TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025137880
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-22
出願番号
2025036667
出願日
2025-03-07
発明の名称
水電解システム
出願人
東京瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C25B
9/00 20210101AFI20250912BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】水電解セルスタックの起動時間を短縮することを可能とする水電解システムを得る。
【解決手段】水電解システム10は、水電解により水素と酸素を生成する水電解セルスタック12と、ポンプ22が設けられ、水電解セルスタック12に水を供給する水循環路14と、起動時に水電解セルスタック12に供給する電流を制御し、水循環路14により水電解セルスタック12に供給される水が常温の状態から水電解を開始させる電源装置16と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水電解により水素と酸素を生成する水電解セルスタックと、
ポンプが設けられ、前記水電解セルスタックに水を供給する水供給路と、
起動時に前記水電解セルスタックに供給する電流を制御し、前記水供給路により前記水電解セルスタックに供給される水が常温の状態から水電解を開始させる電源装置と、
を有する水電解システム。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
水電解により水素と酸素を生成する水電解セルスタックと、
ポンプが設けられ、前記水電解セルスタックに水を供給する水供給路と、
起動時に前記水電解セルスタックに供給する電圧を制御し、前記水供給路により前記水電解セルスタックに供給される水が常温の状態から水電解を開始させる電源装置と、
前記水電解セルスタックに供給される水の温度が所定の温度に上昇したとき、前記電源装置を前記電圧の制御から電流の制御に切り替える切替制御部と、
を有する水電解システム。
【請求項3】
前記水供給路は、前記水電解セルスタックから排出された水を循環させて前記水電解セルスタックに供給する水循環路から成る請求項1又は請求項2に記載の水電解システム。
【請求項4】
前記水循環路には、前記水電解セルスタックから排出された水を気体から分離する水分離器と、新たな水を導入する水導入部とが設けられている請求項3に記載の水電解システム。
【請求項5】
前記電源装置には、所定の電圧上限が設けられている請求項1に記載の水電解システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水電解システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、水を電気分解するための電解槽と、電解槽に直流電力を供給するための整流器と、を含む水素製造装置が開示されている。この水素製造装置用の制御装置は、整流器から電解槽に出力される出力電圧が設定電圧に一致するように、整流器の出力電圧を調節するように構成された電圧制御部と、水素製造装置の起動中の少なくとも一部の期間において、設定電圧を電解槽の定格電圧よりも大きい第1電圧に設定するように構成された電圧設定部とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2024-24244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の水素製造装置用の制御装置は、水素製造装置の起動中の少なくとも一部の期間において、設定電圧を電解槽の定格電圧よりも大きい第1電圧に設定する。そして、電解槽内の水の温度Tが規定温度TCに達したら、制御装置は、水素製造装置の起動が完了したと判定し、水素製造装置による水素の供給を開始する(例えば、特許文献1の図3を参照)。このため、電解槽内の水の温度Tが規定温度TCとなるまで待つ必要があり、起動時間を短縮するには、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、水電解セルスタックの起動時間を短縮することを可能とする水電解システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に記載の水電解システムは、水電解により水素と酸素を生成する水電解セルスタックと、ポンプが設けられ、前記水電解セルスタックに水を供給する水供給路と、起動時に前記水電解セルスタックに供給する電流を制御し、前記水供給路により前記水電解セルスタックに供給される水が常温の状態から水電解を開始させる電源装置と、を有する。
