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公開番号2025127033
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023502
出願日2024-02-20
発明の名称冷却装置及び飛行体
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類H02K 9/19 20060101AFI20250825BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転電機を良好に冷却し得る冷却装置及び飛行体を提供する。
【解決手段】冷却装置(32)は、第1貯留部(130)と、流路部(132A)と、第2貯留部(134)と、ポンプ(136)とを有する。第1貯留部は、オイルを貯留する。流路部は、第1貯留部に貯留されたオイルを、第1軸受(118A)を介してシャフト(116)に導き、シャフトに導かれたオイルを、第2軸受(118B)に導く。第2貯留部は、第2軸受に導かれたオイルを貯留する。ポンプは、第2貯留部に達したオイルを第1貯留部に送る。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
鉛直方向に沿って配されるシャフトと、前記シャフトに固定されたロータとを含む回転電機を冷却する冷却装置であって、
前記ロータの上方において前記シャフトを回転可能に支持する第1軸受よりも上方に設けられ、オイルを貯留する第1貯留部と、
前記第1貯留部に貯留された前記オイルを、前記第1軸受を介して前記シャフトに導き、前記シャフトに導かれた前記オイルを、前記ロータの下方において前記シャフトを回転可能に支持する第2軸受に導く流路部と、
前記第2軸受よりも下方に設けられ、前記第2軸受に導かれた前記オイルを貯留する第2貯留部と、
前記第2貯留部に達した前記オイルを前記第1貯留部に送るポンプと、
を備える、冷却装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の冷却装置であって、
前記第1貯留部には、前記第1貯留部の内部と前記第1貯留部の外部とを連通する第1エア抜き通路が接続される、冷却装置。
【請求項3】
請求項2に記載の冷却装置であって、
前記第2貯留部には、前記第2貯留部の内部と前記第2貯留部の外部とを連通する第2エア抜き通路が接続される、冷却装置。
【請求項4】
請求項1に記載の冷却装置であって、
前記第1貯留部の内部には、ギアボックスが設けられる、冷却装置。
【請求項5】
請求項1に記載の冷却装置であって、
前記シャフトには、前記第1軸受を経由した前記オイルを導入する導入口と、前記導入口から導入された前記オイルを導出する導出口と、前記導入口と前記導出口とに連通する内部空洞とが形成される、冷却装置。
【請求項6】
請求項5に記載の冷却装置であって、
前記導入口は、前記シャフトの側面のうちの前記第1軸受より下方の部位に形成され、
前記導出口は、前記シャフトの側面のうちの前記導入口より下方の部位に形成される、冷却装置。
【請求項7】
請求項5に記載の冷却装置であって、
前記導入口、前記導出口及び前記内部空洞は、それぞれ、前記シャフトの周方向に間隔をあけて複数形成される、冷却装置。
【請求項8】
請求項7に記載の冷却装置であって、
複数の前記内部空洞は、前記シャフトの中央部を除く部位に形成される、冷却装置。
【請求項9】
請求項8に記載の冷却装置であって、
前記中央部の直径は、前記シャフトの半径以上である、冷却装置。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の冷却装置と、前記回転電機とを備える、飛行体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷却装置及び飛行体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、eVTOL航空機における回転電機の冷却システムが開示されている。冷却システムは、オイル流路と熱交換器とを有している。オイル流路は、熱交換器から流出するオイルを、ギアボックスを経由して回転電機に導き、回転電機に導かれたオイルを、ギアボックスを経由して熱交換器に導く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11613350号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、熱交換器から流出するオイルを、ギアボックスを経由して回転電機に導き、回転電機に導かれたオイルを、ギアボックスを経由して熱交換器に導くオイル流路を単に開示しているにすぎない。近時では、回転電機を良好に冷却し得る冷却装置が求められている。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、鉛直方向に沿って配されるシャフトと、前記シャフトに固定されたロータとを含む回転電機を冷却する冷却装置であって、前記ロータの上方において前記シャフトを回転可能に支持する第1軸受よりも上方に設けられ、オイルを貯留する第1貯留部と、前記第1貯留部に貯留された前記オイルを、前記第1軸受を介して前記シャフトに導き、前記シャフトに導かれた前記オイルを、前記ロータの下方において前記シャフトを回転可能に支持する第2軸受に導く流路部と、前記第2軸受よりも下方に設けられ、前記第2軸受に導かれた前記オイルを貯留する第2貯留部と、前記第2貯留部に達した前記オイルを前記第1貯留部に送るポンプと、を備える、冷却装置である。
【0007】
本開示の第2の態様は、第1の態様による冷却装置と、前記回転電機とを備える、飛行体である。
【発明の効果】
【0008】
これにより、回転電機を良好に冷却し得る冷却装置及び飛行体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、飛行体の斜視図である。
図2は、回転電機及び冷却装置の構成を示す図である。
図3は、図2のIII-III線の断面を示す図である。
図4は、オイルの流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[1 飛行体10の全体の構成]
図1は、飛行体10の斜視図である。本実施形態では、飛行体10は、eVTOL機であるが、これに限定されない。例えば、飛行体10は、マルチコプターであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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