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公開番号2025104534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222412
出願日2023-12-28
発明の名称カメラの取付構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類B60R 1/26 20220101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の窓の車内側に配置されるカメラを窓に取り付けるための取付構造において、窓に対するカメラの着脱作業の作業効率を向上させる。
【解決手段】カメラの取付構造20は、カメラ21に取り付けられる取付部材22と、窓の内面に固定され、取付部材を保持する保持部材23とを有する。保持部材は、窓の内面に固定される固定枠25と、固定枠から車内側に向かって突出するフード26と、フードから車内側に向かって延在し、カメラを受容する受容筒27とを有する。受容筒は、弾性変形可能な一対の係合爪51を有する。取付部材は、カメラを支持する土台部61と、土台部から車外側に向かって延在し、受容筒の両側に配置される一対の側壁部62と、を有する。各側壁部には、各係合爪が軸線の側から係合する係合孔66が設けられ、係合孔は、各側壁部を軸線と直交する方向に貫通している。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の窓の車内側に配置されるカメラを前記窓に取り付けるための取付構造であって、
前記カメラに取り付けられる取付部材と、
前記窓の内面に固定され、前記取付部材を保持する保持部材と、を有し、
前記保持部材は、
前記窓の内面に固定される固定枠と、
前記固定枠から車内側に向かって突出し、前記カメラの視野空間を画定するフードと、
前記フードから車内側に向かって軸線周りに延在し、前記カメラを受容する受容筒と、を有し、
前記受容筒は、弾性変形可能な一対の係合爪を有し、
前記取付部材は、
前記カメラを支持する土台部と、
前記土台部から車外側に向かって延在し、前記受容筒の両側に配置される一対の側壁部と、を有し、
前記各側壁部には、前記各係合爪が前記軸線の側から係合する係合孔が設けられ、前記係合孔は、前記各側壁部を前記軸線と直交する方向に貫通しているカメラの取付構造。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記係合孔は、前記土台部と、前記各側壁部とに跨って形成されており、前記土台部を前記軸線と平行な方向に貫通する請求項1に記載のカメラの取付構造。
【請求項3】
前記土台部は、前記各係合孔の縁部から車内側に向かって突出する突出部を有する請求項2に記載のカメラの取付構造。
【請求項4】
前記突出部の前記軸線と相反する側の面は、前記軸線と平行である請求項3に記載のカメラの取付構造。
【請求項5】
前記各係合爪は、
前記軸線と平行な方向に沿って延在する片部と、
前記片部の先端から前記軸線と相反する側に向かって突出する爪部と、を有し、
前記爪部が、前記各係合孔に係合する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカメラの取付構造。
【請求項6】
前記各係合爪は、前記受容筒に設けられたスリットにより画定されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカメラの取付構造。
【請求項7】
前記カメラには、ハーネスが接続され、
前記固定枠には、前記ハーネスを保持するハーネス保持部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカメラの取付構造。
【請求項8】
前記ハーネス保持部は、前記固定枠の車内側の面から突出し、且つ互いに間隔を空けて配置される一対の突片を有し、
前記ハーネスは、前記一対の突片に挟持されている請求項7に記載のカメラの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるカメラの取付構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて予防安全技術に関する研究開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。
【0003】
特許文献1には、車両の周辺の状況を撮影するためのカメラの取付構造が開示されている。特許文献1に記載のカメラの取付構造は、カメラと、カメラをフロントガラスに取り付けるためのブラケット(保持部材)とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6482940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両の製造後においても、カメラの故障時などには、カメラを窓に対して着脱する必要が生じる。但し、カメラの周辺が車体フレームに囲まれていたり、カメラが車体の奥まった位置に搭載されていたりする場合には、カメラの着脱のための作業スペースが限られており、作業者が作業スペースに腕を1本しか挿入できないこともある。このような場合には、窓に対するカメラの着脱作業の作業効率が低下する虞がある。
【0006】
以上の背景を鑑み、本発明は、車両の窓の車内側に配置されるカメラを窓に取り付けるための取付構造において、窓に対するカメラの着脱作業の作業効率を向上させることを課題とする。そして、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、車両(1)の窓(8)の車内側に配置されるカメラ(21)を前記窓に取り付けるための取付構造(20)であって、前記カメラに取り付けられる取付部材(22)と、前記窓の内面に固定され、前記取付部材を保持する保持部材(23)と、を有し、前記保持部材は、前記窓の内面に固定される固定枠(25)と、前記固定枠から車内側に向かって突出し、前記カメラの視野空間(S)を画定するフード(26)と、前記フードから車内側に向かって軸線(A2)周りに延在し、前記カメラを受容する受容筒(27)と、を有し、前記受容筒は、弾性変形可能な一対の係合爪(51)を有し、前記取付部材は、前記カメラを支持する土台部(61)と、前記土台部から車外側に向かって延在し、前記受容筒の両側に配置される一対の側壁部(62)と、を有し、前記各側壁部には、前記各係合爪が前記軸線の側から係合する係合孔(66)が設けられ、前記係合孔は、前記各側壁部を前記軸線と直交する方向に貫通している。
【0008】
この態様によれば、作業者は、カメラに取り付けられた取付部材を窓の内面に固定された保持部材に対して車内側から押し込むことで、保持部材の係合爪を取付部材の係合孔に係合させることができる。これにより、カメラが取付部材及び保持部材を介して窓に取り付けられる。作業者は、取付部材の係合孔に係合した保持部材の係合爪を軸線の側に向けて押圧しつつ、取付部材を保持部材に対して車内側に引き抜くことにより、保持部材から取付部材を取り外すことができる。これにより、カメラが窓から取り外される。以上のように、作業者は、単純な作業によってカメラを窓に対して着脱することができる。そのため、カメラの着脱のための作業スペースが限られており、作業者が作業スペースに腕を1本しか挿入できない場合であっても、窓に対するカメラの着脱作業の作業効率を向上させることができる。
【0009】
上記の態様において、前記係合孔は、前記土台部と、前記各側壁部とに跨って形成されており、前記土台部を前記軸線と平行な方向に貫通してよい。
【0010】
この態様によれば、作業者は、取付部材の係合孔と保持部材の係合爪との係合位置を視認できない状況でも、係合孔を介して係合爪に指で触れることにより、係合孔と係合爪との係合位置を確認することができる。そのため、作業者は、係合孔に係合した係合爪を軸線の側に向けて容易に押圧し、保持部材から取付部材を容易に取り外すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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