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公開番号2025111297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005636
出願日2024-01-17
発明の名称電動駆動装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類H02K 5/18 20060101AFI20250723BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】冷却風の渦流化を抑制し、冷却風の流れを円滑化することで、回転電機に対する冷却性能を向上させる。
【解決手段】電動駆動装置251は、回転電機31を備え、回転電機31は、所定の軸方向に延びるシャフトと、シャフトの外周において軸方向に延びるハウジング36と、を有し、ハウジング36の外周面には、ハウジング36の周方向に間隔をおいて複数の冷却フィン256~258が設けられると共に、ハウジング36に隣接する部材37、74を締結するための締結突起255が隣り合う冷却フィン256~258の間に設けられ、締結突起255は、ハウジング36の軸方向の一端部から他端部まで連続的に延びている。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機を備えた電動駆動装置であって、
前記回転電機は、
所定の軸方向に延びるシャフトと、
前記シャフトの外周において前記軸方向に延びるハウジングと、を有し、
前記ハウジングの外周面には、前記ハウジングの周方向に間隔をおいて複数の冷却フィンが設けられると共に、前記ハウジングに隣接する部材を締結するための締結突起が隣り合う前記冷却フィンの間に設けられ、
前記締結突起は、前記ハウジングの前記軸方向の一端部から他端部まで連続的に延びている電動駆動装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記回転電機の前記軸方向の一方側に配置され、前記シャフトと一体に回転することで前記ハウジングの前記外周面に向かって冷却風を送るファンを更に有し、
前記ファンの送風方向は、前記軸方向に対して傾斜しており、
前記締結突起は、前記ファンの前記送風方向に沿って前記軸方向に対して傾斜している請求項1に記載の電動駆動装置。
【請求項3】
前記ファンは、前記軸方向に延びる円筒状のリム部を有し、
前記リム部の外周面には、複数の送風リブが設けられ、
前記各送風リブは、前記ファンの回転方向における下流側に向かって前記軸方向の前記一方側に傾斜している請求項2に記載の電動駆動装置。
【請求項4】
前記複数の冷却フィンは、前記軸方向に沿って延びており、
前記複数の冷却フィンの前記軸方向の一端部は、前記締結突起の側面に間隔を介して対向しており、前記締結突起の延在方向に沿って整列している請求項2又は3に記載の電動駆動装置。
【請求項5】
前記複数の冷却フィンは、前記軸方向に沿って延びており、
前記複数の冷却フィンの前記軸方向の一端部は、前記締結突起の側面に間隔を介して対向しており、前記複数の冷却フィンの前記軸方向の前記一端部と前記締結突起の前記側面との対向間隔は、前記ファンの前記送風方向における下流側に向かうに従って広くなっている請求項2又は3に記載の電動駆動装置。
【請求項6】
前記軸方向と前記締結突起の延在方向とのなす角度は、45度以下である請求項2又は3に記載の電動駆動装置。
【請求項7】
前記軸方向と前記締結突起の延在方向とのなす角度は、30度である請求項6に記載の電動駆動装置。
【請求項8】
前記複数の冷却フィン及び前記締結突起は、前記軸方向に沿って延びている請求項1に記載の電動駆動装置。
【請求項9】
前記締結突起は、前記軸方向の一端部から他端部まで同一の材料によって一体的に形成されている請求項1、2、又は8に記載の電動駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両や航空機等においてもCO

排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、回転電機(モータ)と制御装置(駆動部)とを備えた駆動装置が開示されている。特許文献1の図5に示されるように、回転電機のハウジングの外周面には、複数の冷却フィンが突出している。更に、ハウジングの外周面には、ハウジングの軸方向における一端部(冷却風の流れ方向における上流側の端部)に、ハウジングを固定対象に固定するためのフランジが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-57526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、ハウジングの軸方向におけるフランジの一方側(冷却風の流れ方向におけるフランジの下流側)で、且つ、隣り合う冷却フィンの間に、大きな隙間が存在している。隣り合う冷却フィンに沿って流れる冷却風の一部が上記の隙間において渦流化すると、冷却風の流れが阻害されて冷却風の風速が低下し、回転電機に対する冷却性能が低下する虞がある。
【0006】
本発明は、以上の背景に鑑み、回転電機のハウジングの外周面に複数の冷却フィンが設けられた電動駆動装置において、冷却風の渦流化を抑制し、冷却風の流れを円滑化することで、回転電機に対する冷却性能を向上させることを課題とする。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、回転電機(31)を備えた電動駆動装置(16、251)であって、前記回転電機は、所定の軸方向に延びるシャフト(38)と、前記シャフトの外周において前記軸方向に延びるハウジング(36)と、を有し、前記ハウジングの外周面には、前記ハウジングの周方向に間隔をおいて複数の冷却フィン(42、256~258)が設けられると共に、前記ハウジングに隣接する部材(37、74)を締結するための締結突起(43、255)が隣り合う前記冷却フィンの間に設けられ、前記締結突起は、前記ハウジングの前記軸方向の一端部から他端部まで連続的に延びている。
【0008】
この態様によれば、複数の冷却フィンと締結突起との間に、ハウジングの軸方向の一端部から他端部まで連続する冷却風の流路が形成される。これにより、締結突起の周辺領域における冷却風の渦流化を抑制し、冷却風の流れを円滑化することができる。そのため、冷却風の風速の低下を抑制し、回転電機に対する冷却性能を向上させることができる。
【0009】
上記の態様において、前記回転電機の前記軸方向の一方側に配置され、前記シャフトと一体に回転することで前記ハウジングの前記外周面に向かって冷却風を送るファン(33)を更に有し、前記ファンの送風方向は、前記軸方向に対して傾斜しており、前記締結突起(255)は、前記ファンの前記送風方向に沿って前記軸方向に対して傾斜していても良い。
【0010】
この態様によれば、複数の冷却フィンと締結突起との間に形成される冷却風の流路へ、ファンからの冷却風をその流れに沿って導入することができる。そのため、締結突起によって冷却風の流れが阻害されるのを抑制し、回転電機に対する冷却性能を一層向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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