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公開番号2025126432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022608
出願日2024-02-19
発明の名称水電解スタック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C25B 9/00 20210101AFI20250822BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】シール性低下を抑制することができる水電解スタックを提供する。
【解決手段】複数の水電解セルを積層して構成され、水電解セルに水を供給し電力を印加することで水素を生成する水電解スタックであって、積層される水電解セルの所定位置に、その内部に水を導入しない部材である、シール性向上用積層部材が積層されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
複数の水電解セルを積層して構成され、前記水電解セルに水を供給し電力を印加することで水素を生成する水電解スタックであって、
積層される前記水電解セルの所定位置に、その内部に前記水を導入しない部材である、シール性向上用積層部材が積層されている、
水電解スタック。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記シール性向上用積層部材が、
前記水電解セルが具備するアノードセパレータと同じ形状である第１外装体、
前記水電解セルが具備するカソードセパレータと同じ形状である第２外装体、
前記第１外装体と前記第２外装体との間に配置された芯材、及び、
前記第１外装体と前記第２外装体との間に配置されて前記第１外装体と前記第２外装体とを接着するフレームと、を有する、
請求項１に記載の水電解スタック。
【請求項３】
前記第１外装体及び前記第２外装体との間の空間と外部とを連通する連通孔を有する請求項２に記載の水電解スタック。
【請求項４】
前記シール性向上用積層部材が、前記水電解セルよりも曲がりにくい板状の部材である、請求項１に記載の水電解スタック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は水電解セルが積層された水電解スタックに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、水電解で生成した水素を水電解スタック内で昇圧して供給することが求められ、水電解セルの平面方向の端部のシール部材の高い耐圧構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１２３９０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
水電解スタックでは、水素極の内圧上昇に伴い、図１６に示すようにエンドプレート間に配置された複数の水電解セルにおいて中央部が膨らみ、最もエンドプレート側に配置された水電解セルで反りが大きくなり、点線の丸で囲ったように変形し、この端部の配置されたシール部材によるシール性が低下する虞がある。このようなシール性の低下は水素圧を十分に高めることができなくなったり、水素漏れの原因となったりする。
【０００５】
上記問題に鑑み本開示は、シール性の低下を抑制することができる水電解スタックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本願は、複数の水電解セルを積層して構成され、水電解セルに水を供給し電力を印加することで水素を生成する水電解スタックであって、積層される水電解セルの所定位置に、その内部に水を導入しない部材である、シール性向上用積層部材が積層されている、水電解スタックを開示する。
【０００７】
シール性向上用積層部材が、水電解セルが具備するアノードセパレータと同じ形状である第１外装体、水電解セルが具備するカソードセパレータと同じ形状である第２外装体、第１外装体と第２外装体との間に配置された芯材、及び、第１外装体と第２外装体との間に配置されて第１外装体と第２外装体とを接着するフレームと、を有するように構成してもよい。
【０００８】
第１外装体及び第２外装体との間の空間と外部とを連通する連通孔を有するように構成してもよい。
【０００９】
シール性向上用積層部材が、水電解セルよりも曲がりにくい板状の部材であるようにしてもよい。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、シール性向上用積層部材により、変形の大きい水電解セルを減らすことができ、水電解スタック内のシール性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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