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公開番号
2025131090
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028605
出願日
2024-02-28
発明の名称
電力システム
出願人
東京瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
G06Q
50/06 20240101AFI20250902BHJP(計算;計数)
要約
【課題】電力供給事業者が金銭的メリットを享受できるようにする。
【解決手段】電力システム1は、分電盤10と、負荷装置12と、蓄電池14と、電力系統42を通じて分電盤10に電力を供給する電力供給事業者50により管理され、蓄電池14の充放電を遠隔地から制御することが可能な制御装置30と、を備え、制御装置30は、電力市場価格が相対的に安価な時間帯に、電力系統42から分電盤10を通じて供給される電力を蓄電池14に蓄え、電力市場価格が相対的に高価な時間帯に、蓄電池14の電力を負荷装置12に供給することで電力系統42から分電盤10への電力量を制御し、
分電盤10が電力系統42から受電した時間帯に拘わらず、分電盤10が電力系統42から受電した電力量に応じて、需要家40に支払いを請求する電気料金を決定する料金決定処理を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
需要家の構内において電力系統に電気的に接続され、前記電力系統から供給される電力を受電可能な分電盤と、
前記分電盤に電気的に接続され、前記分電盤を通じて供給される電力を消費する負荷装置と、
前記需要家の構内において前記分電盤に電気的に接続され、充放電が可能な蓄電池と、
前記電力系統を通じて前記分電盤に電力を供給する電力供給事業者により管理され、前記蓄電池の充放電を遠隔地から制御することが可能な制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
電力市場価格が相対的に安価な時間帯に、前記電力系統から前記分電盤を通じて供給される電力を前記蓄電池に蓄え、前記電力市場価格が相対的に高価な時間帯に、前記蓄電池の電力を前記負荷装置に供給することで前記電力系統から前記分電盤への電力量を制御し、
前記分電盤が前記電力系統から受電した時間帯に拘わらず、前記分電盤が前記電力系統から受電した電力量に応じて、前記需要家に支払いを請求する電気料金を決定する料金決定処理を行う、電力システム。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、容量市場により取り決められた金銭的対価を前記需要家ではなく前記電力供給事業者が受けることと引き換えに、前記容量市場により取り決められた所定期間において、前記蓄電池の電力を、前記分電盤を通じて前記電力系統に逆潮流させる逆潮流制御を行う、請求項1に記載の電力システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電池を有する電力システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、蓄電池を有する電力システムにおける蓄電池の充放電を制御する技術が開示されている。かかる特許文献1では、需要家が支払う電気料金の単価が時間帯によって異なっており、第1時間帯で蓄電池を充電し、電気料金が第1時間帯よりも高い第2時間帯で蓄電池の放電を行うように、蓄電池の充放電制御が行われる。特許文献1では、蓄電池が設置される需要家が、蓄電池の充放電制御によって金銭的メリットを得ることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6568413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、再生可能エネルギーの拡大や電力の安定化のために、各々の需要家に蓄電池が設置されることが望ましい。蓄電池を導入することを普及させるためには、例えば、電力系統を通じて需要家に電力を供給する電力供給事業者が、需要家に対して蓄電池の導入を促すことが望ましい。そのためには、蓄電池の導入を促すことを実行するためのモチベーションを電力供給事業者に与えるべく、需要家が蓄電池を導入することに関する金銭的メリットを、電力供給事業者が享受できることが望ましい。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑み、電力供給事業者が金銭的メリットを享受可能な電力システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の電力システムは、需要家の構内において電力系統に電気的に接続され、電力系統から供給される電力を受電可能な分電盤と、分電盤に電気的に接続され、分電盤を通じて供給される電力を消費する負荷装置と、需要家の構内において分電盤に電気的に接続され、充放電が可能な蓄電池と、電力系統を通じて分電盤に電力を供給する電力供給事業者により管理され、蓄電池の充放電を遠隔地から制御することが可能な制御装置と、を備え、制御装置は、電力市場価格が相対的に安価な時間帯に、電力系統から分電盤を通じて供給される電力を蓄電池に蓄え、電力市場価格が相対的に高価な時間帯に、蓄電池の電力を負荷装置に供給することで電力系統から分電盤への電力量を制御し、分電盤が前記電力系統から受電した時間帯に拘わらず、分電盤が電力系統から受電した電力量に応じて、需要家に支払いを請求する電気料金を決定する料金決定処理を行う。
【0007】
また、制御装置は、容量市場により取り決められた金銭的対価を前記需要家ではなく電力供給事業者が受けることと引き換えに、容量市場により取り決められた所定期間において、蓄電池の電力を、分電盤を通じて電力系統に逆潮流させる逆潮流制御を行うようにしてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電力供給事業者が金銭的メリットを享受可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態にかかる電力システムの構成の一例を示す概略図である。
図2は、比較例における蓄電池の導入方法の一例を示す。
図3は、本実施形態における蓄電池の導入方法の一例を示す。
図4は、制御装置による蓄電池の充放電制御の流れを説明するフローチャートである。
図5は、電力供給事業者と需要家との間のやり取り、および、電力供給事業者と電力市場との間のやり取りを説明する図である。
図6は、容量の取引に関する流れを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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