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公開番号
2025114286
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008891
出願日
2024-01-24
発明の名称
触媒層形成用転写膜の評価方法
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
4/86 20060101AFI20250729BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】破断しやすい触媒層形成用転写膜に対して、触媒層の転写不良の発生などの転写時のハンドリング性を精度よく評価できる触媒層形成用転写膜の評価方法を提供すること。
【解決手段】基材の上に積層され、転写によって燃料電池の触媒層を形成する触媒層形成用転写膜の評価方法であって、SAICAS法により、切削刃を移動させながら水平力を測定し、前記切削刃を前記触媒層形成用転写膜に挿入してから前記触媒層形成用転写膜が破断するまでの間の水平力の最大値を得て、前記水平力の最大値に基づいて前記触媒層形成用転写膜の転写時のハンドリング性を評価する、触媒層形成用転写膜の評価方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基材の上に積層され、転写によって燃料電池の触媒層を形成する触媒層形成用転写膜の評価方法であって、
SAICAS法により、切削刃を移動させながら水平力を測定し、
前記切削刃を前記触媒層形成用転写膜に挿入してから前記触媒層形成用転写膜が破断するまでの間の水平力の最大値を得て、前記水平力の最大値に基づいて前記触媒層形成用転写膜の転写時のハンドリング性を評価する、触媒層形成用転写膜の評価方法。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記転写時のハンドリング性は、前記燃料電池の電解質膜に前記触媒層形成用転写膜を転写させた直後の触媒層形成用転写膜の剥がれ及び切れ目の有無を含む、請求項1に記載の触媒層形成用転写膜の評価方法。
【請求項3】
さらに、前記転写時のハンドリング性は、前記触媒層形成用転写膜にねじり外力を付加したときの前記触媒層形成用転写膜の剥がれ及び切れ目の有無を含む、請求項2に記載の触媒層形成用転写膜の評価方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒層形成用転写膜の評価方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する燃料電池に関する研究開発が行われている。燃料電池は、一般に、電解質膜を介して対向配置されたアノード側触媒層とカソード側触媒層とを含む電極構造体(MEA)を有する。電極構造体を製造する方法として、電解質膜に触媒層形成用の転写膜を転写することが行われている。触媒層の転写不良を回避するため、触媒層形成用転写膜の状態で転写不良の発生を評価できる評価方法が検討されている。例えば、SAICAS法により、切削刃が転写膜と転写膜の基材との界面に到達した時の垂直力と水平力とを測定し、得られた垂直力の値を水平力の値で除した商により、転写不良の発生の有無を予測する評価方法が検討されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-173905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、燃料電池に関する技術では、生産性の向上が課題の一つである。よって、種々の触媒層形成用転写膜を用いた場合でも触媒層の転写不良の発生を精度よく評価できる評価方法が望まれている。しかしながら、SAICAS法を用いた従来の評価方法は、切削刃が触媒層形成用転写膜と基材との界面に到達した時の垂直力と水平力とを測定しているため、切削刃が界面に到達する間に触媒層形成用転写膜が破断するような場合には適用できない。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、破断しやすい触媒層形成用転写膜に対して、触媒層の転写不良の発生などの転写時のハンドリング性を精度よく評価できる触媒層形成用転写膜の評価方法を提供することを目的とする。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、SAICAS法により、切削刃を移動させながら測定した水平力のデータの中から、測定切削刃を触媒層形成用転写膜に挿入してから触媒層形成用転写膜が破断するまでの間の水平力の最大値を用いて、転写時のハンドリング性を評価することによって、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
(1)基材の上に積層され、転写によって燃料電池の触媒層を形成する触媒層形成用転写膜の評価方法であって、SAICAS法により、切削刃を移動させながら水平力を測定し、前記切削刃を前記触媒層形成用転写膜に挿入してから前記触媒層形成用転写膜が破断するまでの間の水平力の最大値を得て、前記水平力の最大値に基づいて前記触媒層形成用転写膜の転写時のハンドリング性を評価する、触媒層形成用転写膜の評価方法。
【0008】
(1)の触媒層形成用転写膜の評価方法によれば、切削刃を移動させながら測定した水平力のデータの中から、切削刃を触媒層形成用転写膜に挿入してから触媒層形成用転写膜が破断するまでの間の水平力の最大値を用いるので、触媒層形成用転写膜が破断しやすくても転写時のハンドリング性を精度よく予測することができる。
【0009】
(2)前記転写時のハンドリング性は、前記燃料電池の電解質膜に前記触媒層形成用転写膜を転写させた直後の前記触媒層形成用転写膜の剥がれ及び切れ目の有無を含む、(1)に記載の触媒層形成用転写膜の評価方法。
【0010】
(2)の触媒層形成用転写膜の評価方法によれば、上記の水平力から、燃料電池の電解質膜に触媒層形成用転写膜を転写させた直後の触媒層形成用転写膜の剥がれ及び切れ目の有無を予測することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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