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公開番号
2025108044
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001650
出願日
2024-01-10
発明の名称
接着剤塗布システム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
8/0286 20160101AFI20250715BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】燃料電池の製造段階においてガス拡散層を中間層に貼り合わせる際に、接着剤を所望の塗布領域からはみ出し難くする。
【解決手段】接着剤塗布システムは、中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、中間層に対して接着剤を塗布する。接着剤塗布システムは、塗布部とロボットアームと制御装置とを備える。塗布部は、バルブが開かれると接着剤を塗布する。ロボットアームは、塗布部を移動可能に構成されている。制御装置は、バルブとロボットアームとを制御する。制御装置は、ロボットアームによって塗布部を移動させながら、塗布部が塗布始点の直上に位置する前にバルブを開くことによって、中間層に対して接着剤を塗布始点から線状に塗布する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、前記中間層に対して接着剤を塗布する接着剤塗布システムであって、
バルブが開かれると前記接着剤を塗布する塗布部と、
前記塗布部を移動可能に構成されたロボットアームと、
前記バルブと前記ロボットアームとを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記ロボットアームによって前記塗布部を移動させながら、前記塗布部が塗布始点の直上に位置する前に前記バルブを開くことによって、前記中間層に対して前記接着剤を前記塗布始点から線状に塗布する、
接着剤塗布システム。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記バルブを断続的に開くことによって、前記中間層に対して前記接着剤を、断続的な前記線状としての破線状に塗布する、請求項1に記載の接着剤塗布システム。
【請求項3】
中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、前記中間層に対して接着剤を塗布する接着剤塗布システムであって、
バルブが開かれると前記接着剤を塗布する塗布部と、
前記塗布部を移動可能に構成されたロボットアームと、
前記バルブと前記ロボットアームとを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記ロボットアームによって前記塗布部を移動させ、且つ前記バルブを断続的に開くことによって、前記中間層に対して前記接着剤を破線状に塗布する、
接着剤塗布システム。
【請求項4】
前記中間層は、電解質膜と、前記電解質膜の周囲に設けられた樹脂フィルムと、を備え、
前記接着剤は、湿気硬化型の接着剤であり、
前記制御装置は、前記樹脂フィルムに前記接着剤を塗布する、
請求項1~3のいずれか1つに記載の接着剤塗布システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池を構成する部材に接着剤を塗布するシステムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池の中には、一方側から順に、アノード側のガス拡散層と、中間層と、カソード側のガス拡散層とを含むものがある。この燃料電池は、アノード側のガス拡散層に、水素を含むガスとしての燃料ガスが供給されると共に、カソード側のガス拡散層に、酸素を含むガスとしての酸化ガスが供給されると、発電を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-161181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、このような燃料電池の製造段階において、以下に示す課題がある点に着目した。燃料電池の中には、構造的に、一方のガス拡散層については、中間層に対して熱プレスによって接合できるが、他方のガス拡散層については、中間層に対して熱プレスによる接合ができない場合がある。この場合には、当該他方のガス拡散層を接着剤で中間層に貼り合わせる必要がある。
【0005】
具体的には、例えば、中間層に対して接着剤を線状に塗布して、その中間層に対してガス拡散層を貼り合わせる。しかしながら、その接着剤を線状に塗布する領域の両側が、接着剤禁止域となってしまう場合がある。なお、ここでいう接着剤禁止域としては、例えば、燃料電池における電極域やシール域近傍などが挙げられる。
【0006】
具体的には、例えば、接着剤が、電極域にはみ出した場合には、燃料電池の内部抵抗などに悪影響を及ぼすおそれがある。また、例えば、シール域近傍にはみ出した場合には、燃料電池におけるシール性能に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0007】
以上のことから、接着剤を塗布する領域を高精度に制御する必要がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、燃料電池の製造段階においてガス拡散層を中間層に貼り合わせる際に、接着剤を所望の塗布領域からはみ出し難くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、接着剤を塗布する塗布部のバルブと、それを移動させるロボットアームとについて、所定の制御を行えば、上記目的を達成できることを見出して、本発明に至った。本発明は、以下の(1)~(4)の接着剤塗布システムである。
【0010】
(1)中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、前記中間層に対して接着剤を塗布する接着剤塗布システムであって、
バルブが開かれると前記接着剤を塗布する塗布部と、
前記塗布部を移動可能に構成されたロボットアームと、
前記バルブと前記ロボットアームとを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記ロボットアームによって前記塗布部を移動させながら、前記塗布部が塗布始点の直上に位置する前に前記バルブを開くことによって、前記中間層に対して前記接着剤を前記塗布始点から線状に塗布する、
接着剤塗布システム。
(【0011】以降は省略されています)
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