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公開番号
2025114304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008924
出願日
2024-01-24
発明の名称
蓄エネルギー装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F28D
20/00 20060101AFI20250729BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】エネルギーを効率的に利用可能な蓄エネルギー装置を提供すること。
【解決手段】容器10aの内部に収納された蓄熱材3の化学反応により熱を生成する蓄エネルギー装置1における容器10aは、内側壁111及び外側壁112を有する二重壁の容器10aであり、蓄熱材3が発熱する発熱側容器11と、発熱に用いた蓄熱材3を再生する再生側容器12と、で一対の容器10を構成し、一対の容器10は、エジェクタ4の設けられた配管9により接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器の内部に収納された蓄熱材の化学反応により熱を生成する蓄エネルギー装置であって、
前記容器は、内側壁及び外側壁を有する二重壁で構成され、
前記蓄熱材が発熱する発熱側容器と、発熱に用いた前記蓄熱材を再生する再生側容器と、で一対の容器を構成し、
前記一対の容器は、エジェクタの設けられた配管により接続されている、蓄エネルギー装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記発熱側容器で生成された水蒸気が流通し、前記エジェクタが設けられる水蒸気流路と、
前記エジェクタから前記再生側容器の内部に接続される負圧第一流路と、を有し、
前記エジェクタのベンチュリ効果により発生する負圧で、前記負圧第一流路から前記再生側容器内の空気が吸引されて減圧する、請求項1に記載の蓄エネルギー装置。
【請求項3】
前記発熱側容器で生成した水蒸気が流通し、前記エジェクタが設けられる水蒸気流路と、
前記エジェクタの近傍に配置される逆止弁と、
前記エジェクタから前記逆止弁を介して、前記一対の容器それぞれの前記内側壁と前記外側壁の間に接続される負圧第二流路と、を有し、
前記エジェクタのベンチュリ効果により発生する負圧で、前記負圧第二流路から前記容器の二重壁内の空気が吸引されて減圧する、請求項1又は2に記載の蓄エネルギー装置。
【請求項4】
前記蓄熱材は、アルカリ土類金属であり、
前記発熱側容器は、水が供給されて前記蓄熱材が発熱し、前記再生側容器は加熱され、前記アルカリ土類金属の水酸化物が酸化されて前記蓄熱材が再生され、
前記発熱側容器と前記再生側容器とを接続するとともに、前記再生側容器から生成される水蒸気が流通し、前記エジェクタが設けられる再生水蒸気流路を有し、
前記エジェクタのベンチュリ効果により発生する負圧で、前記再生側容器から前記発熱側容器へ水蒸気が吸引され、前記発熱側容器に供給される、請求項1又は2に記載の蓄エネルギー装置。
【請求項5】
前記蓄熱材は、水と反応する金属酸化物であり、
前記一対の容器は、前記発熱側容器と、前記再生側容器とが、交互に役割を交代するように加熱及び水の供給が切り替えられる、請求項1又は2に記載の蓄エネルギー装置。
【請求項6】
前記一対の容器それぞれに配置され、水又は温水及び水蒸気が内部を流通可能な水管部を有し、
前記再生側容器では、前記蓄熱材の再生時に前記水管部へ水の供給を行わずに、前記水管部内の温水又は水蒸気を前記発熱側容器の前記水管部に供給する、請求項5に記載の蓄エネルギー装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の蓄エネルギー装置の製造方法であって、
前記二重壁の前記内側壁及び前記外側壁は、互いの間が大気圧の状態で接合される、蓄エネルギー装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄エネルギー装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、地球温暖化を抑制するため、再生可能エネルギーとして太陽光や風力発電が知られている。再生可能エネルギーは電力供給を安定させることが難しい場合があるので、各種電池を使用して、蓄エネルギーが行われている。反復可能にエネルギーを再生するため、化学反応熱を利用した化学蓄熱による蓄エネルギー装置が知られている。このような化学反応や熱効率を向上させるため、内部に蓄熱材を保持し、放熱反応後の容器を、真空ポンプ等を使用して減圧した通路内に配置することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-118315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
真空ポンプを使用するために別途のエネルギーが必要になる。また、特許文献1に開示された技術では、容器全体を減圧した通路に配置するため、個別の反応を効率化させることは難しい。このように、エネルギーが効率的に利用されにくいという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1) 本発明は、容器(例えば、容器10a)の内部に収納された蓄熱材(例えば、蓄熱材3)の化学反応により熱を生成する蓄エネルギー装置(例えば、蓄エネルギー装置1)であって、前記容器は、内側壁(例えば、内側壁111)及び外側壁(例えば、外側壁112)を有する二重壁で構成され、前記蓄熱材が発熱する発熱側容器(例えば、発熱側容器11)と、発熱に用いた前記蓄熱材を再生する再生側容器(例えば、再生側容器12)と、で一対の容器(例えば、一対の容器10)を構成し、前記一対の容器は、エジェクタ(例えば、エジェクタ4)の設けられた配管(例えば、配管9)により接続されている、蓄エネルギー装置に関する。
【0006】
(2) 前記発熱側容器で生成された水蒸気が流通し、前記エジェクタが設けられる水蒸気流路(例えば、水蒸気流路43)と、前記エジェクタから前記再生側容器の内部に接続される負圧第一流路(例えば、負圧第一流路41)と、を有し、前記エジェクタのベンチュリ効果により発生する負圧で、前記負圧第一流路から前記再生側容器内の空気が吸引されて減圧することが好ましい。
【0007】
(3) 前記発熱側容器で生成した水蒸気が流通し、前記エジェクタが設けられる水蒸気流路と、前記エジェクタの近傍に配置される逆止弁(例えば、逆止弁45)と、前記エジェクタから前記逆止弁を介して、前記一対の容器それぞれの前記内側壁と前記外側壁の間に接続される負圧第二流路(例えば、負圧第二流路42)と、を有し、前記エジェクタのベンチュリ効果により発生する負圧で、前記負圧第二流路から前記容器の二重壁内の空気が吸引されて減圧することが好ましい。
【0008】
(4) 前記蓄熱材は、アルカリ土類金属であり、前記発熱側容器は、水が供給されて前記蓄熱材が発熱し、前記再生側容器は加熱され、前記アルカリ土類金属の水酸化物が酸化されて前記蓄熱材が再生され、前記発熱側容器と前記再生側容器とを接続するとともに、前記再生側容器から生成される水蒸気が流通し、前記エジェクタが設けられる再生水蒸気流路(例えば、再生水蒸気流路44)を有し、前記エジェクタのベンチュリ効果により発生する負圧で、前記再生側容器から前記発熱側容器へ水蒸気が吸引され、前記発熱側容器に供給されることが好ましい。
【0009】
(5) 前記蓄熱材は、水と反応する金属酸化物であり、前記一対の容器は、前記発熱側容器と、前記再生側容器とが、交互に役割を交代するように加熱及び水の供給が切り替えられることが好ましい。
【0010】
(6) 前記一対の容器それぞれに配置され、水又は温水及び水蒸気が内部を流通可能な水管部(例えば、水管部5)を有し、前記再生側容器では、前記蓄熱材の再生時に前記水管部へ水の供給を行わずに、前記水管部内の温水又は水蒸気を前記発熱側容器の前記水管部に供給することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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