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公開番号
2025097678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214014
出願日
2023-12-19
発明の名称
循環槽用フィルタ及び浄化システム
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B01D
29/13 20060101AFI20250624BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】専用の振動発生装置を別途設置しなくても、効率よく濾材の汚れを除去することができる循環槽用フィルタ及び浄化システムを提供する。
【解決手段】逆洗機能が付与された浄化システムにおいて、循環槽用フィルタ30は、袋状をなす濾材41と、濾材41をその内面側から支える芯材51とを備えている。芯材51は、濾材41の内面に沿って、周方向に間隔をおいて第1芯棒52と、第2芯棒53とを備えている。第2芯棒53は第1芯棒52よりも外径が小さく、第1芯棒52よりも強度が低くなっている。強度が相対的に低い第2芯棒53は逆洗時の水流によって振動しやすいため、その振動が濾材41に及び、濾材41に付着した汚れを効率よく除去する一方、強度が相対的に高い第1芯棒52によって水流による芯材51全体の潰れが抑制される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
濾材と、前記濾材を支える芯材とを備える循環槽用フィルタであって、
前記濾材は、筒状部を備え、
前記芯材は、前記筒状部をその内周面側から支えるものであり、
前記芯材は、前記内周面に沿って、周方向に間隔をおいて複数本の芯棒を備え、
前記複数の芯棒は、少なくとも、第1芯棒と、前記第1芯棒より強度の低い第2芯棒とを含んで構成されている、循環槽用フィルタ。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記第1芯棒と前記第2芯棒は、前記周方向にみて交互に配列されている、請求項1に記載の循環槽用フィルタ。
【請求項3】
前記複数の芯棒の端部がそれぞれ取り付けられるベース材を備え、
前記濾材は、前記ベース材に対し、取り外し可能に固定されており、
前記ベース材には、前記濾材の内周側と連通する連通路が形成されている、請求項1又は2に記載の循環槽用フィルタ。
【請求項4】
前記複数の芯棒は、前記ベース材から前記内周面に沿って前記筒状部の一端側から他端側まで延び、
前記他端側で前記内周面のうち対向する側に折り返されて、前記他端側から前記一端側まで延び、
前記複数の芯棒は、両端が前記ベース材に取り付けられている、請求項3に記載の循環槽用フィルタ。
【請求項5】
前記濾材は、前記筒状部の前記他端側を塞ぎ、前記筒状部の前記一端側が開放された袋状に形成されている、請求項4に記載の循環槽用フィルタ。
【請求項6】
前記複数の芯棒の前記折り返される部分は、前記他端側に凸となる曲線状に形成されている、請求項4に記載の循環槽用フィルタ。
【請求項7】
請求項1に記載の循環槽用フィルタが取り付けられた濾過タンクを備え、
前記濾過タンクには、
循環槽から回収した液体を濾過タンクに導入する導入部と、
前記循環槽用フィルタの外周面で濾過された液体を前記循環槽用フィルタの内周側から導出する導出部と、
を備え、
前記導出部から前記循環槽用フィルタの内周側に液体を導入し、前記循環槽用フィルタの外周面に付着した汚れを除去する逆洗機構部と、
を備える、浄化システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、循環槽用フィルタ及び浄化システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
浴槽やプールなどの水槽(循環槽)では、循環層から回収した水や湯などの液体(以下「循環水」という。)からフィルタによって汚れを除去し、循環槽へ還流させる浄化システムが設けられている場合がある。
【0003】
浄化システムの中には、循環水の循環方向とは逆方向の流れをフィルタに付与する逆洗により、フィルタに付着した汚れを除去するシステムも提案されている(特許文献1,2参照)。フィルタとしては、本発明者により、濾材のみを交換可能とすべく、不織布を用いたものを提案している(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-156109号公報
特開2007-54707号公報
特開2005-432703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
濾材として不織布を用いたフィルタでは、円筒状に巻かれた不織布を内周側から支える芯棒が設けられている。この場合、水流によって芯棒が曲がってしまうことを防止するため、芯棒の強度は高いものが用いられている。
【0006】
ここで、本発明者は、逆洗による不織布の汚れ除去を更に効率化することを課題と捉え、フィルタに振動を付与することを想起した。しかしながら、フィルタに振動を付与するために、専用の振動発生装置を設置した場合には、振動発生装置の設置コストや振動発生装置のメンテナンスコストも必要となる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、専用の振動発生装置を別途設置しなくても、効率よく濾材の汚れを除去することができる循環槽用フィルタ及び浄化システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成すべく、本発明の循環槽用フィルタは、
濾材と、前記濾材を支える芯材とを備える循環槽用フィルタであって、
前記濾材は、筒状部を備え、
前記芯材は、前記筒状部をその内周面側から支えるものであり、
前記芯材は、前記内周面に沿って、周方向に間隔をおいて複数本の芯棒を備え、
前記複数の芯棒は、少なくとも、第1芯棒と、前記第1芯棒より強度の低い第2芯棒とを含んで構成されている。
【0009】
また、本発明の浄化システムは、
上記循環槽用フィルタが取り付けられた濾過タンクを備え、
前記濾過タンクには、
循環槽から回収した液体を濾過タンクに導入する導入部と、
前記循環槽用フィルタの外周面で濾過された液体を前記循環槽用フィルタの内周側から導出する導出部と、
を備え、
前記導出部から前記循環槽用フィルタの内周側に液体を導入し、前記循環槽用フィルタの外周面に付着した汚れを除去する逆洗機構部と、
を備える。
【0010】
上記循環槽用フィルタ及び浄化システムによれば、強度が相対的に低い第2芯棒は逆洗時の水流によって振動しやすくなり、第2芯棒の振動が濾材に及んで濾材も振動するため、別途振動付与機構を設けなくても、濾材に付着した汚れを効率よく除去することができる。一方、強度が相対的に高い第1芯棒によって水流による芯材全体の潰れが抑制される。このように、強度が互いに異なる第1芯棒及び第2芯棒を含む芯材が用いられることにより、逆洗による効率的な汚れ除去と破損からの保護とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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