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公開番号2025135662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033531
出願日2024-03-06
発明の名称潤滑システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類F16N 7/38 20060101AFI20250911BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】電機等のオイルによる潤滑対象にオイルを円滑に供給する潤滑システムを提供する。
【解決手段】潤滑システム30は、潤滑対象24にタンク36から吸入したオイルを供給し得る第1ポンプ38と、潤滑対象24から吸入したオイルをタンクに排出し得る第2ポンプ46と、第1流路42内のオイルをタンク36に放出し得るリリーフバルブ54と、吸入ポート62iを介して吸入されるオイルをタンク36に排出し得る第3ポンプ62と、吸入ポート62iの連通先を潤滑対象24とタンク36のいずれか一方に選択的に切り替え得る切替バルブ60と、切替バルブ60を制御することによって、吸入ポート62iの連通先を切り替えるバルブ制御部82と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
オイルによって潤滑される潤滑対象にタンクから吸入した前記オイルを供給し得る第1ポンプと、
前記潤滑対象から吸入した前記オイルを前記タンクに排出し得る第2ポンプと、
前記第1ポンプと前記潤滑対象との間の第1流路における前記オイルの圧力値が所定値以上となった場合に、前記第1流路内の前記オイルを前記第1流路とは別の第2流路を介して前記タンクに放出し得るリリーフバルブと、
吸入ポートを介して吸入される前記オイルを前記タンクに排出し得る第3ポンプと、
前記吸入ポートの連通先を前記潤滑対象と前記タンクのいずれか一方に選択的に切り替え得る切替バルブと、
前記切替バルブを制御することによって、前記第3ポンプの前記吸入ポートの前記連通先を切り替えるバルブ制御部と、
を備える、潤滑システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の潤滑システムにおいて、
前記第1流路内の前記オイルが前記リリーフバルブ及び前記第2流路を介して前記タンクに放出されている場合に、前記バルブ制御部は、前記第3ポンプの前記吸入ポートの前記連通先が前記タンクとなるように前記切替バルブを制御する第1制御を行う、潤滑システム。
【請求項3】
請求項2に記載の潤滑システムにおいて、
前記潤滑対象から排出される前記オイルの流量が、前記第2ポンプが吸入し得る前記オイルの流量を上回る場合に、前記バルブ制御部は、前記第1制御から、前記第3ポンプの前記吸入ポートの前記連通先が前記潤滑対象となるように前記切替バルブを制御する第2制御への切り替えを行う、潤滑システム。
【請求項4】
請求項1に記載の潤滑システムにおいて、
前記第1流路内の前記オイルの前記圧力値を検出する圧力検出部と、
前記第1流路内の前記オイルの温度を検出する温度検出部と、
を更に備え、
前記バルブ制御部は、前記圧力検出部によって検出される前記圧力値と前記温度検出部によって検出される前記温度とに基づいて前記切替バルブを制御する、潤滑システム。
【請求項5】
請求項4に記載の潤滑システムにおいて、
前記バルブ制御部は、前記圧力検出部によって検出される前記圧力値が前記所定値未満であり、且つ、前記温度検出部によって検出される前記温度が前記第2ポンプの回転数に応じて定められる上限温度以下である場合に、前記第3ポンプの前記吸入ポートの前記連通先が前記タンクとなるように前記切替バルブを制御する、潤滑システム。
【請求項6】
請求項1に記載の潤滑システムにおいて、
前記第1ポンプはフィードポンプであり、
前記第2ポンプ及び前記第3ポンプはスカベンジポンプである、潤滑システム。
【請求項7】
請求項1に記載の潤滑システムにおいて、
前記第1ポンプ、前記第2ポンプ及び前記第3ポンプは、共通のアクチュエータによって駆動される、潤滑システム。
【請求項8】
請求項7に記載の潤滑システムにおいて、
前記アクチュエータは、内燃機関である、潤滑システム。
【請求項9】
請求項7に記載の潤滑システムにおいて、
前記アクチュエータは、電動機である、潤滑システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、潤滑システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能且つ先進的なエネルギーへのアクセスを確保するため、エネルギーの効率化に貢献する電動化技術に関する研究開発が行われている。
【0003】
一方、特許文献1には、車両用内燃機関の潤滑装置が開示される。潤滑装置は、ポンプによってオイルパンから潤滑油(オイル)を吸い上げて、潤滑必要部位(内燃機関のクランク軸の軸受部分等)に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-153013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電機等のオイルによる潤滑対象にオイルを円滑に供給することが望まれる。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の態様は、オイルによって潤滑される潤滑対象にタンクから吸入した前記オイルを供給し得る第1ポンプと、前記潤滑対象から吸入した前記オイルを前記タンクに排出し得る第2ポンプと、前記第1ポンプと前記潤滑対象との間の第1流路における前記オイルの圧力値が所定値以上となった場合に、前記第1流路内の前記オイルを前記第1流路とは別の第2流路を介して前記タンクに放出し得るリリーフバルブと、吸入ポートを介して吸入される前記オイルを前記タンクに排出し得る第3ポンプと、前記吸入ポートの連通先を前記潤滑対象と前記タンクのいずれか一方に選択的に切り替え得る切替バルブと、前記切替バルブを制御することによって、前記第3ポンプの前記吸入ポートの前記連通先を切り替えるバルブ制御部と、を備える、潤滑システムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、オイルによる潤滑対象にオイルを円滑に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、飛行体の模式図である。
図2は、潤滑システムの概略図である。
図3は、回路判定処理のフローチャートである。
図4は、第2ポンプが回収可能なオイルの上限温度を示す図である。
図5Aは、各ポンプの回転数(ガスタービンエンジンの回転数)を時系列で示す図である。図5Bは、温度センサで検出されるオイルの温度を時系列で示す図である。図5Cは、圧力センサで検出されるオイルの圧力値を時系列で示す図である。図5Dは、発電機に供給されるオイルの流量及びリリーフバルブを流れるオイルの流量を時系列で示す図である。図5Eは、リリーフバルブの開度を時系列で示す図である。図5Fは、潤滑回路が昇温回路と通常回路のいずれとして機能するかを時系列で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
潤滑システムは、オイルを潤滑対象に供給することにより潤滑対象を潤滑する。潤滑システムは、様々な装置に備えられ得る。本明細書では、飛行体に搭載される潤滑システムについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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