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公開番号
2025122471
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017987
出願日
2024-02-08
発明の名称
電力変換装置
出願人
本田技研工業株式会社
,
学校法人東京理科大学
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H02M
3/28 20060101AFI20250814BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】複数種類の電圧レベルに対応させる場合において、より単純な構成で高効率に電力変換することができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】第1機器と第2機器との間での電力変換を行う電力変換装置は、一次側コイルおよび二次側コイルを有する変圧器と、第1回路と、第2回路と、を備え、前記第2回路は、2つの二次側スイッチ素子が直列接続されて成る二次側レグと、前記二次側レグに並列接続された第1キャパシタと、第2キャパシタとを有し、前記二次側コイルは、前記第2キャパシタを介して前記2つの二次側スイッチ素子のうち1つと並列接続されており、前記第2回路は、前記第2機器を前記第1キャパシタに並列接続させる第1接続状態と、前記第2機器を前記第2キャパシタに並列接続させる第2接続状態とを選択的に切り替えるための切替機構を更に有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1機器と第2機器との間での電力変換を行う電力変換装置であって、
コアに巻かれた一次側コイルおよび二次側コイルを有する変圧器と、
前記一次側コイルと前記第1機器との間で電力を伝送する第1回路と、
前記二次側コイルと前記第2機器との間で電力を伝送する第2回路と、
を備え、
前記第2回路は、2つの二次側スイッチ素子が直列接続されて成る二次側レグと、前記二次側レグに並列接続された第1キャパシタと、第2キャパシタとを有し、
前記二次側コイルは、前記第2キャパシタを介して前記2つの二次側スイッチ素子のうち1つと並列接続されており、
前記第2回路は、前記第2機器を前記第1キャパシタに並列接続させる第1接続状態と、前記第2機器を前記第2キャパシタに並列接続させる第2接続状態とを選択的に切り替えるための切替機構を更に有する、ことを特徴とする電力変換装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記二次側レグにおける前記2つの二次側スイッチ素子は、第1接点を介して直列接続されており、
前記二次側コイルの一端が前記第1接点に接続され、前記二次側コイルの他端が前記第2キャパシタに接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記二次側レグおよび前記第1キャパシタの各々は、第1ラインと第2ラインとの間に接続されており、
前記第2キャパシタは、第2接点を介して前記二次側コイルと直列接続されるとともに、前記第2接点と前記第2ラインとの間に接続されており、
前記第1接続状態は、前記第1ラインと前記第2ラインとの間に前記第2機器を接続させる状態であり、
前記第2接続状態は、前記第2接点と前記第2ラインとの間に前記第2機器を接続させる状態である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記第1回路は、2つの一次側スイッチ素子が直列接続されて成る一次側レグを有し、
前記一次側コイルは、前記第1機器を介して前記2つの一次側スイッチ素子のうち1つと並列接続されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記第1回路は、前記一次側レグに並列接続されたキャパシタを更に有する、ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記一次側レグにおける前記2つの一次側スイッチ素子は、第3接点を介して直列接続されており、
前記一次側コイルの一端が前記第3接点に接続され、前記一次側コイルの他端が前記第1機器に接続されている、ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記電力変換装置は、複数の前記変圧器を備え、
前記第1回路は、複数の前記変圧器をそれぞれ動作させる複数の前記一次側レグを有し、
前記第2回路は、複数の前記変圧器をそれぞれ動作させる複数の前記二次側レグを有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項8】
複数の前記変圧器は、前記一次側コイルと前記二次側コイルとの巻数比が互いに異なる、ことを特徴とする請求項7に記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記切替機構は、三端子を有する機械式スイッチである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項10】
前記第1機器は、バッテリであり、
前記第2機器は、前記第1機器から電力が供給される負荷、または、前記第1機器に電力を供給する電源である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池に関する研究開発が行われている。リチウムイオンバッテリなどの固定式や可搬式の二次電池を複数種類の電圧レベル(例えば100V系、200V系)の電源として使用する場合、当該電源の電圧を昇圧するDC/DCコンバータ(電力変換装置)が必要となる。そして、このようなコンバータには、広い入出力電圧比で高効率に電力変換することが求められる。非特許文献1には、非対称な巻数比を有する三相変圧器を用いたCurrent-fed Dual Active Bridgeコンバータが提案されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
陳一宇、太田涼介、星伸一著、「非対称な三相変圧器を用いたCurrent-fed Dual Active Bridgeコンバータ」、電気学会研究会資料、2022.12.1-2、EDD-22-046、SPC-22-186、p.87-92
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1に提案されているコンバータでは、複数種類の電圧レベルに対応させる場合に各相の巻数比の差を大きくする必要がある。そのため、より単純な構成で高効率に電力変換することができるコンバータが望まれる。
【0005】
そこで、本発明は、複数種類の電圧レベルに対応させる場合において、より単純な構成で高効率に電力変換することができる電力変換装置を提供することを目的とする。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての電力変換装置は、第1機器と第2機器との間での電力変換を行う電力変換装置であって、コアに巻かれた一次側コイルおよび二次側コイルを有する変圧器と、前記一次側コイルと前記第1機器との間で電力を伝送する第1回路と、前記二次側コイルと前記第2機器との間で電力を伝送する第2回路と、を備え、前記第2回路は、2つの二次側スイッチ素子が直列接続されて成る二次側レグと、前記二次側レグに並列接続された第1キャパシタと、第2キャパシタとを有し、前記二次側コイルは、前記第2キャパシタを介して前記2つの二次側スイッチ素子のうち1つと並列接続されており、前記第2回路は、前記第2機器を前記第1キャパシタに並列接続させる第1接続状態と、前記第2機器を前記第2キャパシタに並列接続させる第2接続状態とを選択的に切り替えるための切替機構を更に有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、例えば、複数種類の電圧レベルに対応させる場合において、より単純な構成で高効率に電力変換することができる電力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の電力変換装置の構成例を示す回路図
第1接続状態および第2接続状態を説明するための図
第2実施形態の電力変換装置の構成例を示す回路図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内での構成の変更や変形も含む。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その説明を省略する。
【0010】
<第1実施形態>
本発明に係る第1実施形態の電力変換装置100Aについて説明する。本実施形態の電力変換装置100Aは、第1機器D1と第2機器D2との間で電力を伝送(供給)するための電力変換を行う絶縁コンバータ(DC/DCコンバータ)であり、第1機器D1と第2機器D2との間で双方向に電力を伝送可能な双方向絶縁コンバータとして構成されうる。つまり、電力変換装置100Aは、第1機器D1から第2機器D2への電力の伝送(供給)と、第2機器D2から第1機器D1への電力の伝送(供給)とを実行可能に構成されている。第1機器D1は、例えばリチウムイオンバッテリなどの充放電可能なバッテリでありうる。第2機器D2は、第1機器D1としてのバッテリから電力が供給される負荷、あるいは、第1機器D1としてのバッテリに電力を供給する電源(例えば充電器)でありうる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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