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公開番号
2025176382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2024082497
出願日
2024-05-21
発明の名称
電解システムの制御装置および電解システム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
C25B
9/00 20210101AFI20251127BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【解決手段】電解システム10の制御装置11は、水電解スタック72と昇圧スタック150との各々の劣化度を予測する劣化予測部244と、水電解スタックへの供給電流と昇圧スタックへの供給電流とを制御する供給電流制御部242と、を有し、供給電流制御部は、水電解スタックおよび昇圧スタックのうちの劣化度が大きい方のスタックへの供給電流を一定に制御するとともに水電解スタックおよび昇圧スタックのうちの劣化度が小さい方のスタックへの供給電流を適応的に制御し得る。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
水電解スタックに電流を供給することにより水を電気分解する水電解装置と、
前記水電解スタックで発生した水素ガスが導入される昇圧スタックに電流を供給することにより水素ガスを昇圧する昇圧装置と、
を備える、電解システムの制御装置であって、
前記水電解スタックと前記昇圧スタックとの各々の劣化度を予測する劣化予測部と、
前記水電解スタックへの供給電流と前記昇圧スタックへの供給電流とを制御する供給電流制御部と、
を有し、
前記供給電流制御部は、前記水電解スタックおよび前記昇圧スタックのうちの前記劣化度が大きい方のスタックへの供給電流を一定に制御するとともに前記水電解スタックおよび前記昇圧スタックのうちの前記劣化度が小さい方のスタックへの供給電流を適応的に制御し得る、電解システムの制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電解システムの制御装置であって、
前記水電解スタックからの溶出イオン量に関する情報である第1溶出イオン量情報と、前記昇圧スタックからの溶出イオン量に関する情報である第2溶出イオン量情報とを取得する溶出イオン量情報取得部をさらに備え、
前記劣化予測部は、前記第1溶出イオン量情報に基づいて前記水電解スタックの前記劣化度を予測し、前記第2溶出イオン量情報に基づいて前記昇圧スタックの前記劣化度を予測する、電解システムの制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電解システムの制御装置であって、
前記第1溶出イオン量情報は、前記水電解スタックによって生成された酸素ガス中の溶出イオン量に基づいて取得される情報であり、
前記第2溶出イオン量情報は、前記昇圧スタックによって昇圧された水素ガス中の溶出イオン量に基づいて取得される情報である、電解システムの制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電解システムの制御装置であって、
前記電解システムは、前記水電解スタックによって生成された酸素ガスと前記昇圧スタックによって昇圧された水素ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池スタックから導出されるオフガスに含まれる水分と、前記水電解スタックから導出される水分と、を貯留するための貯留部を備え、
前記溶出イオン量情報取得部は、前記第1溶出イオン量情報と前記第2溶出イオン量情報とのうちの一方が取得不能であり、かつ、前記第1溶出イオン量情報と前記第2溶出イオン量情報とのうちの他方が取得可能である場合に、前記貯留部に貯留されている水中の溶出イオン量に関する情報と前記第1溶出イオン量情報および前記第2溶出イオン量情報のうちの前記他方とに基づいて、前記第1溶出イオン量情報および前記第2溶出イオン量情報のうちの前記一方を推定する、電解システムの制御装置。
【請求項5】
請求項2に記載の電解システムの制御装置であって、
前記水電解スタックからの溶出イオン量が第1閾値に達したか否かを判定するとともに前記昇圧スタックからの溶出イオン量が第2閾値に達したか否かを判定する判定部を備え、
前記水電解スタックからの溶出イオン量が前記第1閾値に達したと前記判定部によって判定された場合、または、前記昇圧スタックからの溶出イオン量が前記第2閾値に達したと前記判定部によって判定された場合に、前記供給電流制御部は、前記水電解スタックおよび前記昇圧スタックへの供給電流を抑制する供給電流抑制制御を実行する、電解システムの制御装置。
【請求項6】
請求項5に記載の電解システムの制御装置であって、
前記判定部は、前記水電解スタックからの溶出イオン量が前記第1閾値よりも大きい第3閾値に達したか否かを判定するとともに前記昇圧スタックからの溶出イオン量が前記第2閾値よりも大きい第4閾値に達したか否かを判定し、
前記水電解スタックからの溶出イオン量が前記第3閾値に達したと前記判定部によって判定された場合、または、前記昇圧スタックからの溶出イオン量が前記第4閾値に達したと前記判定部によって判定された場合に、前記供給電流制御部は、前記水電解スタックおよび前記昇圧スタックへの電流の供給を停止する、電解システムの制御装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の制御装置を備える、電解システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電解システムの制御装置および電解システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する電解システムに関する技術開発が行われている。
【0003】
例えば、特許第7421581号公報には、水電解装置と、昇圧装置とを備えた電解システムが開示されている。水電解装置は、水電解スタックに電流を供給することにより水を電気分解する。昇圧装置は、水電解スタックで発生した水素ガスが導入される昇圧スタックに電流を供給することにより水素ガスを昇圧する。電解システムは、制御装置によって制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7421581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
より良好な電解システムの制御装置および電解システムが待望されている。
【0006】
本開示は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、水電解スタックに電流を供給することにより水を電気分解する水電解装置と、前記水電解スタックで発生した水素ガスが導入される昇圧スタックに電流を供給することにより水素ガスを昇圧する昇圧装置と、を備える、電解システムの制御装置であって、前記水電解スタックと前記昇圧スタックとの各々の劣化度を予測する劣化予測部と、前記水電解スタックへの供給電流と前記昇圧スタックへの供給電流とを制御する供給電流制御部と、を有し、前記供給電流制御部は、前記水電解スタックおよび前記昇圧スタックのうちの前記劣化度が大きい方のスタックへの供給電流を一定に制御するとともに前記水電解スタックおよび前記昇圧スタックのうちの前記劣化度が小さい方のスタックへの供給電流を適応的に制御し得る、電解システムの制御装置である。
【0008】
本開示の第2の態様は、第1の態様による制御装置を備える、電解システムである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、より良好な電解システムの制御装置および電解システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る電解システムを備えたエネルギーシステムの模式図である。
図2は、水電解セルの断面説明図である。
図3は、昇圧セルの断面説明図である。
図4は、制御装置を説明するブロック図である。
図5は、電解システムの制御方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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