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公開番号2025091600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206924
出願日2023-12-07
発明の名称沈殿装置
出願人住友重機械エンバイロメント株式会社
代理人弁理士法人雄渾
主分類B01D 21/24 20060101AFI20250612BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】本発明の課題は、円形槽内にスカムパイプを備える沈殿装置において、スカムパイプの動作に係る不具合への対応策を有し、スカムの除去を効率的に継続して行うことを可能とする沈殿装置を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するための一つとして、円形槽に設けられ、駆動部により回転駆動するシャフトと、レーキと、筒状かつ軸回り方向に回転自在に設けられ、スカムを取り込む開口部と下部バーと上部バーとを有するスカムパイプと、シャフトの回転により上部バーに当接するストライカーと、シャフトの回転により下部バーに当接するキッカーと、を備え、ストライカー又はキッカーがローラ構造を有する沈殿装置を提供する。
この沈殿装置によれば、円形槽内にスカムパイプを備える沈殿装置において、部品の摩耗抑制を図り、スカムパイプの動作に係る不具合の要因発生を抑制し、スカムの除去を効率的に継続することが可能となる。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
円形槽の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフトと、
前記シャフトを回転駆動する駆動部と、
前記円形槽の底部において前記シャフトに固定されるレーキと、
前記円形槽の液面において前記円形槽の径方向に延在する筒状に形成されると共に軸回り方向に回転自在に設けられ、液面に浮遊するスカムを取り込む開口部と、前記開口部が上方を向くときに斜め上方に延びる上部バーと、前記開口部が上方を向くときに下方に延びる下部バーと、を有するスカムパイプと、
前記シャフトの回転により前記上部バーに当接するストライカーと、
前記シャフトの回転により前記下部バーに当接するキッカーと、を備え、
前記キッカー又は前記ストライカーがローラ構造を有することを特徴とする、沈殿装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
円形槽の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフトと、
前記シャフトを回転駆動する駆動部と、
前記円形槽の底部において前記シャフトに固定されるレーキと、
前記円形槽の液面において前記円形槽の径方向に延在する筒状に形成されると共に軸回り方向に回転自在に設けられ、液面に浮遊するスカムを取り込む開口部と、前記開口部が上方を向くときに斜め上方に延びる上部バーと、前記開口部が上方を向くときに下方に延びる下部バーと、を有するスカムパイプと、
前記シャフトの回転により前記上部バーに当接するストライカーと、
前記シャフトの回転により前記下部バーに当接するキッカーと、を備え、
前記ストライカーには、上下位置調整機構が設けられることを特徴とする、沈殿装置。
【請求項3】
円形槽の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフトと、
前記シャフトを回転駆動する駆動部と、
前記円形槽の底部において前記シャフトに固定されるレーキと、
前記円形槽の液面において前記円形槽の径方向に延在する筒状に形成されると共に軸回り方向に回転自在に設けられ、液面に浮遊するスカムを取り込む開口部と、前記開口部が上方を向くときに斜め上方に延びる上部バーと、前記開口部が上方を向くときに下方に延びる下部バーと、を有するスカムパイプと、
前記シャフトの回転により前記上部バーに当接するストライカーと、
前記シャフトの回転により前記下部バーに当接するキッカーと、を備え、
前記ストライカー又は前記キッカーは、ローラ構造を有し、
前記ストライカーには、上下位置調整機構が設けられることを特徴とする、沈殿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、円形槽内で汚泥等を沈殿する沈殿装置に関する。より詳細には、本発明は、円形槽内に設けられたスカムパイプからスカムを排出する沈殿装置に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
被処理水の処理を行う水処理設備の一つとして、円形槽内で被処理水を汚泥と上澄液に分離する沈殿装置が知られている。また、この沈殿装置には、円形槽の液面に浮遊するスカムを除去するために、円形槽の底部を回転して汚泥を掻き寄せるレーキに連動してスカムを掻き寄せるためのスキマアーム、スカムブレードからなるスカムスキマと、このスカムを取り込んで円形槽の外部に排出するスカムパイプとが設けられるものが知られている。
【0003】
例えば、非特許文献1には、円形槽を有する沈殿装置において、スカム除去のため、円形槽の径方向に延びると共に軸回り方向に回転自在であるスカムパイプ(パイプスキマ)が設けられ、このスカムパイプには、スカムを取り込む開口部と、スカムスキマ(スキマアーム)に設けられた作動板によりスカムパイプを回転させる作動用装置を設けることが記載されている。
