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公開番号
2025112573
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006880
出願日
2024-01-19
発明の名称
二酸化炭素回収装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20250725BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】吸着熱を利用可能として、脱離工程における吸着材の昇温に必要なエネルギーを抑制できるエネルギー効率の高い二酸化炭素回収装置を提供する。
【解決手段】二酸化炭素回収装置1は、吸着材12を内部に有し、吸着材12に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより吸着材12から二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行するモジュール11と、モジュール11を冷却する冷却媒体を貯留する冷水タンク82と、を備え、吸着工程において、吸着材12の温度と、冷水タンク82における冷却媒体の温度との差が第1閾値以上であるとき、冷却媒体をモジュール11に流して熱回収を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
吸着材を内部に有し、前記吸着材に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して前記二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、前記吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材から前記二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行するモジュールと、
前記モジュールを冷却する冷却媒体を貯留するタンクと、
を備え、
前記吸着工程において、前記吸着材の温度と、前記タンクにおける前記冷却媒体の温度との差が第1閾値以上であるとき、前記冷却媒体を前記モジュールに流して熱回収を行う、
二酸化炭素回収装置。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の二酸化炭素回収装置において、
前記冷却媒体が前記モジュールへ入る位置における入口温度と、前記冷却媒体が前記モジュールから出る位置における出口温度との差が第2閾値よりも小さくなったときには、前記冷却媒体を前記モジュールに流すことを停止する、
二酸化炭素回収装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の二酸化炭素回収装置において、
前記吸着材の温度と、前記タンクにおける前記冷却媒体の温度との差が第3閾値よりも小さくなったときには、前記冷却媒体を前記モジュールに流すことを停止する、
二酸化炭素回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素回収装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、大気等の二酸化炭素を含む気体から二酸化炭素を回収する技術が知られている。この種の技術が記載されるものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、ガス状二酸化炭素をガス混合物から、ガス状二酸化炭素を吸着する吸着材を用いた循環式吸着/脱着によって、分離する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-528318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、吸着材に吸着した二酸化炭素を当該吸着材から脱離する脱離工程では、吸着材を高温状態にする必要がある。吸着材を常温から脱離可能な温度まで昇温するためには、外部から多量の熱エネルギーが必要となる。その一方で、吸着材に二酸化炭素を吸着する吸着工程では、吸着材に吸着熱が発生するが、この吸着熱は利用されていなかった。従来技術には、吸着材の昇温に必要なエネルギー効率の向上という点で改善の余地があった。
【0005】
本発明は、吸着熱を利用可能として、脱離工程における吸着材の昇温に必要なエネルギーを抑制できるエネルギー効率の高い二酸化炭素回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本開示の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0007】
第1の開示は、吸着材(12)を内部に有し、前記吸着材(12)に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して前記二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、前記吸着材(12)の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材(12)から前記二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行するモジュール(11)と、前記モジュール(11)を冷却する冷却媒体を貯留するタンク(82)と、を備え、前記吸着工程において、前記吸着材(12)の温度と、前記タンク(82)における前記冷却媒体の温度との差が第1閾値以上であるとき、前記冷却媒体を前記モジュール(11)に流して熱回収を行う、二酸化炭素回収装置(1)である。
【0008】
第2の開示は、第1の開示に記載の二酸化炭素回収装置(1)において、前記冷却媒体が前記モジュール(11)へ入る位置における入口温度と、前記冷却媒体が前記モジュール(11)から出る位置における出口温度との差が第2閾値よりも小さくなったときには、前記冷却媒体を前記モジュール(11)に流すことを停止する、二酸化炭素回収装置(1)である。
【0009】
第3の開示は、第1の開示又は第2の開示に記載の二酸化炭素回収装置(1)において、前記吸着材(12)の温度と、前記タンク(82)における前記冷却媒体の温度との差が第3閾値よりも小さくなったときには、前記冷却媒体を前記モジュール(11)に流すことを停止する、二酸化炭素回収装置(1)である。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、吸着熱を利用可能として、脱離工程における吸着材の昇温に必要なエネルギーを抑制できるエネルギー効率の高い二酸化炭素回収装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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