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公開番号2025111069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005223
出願日2024-01-17
発明の名称オイルミスト捕集装置
出願人株式会社フクハラ
代理人個人
主分類B01D 46/30 20060101AFI20250723BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】作業場等の必要性に応じて、装置を移動して、大気中のオイルミストを捕集しつつ、CO2の回収が可能なオイルミスト捕集装置を提供する。
【解決手段】オイルミスト捕集装置であって、本体ケースと、有圧タイプのファンと、オイルミスト捕集部と、CO2回収部と、移動用車輪と、から成り、該オイルミスト捕集部と該CO2回収部とは、該本体ケースに収容され、該オイルミスト捕集部は、充填物としてオイルミスト捕集材を充填し、該CO2回収部は、充填物としてCO2吸着材を充填し、該オイルミスト捕集部及び該CO2回収部は、充填物を、吸気側と排気側の両方から濾材で挟む構造であり、空気が、該オイルミスト捕集部、該CO2回収部の順に通過可能である手段を採る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
オイルミスト捕集装置であって、
本体ケースと、有圧タイプのファンと、オイルミスト捕集部と、CO2回収部と、移動用の車輪と、から成り、
該オイルミスト捕集部と該CO2回収部とは、該本体ケースに収容され、
該オイルミスト捕集部は、充填物としてオイルミスト捕集材を充填し、
該CO2回収部は、充填物としてCO2吸着材を充填し、
該オイルミスト捕集部及びCO2回収部は、充填物を、吸気側と排気側の両方から、濾材で挟む構造であり、
空気が、該オイルミスト捕集部、該CO2回収部の順に通過可能であることを特徴とするオイルミスト捕集装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記オイルミスト捕集材は、ポリプロピレンファイバ、セルロース、コットンのいずれかであり、
前記CO2吸着材は、アミン化合物、セラミックス、ゼオライト、活性炭のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のオイルミスト捕集装置。
【請求項3】
前記オイルミスト捕集部及びCO2回収部は、それぞれ、個別ケースに収容され、
該個別ケースは、前記本体ケースに収容され、該個別ケースごとに前記本体ケースに対して挿入、取出しが可能であることを特徴とする請求項2に記載のオイルミスト捕集装置。
【請求項4】
前記本体ケース及び個別ケースは、円筒状であり、
前記個別ケースは、円筒状の筒部と、該筒部の端部の縁を覆う円環状の蓋部で構成され、
該蓋部は、該筒部の両端部に螺合し、
該蓋部の外周面には、周方向に環状の溝があり、該溝にOリングが配置され、
該Oリングによって、該蓋部の外周面と前記本体ケースの内周面が、摺動可能に密着していることを特徴とする請求項3に記載のオイルミスト捕集装置。
【請求項5】
前記オイルミスト捕集部と、前記CO2回収部の排気側の前記濾材には、取手が付いていることを特徴とする請求項3に記載のオイルミスト捕集装置。
【請求項6】
前記CO2回収部が、複数の材質の吸着材の層から構成されていることを特徴とする請求項2に記載のオイルミスト捕集装置。
【請求項7】
前記CO2回収部は、複数の前記個別ケースから構成され、それぞれの前記個別ケースは、異なる材質の吸着材から成ることを特徴とする請求項3に記載のオイルミスト捕集装置。
【請求項8】
防塵用材質、消臭用材質、香料を充填した前記個別ケースを利用可能であることを特徴とする請求項3に記載のオイルミスト捕集装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オイルミスト捕集装置に関し、詳しくは、CO2を回収可能なオイルミスト捕集装置の技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オイルミストの発生する作業場等で、オイルミストを捕集するには、捕集装置を作業場に設置、固定することが一般的である。複数の作業場がある場合は、毎回、オイルミストが発生する作業を行わない場合であっても、作業場毎に設置する必要があった。
ところで、最近、大気中のCO2を削減する必要性が重要視され、CO2を回収する装置への関心も高くなっている。
そこで、作業場等での必要性に応じて、オイルミストの捕集を可能にしながら、大気中のCO2を回収する装置が求められていた。
【0003】
このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、換気装置(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、箱形フード内に吸込フィルタと集煙ガイドとを配置し、集煙ガイドの下方周縁部をフードの下方開口端に近接させてその両者間に環状隙間を形成し、レンジ調理器から上昇してくる汚染空気を囲繞する誘導気流を環状隙間から微速で吐出させるものであって、吸込フィルタの汚染空気吐出側に配置され、酸化チタンをコーティングした分解フィルタと、その分解フィルタに光照射して酸化チタンによる光触媒反応を惹起させる光源とを具備するものである。
しかしながら、作業場等で、必要に応じて、装置を移動することは記載されておらず、上記問題の解決には至っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-63610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑み、作業場等の必要性に応じて、装置を移動して、大気中のオイルミストを捕集しつつ、CO2の回収が可能なオイルミスト捕集装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、オイルミスト捕集装置であって、本体ケースと、有圧タイプのファンと、オイルミスト捕集部と、CO2回収部と、移動用車輪と、から成り、該オイルミスト捕集部と該CO2回収部とは、該本体ケースに収容され、該オイルミスト捕集部は、充填物としてオイルミスト捕集材を充填し、該CO2回収部は、充填物としてCO2吸着材を充填し、該オイルミスト捕集部及び該CO2回収部は、充填物を、吸気側と排気側の両方から濾材で挟む構造であり、空気が、該オイルミスト捕集部、該CO2回収部の順に通過可能である手段を採る。
【0007】
また、本発明は、前記オイルミスト捕集材が、ポリプロピレンファイバ、セルロース、コットンのいずれかであり、CO2吸着材は、アミン化合物、セラミックス、ゼオライト、活性炭のいずれかである手段を採る。
【0008】
さらに、本発明は、前記オイルミスト捕集部及びCO2回収部が、それぞれ個別ケースに収容され、該個別ケースは、前記本体ケースに収容され、該個別ケースごとに、前記本体ケースに対して挿入、取出しが可能である手段を採る。
【0009】
またさらに、本発明は、前記本体ケース及び個別ケースは、円筒状であり、該個別ケースは、円筒状の筒部と、該筒部の端部の縁を覆う円環状の蓋部で構成され、該蓋部は、該筒部の両端部に螺合し、該蓋部の外周面には、周方向に環状の溝があり、該溝にOリングが配置され、該Oリングによって、該蓋部の外周面と該本体ケースの内周面が、摺動可能に密着している手段を採る。
【0010】
さらにまた、本発明は、前記オイルミスト捕集部と、前記CO2回収部の排気側の前記濾材には、取手が付いている手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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