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公開番号2025129465
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026106
出願日2024-02-26
発明の名称水電解システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類C25B 9/00 20210101AFI20250829BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【解決手段】水電解システム10は、水を電気分解する水電解装置14と、水電解装置から導出される水素ガスと水との混合流体を気液分離する気液分離器16と、気液分離器によって混合流体から分離された水素ガスを除湿する除湿器18と、除湿器によって除湿された水素ガスを搬送する搬送路22と、搬送路を介して搬送された水素ガスを加湿する加湿器24と、加湿器によって加湿された水素ガスを昇圧する昇圧装置28と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水を電気分解する水電解装置と、
前記水電解装置から導出される水素ガスと水との混合流体を気液分離する気液分離器と、
前記気液分離器によって前記混合流体から分離された水素ガスを除湿する除湿器と、
前記除湿器によって除湿された水素ガスを搬送する搬送路と、
前記搬送路を介して搬送された水素ガスを加湿する加湿器と、
前記加湿器によって加湿された水素ガスを昇圧する昇圧装置と、
を備える、水電解システム。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水電解システムであって、
前記除湿器によって水素ガスを除湿することによって得られた水分は、前記気液分離器および前記加湿器のいずれかに導かれる、水電解システム。
【請求項3】
請求項1に記載の水電解システムであって、
前記除湿器は、膜式除湿器である、水電解システム。
【請求項4】
請求項1に記載の水電解システムであって、
前記加湿器には、前記気液分離器および前記除湿器のいずれかによって得られた水が導かれる、水電解システム。
【請求項5】
請求項4に記載の水電解システムであって、
前記気液分離器は、水を貯留するための貯留部を有し、
前記貯留部に貯留されている水を前記加湿器と前記水電解装置とに供給するための水供給部をさらに備える、水電解システム。
【請求項6】
請求項5に記載の水電解システムであって、
前記水供給部は、前記加湿器と前記水電解装置とに供給する水の温度を調節するための熱交換器を有する、水電解システム。
【請求項7】
請求項1に記載の水電解システムであって、
前記加湿器は、膜式加湿器である、水電解システム。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の水電解システムであって、
前記搬送路には、前記除湿器から導かれた水素ガスを前記昇圧装置に送るためのポンプが設けられている、水電解システム。
【請求項9】
請求項1に記載の水電解システムであって、
前記搬送路を流通する水素ガス中の酸素濃度を測定するための酸素センサをさらに備える、水電解システム。
【請求項10】
請求項8に記載の水電解システムであって、
前記搬送路には、前記搬送路のうちの前記ポンプよりも下流側の部分から分岐する分岐路が設けられ、
前記除湿器によって得られた水分は、前記分岐路を流通する水素ガスによって前記気液分離器に戻される、水電解システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水電解システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能且つ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する動力システムに関する技術開発が行われている。
【0003】
特許文献1には、水電解装置と、気液分離器と、搬送路と、昇圧装置とを備えた水電解システムが開示されている。水電解装置は、水を電気分解する。気液分離器は、水電解装置から導出される水素ガスと液水との混合流体を気液分離する。搬送路は、気液分離器によって混合流体から分離された水素ガスを搬送する。昇圧装置は、搬送路から導かれた水素ガスを昇圧する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-83098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
より良好な水電解システムが待望されている。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の態様は、水を電気分解する水電解装置と、前記水電解装置から導出される水素ガスと水との混合流体を気液分離する気液分離器と、前記気液分離器によって前記混合流体から分離された水素ガスを除湿する除湿器と、前記除湿器によって除湿された水素ガスを搬送する搬送路と、前記搬送路を介して搬送された水素ガスを加湿する加湿器と、前記加湿器によって加湿された水素ガスを昇圧する昇圧装置と、を備える、水電解システムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、より良好な水電解システムを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施形態に係る水電解システムの概略構成図である。
図2は、変形例に係る水供給部を備えた水電解システムの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
水電解システムにおいて、気液分離器によって混合流体から分離された水素ガスには、水蒸気が含まれている。この場合、搬送路を介して昇圧装置に導入される水素ガスにも水蒸気が含まれるため、昇圧装置を構成する電解質膜を当該水蒸気によって加湿することができる。しかしながら、搬送路の周囲が比較的低温である場合等には、搬送路内に結露水が発生して、昇圧装置に導入される水素ガスの湿度を適切に管理できないことがある。また、結露水によって搬送路が閉塞されるおそれもある。本開示は、このような課題に鑑みてなされ、搬送路が結露水によって閉塞されることを抑制し、且つ昇圧装置に導入される水素ガスの湿度を適切に管理し得る水電解システムを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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