着工程における前記吸着材の温度が、予め設定される閾値を上回らないように、前記外気温度、前記二酸化炭素濃度及び前記湿度に基づいて前記リアクターに流れる前記気体の流量を前記気流調整部の制御により調整する流量制御部と、
を備える二酸化炭素回収装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記外気温度、前記二酸化炭素濃度及び前記湿度に基づいて前記吸着工程が実行される場合の前記吸着材の温度を予測計算する温度計算部を更に備え、
前記流量制御部は、
前記温度計算部によって予測計算された温度に基づいて前記吸着材の温度が前記閾値を下回るように、予め設定される前記気体の流量よりも少ない流量に制御する、
請求項1に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項3】
前記流量制御部は、
予め設定される前記気体の流量よりも少ない流量に制御した後に、前記予め設定される流量に制御する、
請求項2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項4】
前記気流調整部は、
前記リアクターの内部に前記気体を送り込む気流を発生させるファンであり、
前記流量制御部は、前記ファンの送風量を調整することにより、前記リアクターに流れる前記気体の流量を制御する、
請求項1から3の何れかに記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項5】
前記気流調整部は、
前記リアクターの上流側に配置され、流量調整可能に構成される吸気バルブと、
前記リアクターの下流側に配置され、流量調整可能に構成される排気バルブと、
であり、
前記流量制御部は、前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開度を調整することにより、前記リアクターに流れる前記気体の流量を制御する、
請求項1から3の何れかに記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項6】
前記リアクターは複数配置され、
前記流量制御部は、前記リアクターのそれぞれに対して前記気体の流量の制御を異なるタイミングで行うことができる、
請求項1から3の何れかに記載の二酸化炭素回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素回収装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、外気等の二酸化炭素を含む気体から二酸化炭素を回収する技術が知られている。この種の技術が記載されるものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、ガス状二酸化炭素をガス混合物から、ガス状二酸化炭素を吸着する吸着剤を用いた循環式吸着/脱着によって、分離する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-528318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、二酸化炭素を吸着材に吸着させる吸着工程では、二酸化炭素と水が吸着される際に生じる吸着熱により、吸着材の温度が上昇する。外気温度が高い場合、吸着材のベース温度が高くなるため、吸着熱発生時の吸着材の温度も高温(例えば、50℃)となり、吸着材が酸化して劣化し易い状態となってしまう。
【0005】
本発明は、外気温度が高い場合であっても吸着材の劣化を抑制できる二酸化炭素回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、吸着材(例えば、後述する吸着材12)を内部に有するリアクター(例えば、後述するリアクター11、リアクター11a~11c)と、前記リアクターの上流側に接続され、二酸化炭素を含む気体が流通する吸気ライン(例えば、後述する吸気ライン101、吸気ライン101a)と、前記吸気ラインから前記リアクターの内部の前記吸着材に供給される前記気体の流量を調整可能な気流調整部(例えば、後述するファン61、吸気バルブ21及び排気バルブ31)と、前記リアクターが配置される場所の外気温度を取得する外気温度検出部(例えば、後述する外気温度センサ52)と、大気の二酸化炭素濃度を取得する二酸化炭素濃度検出部(例えば、後述する二酸化炭素センサ53)と、大気の湿度を取得する湿度検出部(例えば、後述する湿度センサ54)と、前記二酸化炭素を前記吸着材に吸着させる吸着工程における前記吸着材の温度が、予め設定される閾値(例えば、後述する酸化限界温度)を上回らないように、前記外気温度、前記二酸化炭素濃度及び前記湿度に基づいて前記リアクターに流れる前記気体の流量を前記気流調整部の制御により調整する流量制御部(例えば、後述する流量制御部56)と、を備える二酸化炭素回収装置(例えば、後述する二酸化炭素回収装置1)である。
【0007】
(2)上記(1)に記載の二酸化炭素回収装置は、前記外気温度、前記二酸化炭素濃度及び前記湿度に基づいて前記吸着工程が実行される場合の前記吸着材の温度を予測計算する温度計算部(例えば、後述するコントローラ55)を更に備え、前記流量制御部は、前記温度計算部によって予測計算された温度に基づいて前記吸着材の温度が前記閾値を下回るように、予め設定される前記気体の流量よりも少ない流量(例えば、後述する抑制流量)に制御してもよい。
【0008】
(3)上記(2)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記流量制御部は、予め設定される前記気体の流量(例えば、後述する通常値の流量)よりも少ない流量に制御した後に、前記予め設定される流量に制御してもよい。
【0009】
(4)上記(1)から(3)の何れかに記載の二酸化炭素回収装置において、前記気流調整部は、前記リアクターの内部に前記気体を送り込む気流を発生させるファン(例えば、後述するファン61)であり、前記流量制御部は、前記ファンの送風量を調整することにより、前記リアクターに流れる前記気体の流量を制御してもよい。
【0010】
(5)上記(1)から(3)の何れかに記載の二酸化炭素回収装置において、前記気流調整部は、前記リアクターの上流側に配置され、流量調整可能に構成される吸気バルブ(例えば、後述する吸気バルブ21)と、前記リアクターの下流側に配置され、流量調整可能に構成される排気バルブ(例えば、後述する排気バルブ31)と、であり、前記流量制御部は、前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開度を調整することにより、前記リアクターに流れる前記気体の流量を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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