TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025130751
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028011
出願日
2024-02-28
発明の名称
ガス発生装置及び窒化装置
出願人
中外炉工業株式会社
代理人
個人
主分類
B01J
7/00 20060101AFI20250902BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】 アンモニアを含む原料ガスを反応容器内で低い温度で分解させて水素ガスと窒素ガスとを含むガスを発生させるようにすると共に、アンモニアガスによって被処理物を炉内で窒化処理させる窒化装置の設備コストやランニングコストを低減させる。
【解決手段】 炉20内で被処理物をアンモニアガスNH
3
により500~600℃の温度で窒化処理する窒化装置において、アンモニアを含む原料ガスを500~600℃で分解させる触媒xが収容された反応容器10を炉内に挿入させ、反応容器内で分解させて得た水素ガスH
2
と窒素ガスN
2
とを含むガスを炉内に直接供給するようにした。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニアを含む原料ガスを触媒が収容された反応容器内で分解させて、水素ガスと窒素ガスとを含むガスを発生させるガス発生装置において、前記の触媒として、アンモニアを含む原料ガスを500~600℃の温度で分解させる触媒を使用したことを特徴とするガス発生装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
アンモニア導入管からアンモニアガスを炉内に供給し、前記の炉内で被処理物をアンモニアガスによって500~600℃の温度で窒化処理させる窒化装置において、アンモニアを含む原料ガスを分解させる触媒が収容された反応容器を炉内に挿入させ、アンモニアを含む原料ガスを反応容器内で分解させて得た水素ガスと窒素ガスとを含むガスを炉内に供給することを特徴とする窒化装置。
【請求項3】
請求項2に記載の窒化装置において、前記の反応容器内に収容させる触媒として、アンモニアを含む原料ガスを500~600℃の温度で分解させる触媒を用いたことを特徴とする窒化装置。
【請求項4】
請求項2に記載の窒化装置において、前記の反応容器内に収容させる触媒として、ルテニウムを用いたことを特徴とする窒化装置。
【請求項5】
請求項2~請求項4の何れか1項に記載の窒化装置において、炉内における水素ガスの濃度を検知する濃度検知センサーを設け、前記の濃度検知センサーによって検知された結果を制御装置に出力し、前記の制御装置によって、前記のアンモニア導入管を通して炉内に供給するアンモニアガスの量と、前記の反応容器に供給するアンモニアを含む原料ガスの量を制御することを特徴とする窒化装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニアを含む原料ガスを触媒が収容された反応容器内で分解させて、水素ガスと窒素ガスとを含むガスを発生させるガス発生装置及び炉内で被処理物をアンモニアガスによって500~600℃の温度で窒化処理させる窒化装置に関するものである。特に、アンモニアを含む原料ガスを反応容器内で低い温度で分解させて水素ガスと窒素ガスとを含むガスを発生させるようにすると共に、炉内で被処理物をアンモニアガスによって500~600℃の温度で窒化処理させるにあたり、アンモニアを含む原料ガスを触媒が収容された反応容器内で分解させた水素ガスと窒素ガスとを含むガスを炉内に供給し、窒化装置の設備コストやランニングコストを低減させるようにした点に特徴を有するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1等に示されるように、炭化水素ガス等の各種の原料ガスを触媒が収容された反応容器内で分解させて、各種の分解ガスを得ることができるガス発生装置を炉壁の外から装入した、小型のカートリッジ式のものが知られている。
【0003】
また、近年においては、特許文献2、3に示されるように、アンモニアを含む原料ガスを反応室内において分解させて、水素ガスと窒素ガスとを含むガスを発生させるようにした水素発生装置及びその使用方法が知られている。
【0004】
ここで、前記の特許文献2、3においては、前記のようにアンモニアを含む原料ガスを反応室内において分解させて得た水素ガスを燃料電池などに使用することが示されている。
【0005】
しかし、前記の特許文献2、3においては、前記のようにアンモニアを含む原料ガスを反応室内において分解させて得た水素ガスと窒素ガスとを含むガスを炉内に供給して、鋼材等の被処理物を炉内で窒化処理させることについては一切示されていない。
【0006】
また、従来においては、炉内にアンモニアガスを供給し、炉内で鋼材等の被処理物をアンモニアガスによって窒化処理させるようにした窒化装置があり、一般的には炉内温度は500~600℃で処理されることが知られている。
【0007】
そして、このような窒化装置においては、鋼材等の被処理物をアンモニアガスによって窒化処理する状態を制御するため、炉内にアンモニアガスの他に水素ガスや窒素ガスを適当量供給することが行われている。
【0008】
しかし、触媒を用いて炉内に供給する水素ガスや窒素ガスを発生させる場合、発生した水素ガスや窒素ガスの温度が窒化に適した温度よりも高くなるため、水素ガスや窒素ガスを一旦室温程度まで冷却し、炉内で再加熱する必要があり、冷却装置などの温度制御装置を設置する必要があるため、小型にすることができず、他にも配管設備等の様々な設備のスペースが必要になり、設備コストが高くつくと共に、ランニングコストも高くつくという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
実開昭63-149229号公報
特許第4267325号公報
特許第5068707号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、アンモニアを含む原料ガスを触媒が収容された反応容器内で分解させて、水素ガスと窒素ガスとを含むガスを発生させるガス発生装置及び炉内で被処理物をアンモニアガスによって500~600℃の温度で窒化処理させる窒化装置における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
中外炉工業株式会社
ガス発生装置及び窒化装置
今日
中外炉工業株式会社
蓄熱ユニット及び蓄熱式燃焼設備
15日前
中外炉工業株式会社
ラダー回路生成支援プログラム及び装置
11日前
個人
海水淡水化装置
1か月前
東レ株式会社
複合半透膜
12日前
三洋化成工業株式会社
水処理薬剤
19日前
日本ソリッド株式会社
屋外沈殿池
15日前
株式会社大善
濃縮脱水機
今日
東ソー株式会社
二酸化炭素分離回収液
1か月前
三機工業株式会社
ろ過装置
11日前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路
12日前
テルモ株式会社
ろ過デバイス
1日前
株式会社カネカ
濃縮システム
11日前
株式会社石垣
スクリュープレスの制御方法
1か月前
株式会社カネカ
製造システム
7日前
株式会社石垣
スクリュープレスの制御方法
1か月前
株式会社No.
微細気泡発生器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
CO2回収装置
21日前
株式会社Tornada
気泡発生装置
7日前
株式会社切川物産
撹拌混合装置
4日前
東レ株式会社
有価物の分離方法及び分離装置
27日前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物
1か月前
株式会社フクハラ
オイルミスト捕集装置
1か月前
本田技研工業株式会社
ガス回収装置
26日前
浙江漢信科技有限公司
攪拌装置
5日前
株式会社福島県南環境衛生センター
処理装置
6日前
株式会社キャタラー
カーボン担体材料
12日前
株式会社神戸製鋼所
混合装置
27日前
中外炉工業株式会社
ガス発生装置及び窒化装置
今日
株式会社カネカ
蒸留装置および蒸留方法
1か月前
株式会社レゾナック
フッ化水素の除去方法
19日前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
22日前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
25日前
続きを見る
他の特許を見る