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公開番号2025103705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221284
出願日2023-12-27
発明の名称着座部材構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約【課題】可搬型バッテリを採用した場合であっても、可搬型バッテリの着脱作業性を向上させることが可能な着座部材構造を提供すること。
【解決手段】車両10の乗員12が着座する着座部材14であって、この着座部材14は、乗員12の背面を保持する前背面部22を有し、車両側面視において、着座部材14の内部、且つ、前背面部22の車両後方に、バッテリパックが格納されるバッテリケース24を備えた可搬型バッテリ26を設けている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の乗員が着座する着座部材の構造であって、
前記着座部材は、前記乗員の背面を保持する前背面部を有し、
車両側面視において、前記着座部材の内部、且つ、前記前背面部の車両後方に、バッテリパックが格納されるバッテリケースを備えた可搬型バッテリを設けることを特徴とする着座部材構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の着座部材構造において、
前記着座部材は、前乗員が着座する前着座部材と、前記前着座部材と背中合わせに配置され後乗員が着座する後着座部材と、を備え、
前記前着座部材は、前記前背面部を有し、
前記後着座部材は、前記後乗員の背面を保持する後背面部を有し、
前記前背面部と前記後背面部との間に空隙部を設け、
前記空隙部の領域に前記可搬型バッテリが配置されることを特徴とする着座部材構造。
【請求項3】
請求項2記載の着座部材構造において、
前記車両は、前記車両側方から乗員が乗降する開口部を有し、
車両側面視において、前記可搬型バッテリは、前記開口部が開放状態の場合に車幅方向からアクセス可能に配置されていることを特徴とする着座部材構造。
【請求項4】
請求項2記載の着座部材構造において、
前記前着座部材は、前記前乗員の臀部を保持する前座面部を有し、
前記後着座部材は、前記後乗員の臀部を保持する後座面部を有し、
車両側面視において、前記可搬型バッテリは、前記前座面部又は/及び前記後座面部よりも車両上方に位置することを特徴とする着座部材構造。
【請求項5】
請求項2記載の着座部材構造において、
前記車両は、前記空隙部に前記可搬型バッテリと前記車両の車室空間とを仕切る仕切部材を備えることを特徴とする着座部材構造。
【請求項6】
請求項5記載の着座部材構造において、
前記仕切部材は、前記着座部材の車幅方向端部よりも車幅方向内側に配置されていることを特徴とする着座部材構造。
【請求項7】
請求項2記載の着座部材構造において、
前記車両は、前記空隙部に前記可搬型バッテリの充電装置を備えることを特徴とする着座部材構造。
【請求項8】
請求項2記載の着座部材構造において、
前記前背面部は、車両上方から車両下方に向かって車両前方に傾斜し、前記後背面部は、車両上方から車両下方に向かって車両後方に傾斜し、
車両側面視において、前記空隙部は、略台形形状で構成されていることを特徴とする着座部材構造。
【請求項9】
請求項2記載の着座部材構造において、
前記車両は、前記着座部材を前記車両のフロア部に固定する固定部と、前記着座部材の車両前方に配置された内装部材とを有し、
前記内装部材は、車両前後方向及び/又は車幅方向への車両の移動を操作する操作部を有し、
前記内装部材及び前記操作部の少なくとも一方を車両前後方向に移動可能に設けることを特徴とする着座部材構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の乗員が着座する着座部材構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、接続可能かつ先進的なエネルギへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギの効率化に貢献する二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関する研究開発が行われている。例えば、特許文献1には、車両の左右の座席間に二次電源等を固定配置した着座部材構造が開示されている。
【0003】
特許文献1によれば、このような着座部材構造を採用することで、二次電源等を配置するために車室内の有効スペースが削減されることを防止することができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4008311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関する技術に関し、例えば、特許文献1のように左右の座席間に二次電源を配置する構造では、車両から着脱可能な可搬型バッテリを採用した場合、作業者が可搬型バッテリの着脱の度に車両の車幅方向略中央まで乗り込んで着脱作業をする必要があり、作業性の点で改善の余地がある。
【0006】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、可搬型バッテリを採用した場合であっても、可搬型バッテリの着脱作業性を向上させることが可能な着座部材構造を提供することを目的とする。そして、本発明は、延いてはエネルギの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明は、車両の乗員が着座する着座部材であって、前記着座部材は、前記乗員の背面を保持する前背面部を有し、車両側面視において、前記着座部材の内部、且つ、前記前背面部の車両後方に、バッテリパックが格納されるバッテリケースを備えた可搬型バッテリを設けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、可搬型バッテリを採用した場合であっても、可搬型バッテリの着脱作業性を向上させることが可能な着座部材構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る着座部材構造が適用された車両前部の概略構成を示す側面図である。
本発明の第2実施形態に係る着座部材構造が適用された車両前部の概略構成を示す側面図である。
図2に示す着座部材の斜視図である。
センタピラによって区切られた開口部を示す側面図である。
交換作業時における作業者Aと作業者Bとの腰の曲がり量を比較する説明図である。
本発明の第2実施形態に係る着座部材構造が適用された車両前部の概略構成を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、車両上下方向(鉛直上下方向)をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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