【0007】
第1態様に記載の水電解システムでは、水供給路に設けられたポンプを駆動することで、水電解セルスタックに水が供給される。電源装置により、起動時に水電解セルスタックに供給する電流を制御することで、水供給路により水電解セルスタックに供給される水が常温の状態から水電解が開始される。水電解セルスタックでは、水電解により水素と酸素が生成される。このため、水供給路により水電解セルスタックに供給される水が常温の状態から水電解が開始されることにより、水電解セルスタックで水素を発生させていない時間を短縮することができる。
【0008】
第2態様に記載の水電解システムは、水電解により水素と酸素を生成する水電解セルスタックと、ポンプが設けられ、前記水電解セルスタックに水を供給する水供給路と、起動時に前記水電解セルスタックに供給する電圧を制御し、前記水供給路により前記水電解セルスタックに供給される水が常温の状態から水電解を開始させる電源装置と、前記水電解セルスタックに供給される水の温度が所定の温度に上昇したとき、前記電源装置を前記電圧の制御から電流の制御に切り替える切替制御部と、を有する。
【0009】
第2態様に記載の水電解システムでは、水供給路に設けられたポンプを駆動することで、水電解セルスタックに水が供給される。電源装置により、起動時に水電解セルスタックに供給する電圧を制御することで、水供給路により水電解セルスタックに供給される水が常温の状態から水電解が開始される。水電解セルスタックでは、水電解により水素と酸素が生成される。さらに、切替制御部により、水電解セルスタックに供給される水の温度が所定の温度に上昇したとき、電源装置を電圧の制御から電流の制御に切り替える。電流の制御に切り替えることで、水素の生成量が安定化する。このため、水供給路により水電解セルスタックに供給される水が常温の状態から水電解が開始されることにより、水電解セルスタックで水素を発生させていない時間を短縮することができる。
【0010】
第3態様に記載の水電解システムは、第1態様又は第2態様に記載の水電解システムにおいて、前記水供給路は、前記水電解セルスタックから排出された水を循環させて前記水電解セルスタックに供給する水循環路から成る。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
東京瓦斯株式会社
電力システム
16日前
東京瓦斯株式会社
水電解システム
3日前
東京瓦斯株式会社
水電解システム
1か月前
東京瓦斯株式会社
水電解システム
1か月前
東京瓦斯株式会社
水電解システム
1か月前
東京瓦斯株式会社
電気自動車用充電コネクタ
1か月前
東京瓦斯株式会社
巡回業務分担システムおよびプログラム
1か月前
東洋ガスメーター株式会社
ガスメーター
28日前
東京瓦斯株式会社
疲労損傷検出方法および疲労損傷検出システム
2か月前
東京瓦斯株式会社
アンモニア燃焼装置、及び、アンモニア燃焼方法
1か月前
東京瓦斯株式会社
情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
1か月前
東京瓦斯株式会社
炭素削減手段提案システムおよび炭素削減手段提案方法
17日前
東京瓦斯株式会社
情報処理装置、充電システム、電力制御方法、およびプログラム
2か月前
東京瓦斯株式会社
電気ヒータのスケール検知方法、電気ヒータのスケール検知装置、及び、電気ボイラ
23日前
東京瓦斯株式会社
二酸化炭素還元電極用カソードガス拡散層、二酸化炭素還元電極、及び、二酸化炭素電解セル
6日前
有限会社 ナプラ
端子
23日前
株式会社カネカ
電解装置
1か月前
株式会社ノーリツ
電解水生成装置
22日前
SMD株式会社
めっき処理装置
1か月前
大同特殊鋼株式会社
触媒合金
1か月前
本田技研工業株式会社
電解装置
7日前
株式会社東芝
アルマイト処理方法
16日前
株式会社JCU
ニッケル系合金めっき液
2か月前
株式会社JCU
ニッケル系合金めっき液
2か月前
本田技研工業株式会社
水電解システム
1か月前
本田技研工業株式会社
水電解システム
20日前
本田技研工業株式会社
水電解システム
24日前
旭化成株式会社
電解セル構造体
2か月前
本田技研工業株式会社
電気化学スタック
15日前
トヨタ自動車株式会社
水電解スタック
27日前
本田技研工業株式会社
電解セルの製造方法
今日
株式会社村田製作所
電子部品及びその製造方法
1か月前
株式会社SOKEN
電解セル
1か月前
睦技研株式会社
バレルめっき装置
1か月前
ナミックス株式会社
銅部材
8日前
株式会社神戸製鋼所
導電材料およびその製造方法
16日前
続きを見る
他の特許を見る