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公開番号2025117459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012305
出願日2024-01-30
発明の名称鞍乗り型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B60B 7/00 20060101AFI20250804BHJP(車両一般)
要約【課題】ディスクブレーキの放熱をホイールから遮蔽し易くして、タイヤへの影響を抑制できる鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗り型車両は、ハブ(61)を有し車軸(13a)に支持されるホイール(60)と、前記ハブ(61)に取り付けられるブレーキディスク(53)と、前記ブレーキディスク(53)を挟持可能なブレーキキャリパ(54)と、前記ハブ(61)と前記ブレーキディスク(53)との間に保持されて前記ホイール(60)の側面を覆うホイールカバー(80)と、を備える鞍乗り型車両において、前記ホイールカバー(80)は、前記ブレーキディスク(53)よりも大きく形成され、外周端(84a)で前記ホイール(60)との間に隙間(S1)を形成し、前記ホイールカバー(80)には、カバー面(83)に前記車軸(13a)の方向に貫通する通気孔(83a、83b、83c)が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ハブ(61)を有し車軸(13a)に支持されるホイール(60)と、前記ハブ(61)に取り付けられるブレーキディスク(53)と、前記ブレーキディスク(53)を挟持可能なブレーキキャリパ(54)と、前記ハブ(61)と前記ブレーキディスク(53)との間に保持されて前記ホイール(60)の側面を覆うホイールカバー(80)と、を備える鞍乗り型車両において、
前記ホイールカバー(80)は、前記ブレーキディスク(53)よりも大きく形成され、外周端(84a)で前記ホイール(60)との間に隙間(S1)を形成し、
前記ホイールカバー(80)には、カバー面(83)に前記車軸(13a)の方向に貫通する通気孔(83a、83b、83c)が設けられている
ことを特徴とする鞍乗り型車両。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記ホイールカバー(80)には、前記車軸(13a)の径方向外側で前記車軸(13a)の周方向に延びる第1の凸部(86)が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記第1の凸部(86)は、フィン形状である
ことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記ホイールカバー(80)の外周部(84)の内側面には、前記ホイール(60)に向かって突出する第2の凸部(90)が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記ホイールカバー(80)は、径方向中心側の中心側固定部(85)と、前記中心側固定部(85)よりも径方向外側に設けられた外側固定部(89)と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記ホイールカバー(80)は、前記ホイール(60)を挟んで左右に一対設けられ、
左右一対の前記ホイールカバー(80)は、それぞれに前記中心側固定部(85)が前記ハブ(61)に固定されると共に、対向する前記ホイールカバー(80)の前記外側固定部(89)同士がフローティング固定されている
ことを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
【請求項7】
前記外側固定部(89)は、対向する前記ホイールカバー(80)に向かって突出し、
前記外側固定部(89)は、前記車軸(13a)の軸方向視において、周方向に延びるフィン形状である
ことを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
【請求項8】
前記中心側固定部(85)は、周方向に間隔を空けて複数個設けられ、
前記外側固定部(89)は、周方向に間隔を空けて複数個設けられ、
少なくとも一つの前記外側固定部(89)は、前記中心側固定部(85)の周方向の位置から周方向にずれている
ことを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ホイールを覆うカバー構造が設けられた鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ホイールのハブにブレーキディスクが支持されており、ハブとブレーキディスクとの間に、ハブを側方から覆う形状の放熱メンバを設けている。特許文献1では、ブレーキディスクよりも小径であるこの放熱メンバにより、ブレーキディスクで生じる摩擦熱を放熱させ易くして、ブレーキディスクを冷却している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-20319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、ブレーキディスクは放熱されて冷却されるが、ブレーキディスクからの放熱がホイールに伝わり、ホイールを介して伝わる熱がタイヤに影響を与える可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ディスクブレーキの放熱をホイールから遮蔽し易くして、タイヤへの影響を抑制できる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
鞍乗り型車両は、ハブを有し車軸に支持されるホイールと、前記ハブに取り付けられるブレーキディスクと、前記ブレーキディスクを挟持可能なブレーキキャリパと、前記ハブと前記ブレーキディスクとの間に保持されて前記ホイールの側面を覆うホイールカバーと、を備える鞍乗り型車両において、前記ホイールカバーは、前記ブレーキディスクよりも大きく形成され、外周端で前記ホイールとの間に隙間を形成し、前記ホイールカバーには、カバー面に前記車軸の方向に貫通する通気孔が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
ディスクブレーキの放熱をホイールから遮蔽し易くして、タイヤへの影響を抑制できる鞍乗り型車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
前輪の周辺を示すフロントフェンダーを取り外した状態の鞍乗り型車両の右側面図である。
ブレーキディスクが取り付けられた状態を示す前輪の右側面図である。
図3から右側のブレーキディスクを取り外した状態を示す前輪の右側面図である。
図4から左右両側のホイールカバーおよび、ブレーキディスクを取り外した状態を示す前輪の右側面図である。
右側のホイールカバーの右側面図である。
右側のホイールカバーを右後方から見た斜視図である。
右側のホイールカバーの左側面図である。
右側のホイールカバーを左後方から見た斜視図である。
外側締結部の締結部材収容部の拡大斜視図である。
ホイールカバーの組み付け状態を示すホイールカバーの正面図である。
外側締結部の当接面の拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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