また、非特許文献1には、スカムスキマを回転支持するシャフト(主軸)を回転させると、スカムスキマが液面に浮遊するスカムを掻き寄せる一方、スカムスキマの回転に伴い、スカムスキマに設けられた作動板がスカムパイプの作動用装置を介してスカムパイプを傾動させること、さらに、スカムパイプが傾動して開口部が水中に開口することで、スカムスキマにより掻き寄せられたスカムがスカムパイプに取り込まれて円形槽の外部に排出されることが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
機械設備標準仕様書 令和5年度 編著:地方共同法人日本下水道事業団 発行:一般財団法人下水道事業支援センター 5-27~5-28、5-39ページ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、非特許文献1に記載される沈殿装置は、スカムスキマに設けられた作動板の移動によりスカムパイプの開口部が水中に開口した後、さらにこの作動板が移動することでスカムパイプの開口部を原位置(液面より上方)に復帰させるものである。しかしながら、このような沈殿装置の稼働時において、作動板が移動してもスカムパイプの開口部が原位置に復帰しない等、スカムパイプの開口部が所定位置に収まらないというスカムパイプの動作に係る不具合が生じることがあり、スカムの効率的な除去を継続して行うことが困難になるという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、円形槽内にスカムパイプを備える沈殿装置において、スカムパイプの動作に係る不具合への対応策を有し、スカムの除去を効率的に継続して行うことを可能とする沈殿装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、円形槽内にスカムパイプを備える沈殿装置におけるスカムパイプの動作に係る不具合が、継続使用による部品の摩耗や、部品配置に係る好適位置からのずれに起因するという知見を得た。そして、本発明者は、沈殿装置における一部の部品に摩耗抑制が可能な構造を設けること、あるいは一部の部品に位置調整を可能とする機構を設けることで、スカムパイプの動作に係る不具合への対応策を備え、スカムの除去を効率的に継続可能となることを見出して本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の沈殿装置である。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の沈殿装置は、円形槽の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフトと、シャフトを回転駆動する駆動部と、円形槽の底部においてシャフトに固定されるレーキと、円形槽の液面において円形槽の径方向に延在する筒状に形成されると共に軸回り方向に回転自在に設けられ、液面に浮遊するスカムを取り込む開口部と、開口部が上方を向くときに下方に延びる下部バーと、開口部が上方を向くときに斜め上方に延びる上部バーと、を有するスカムパイプと、シャフトの回転により上部バーに当接するストライカーと、シャフトの回転により下部バーに当接するキッカーと、を備え、ストライカー又はキッカーがローラ構造を有することを特徴とする。
本発明者は、スカムパイプの動作に係る不具合が、継続使用による部品の摩耗に起因すること、特にスカムパイプを傾動させるために下部バーをキッカーが押し、スカムパイプを原位置に復帰させるために上部バーをストライカーが押す際に、それぞれの接触部分で摩耗が生じることで、スカムパイプの開口部が所定位置に収まらなくなることを見出した。
この沈殿装置によれば、円形槽内にスカムパイプを備える沈殿装置において、スカムパイプの動作に係る不具合への対応策として、スカムパイプに設けられた下部バーに当接するキッカー又はスカムパイプに設けられた上部バーに当接するストライカーをローラ構造とすることで、下部バーとキッカー、あるいは上部バーとストライカーの接触部分における摩擦を低減し、部品の摩耗抑制(長寿命化)を図ることが可能となる。これにより、スカムパイプの動作に係る不具合の要因発生を抑制し、スカムの除去を効率的に継続することが可能となる。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の沈殿装置は、円形槽の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフトと、シャフトを回転駆動する駆動部と、円形槽の底部においてシャフトに固定されるレーキと、円形槽の液面において円形槽の径方向に延在する筒状に形成されると共に軸回り方向に回転自在に設けられ、液面に浮遊するスカムを取り込む開口部と、開口部が上方を向くときに斜め上方に延びる上部バーと、開口部が上方を向くときに下方に延びる下部バーと、を有するスカムパイプと、シャフトの回転により上部バーに当接するストライカーと、シャフトの回転により下部バーに当接するキッカーと、を備え、ストライカーには、上下位置調整機構が設けられることを特徴とする。
本発明者は、スカムパイプの動作に係る不具合が、部品配置に係る好適位置からのずれに起因すること、特にスカムパイプを原位置に復帰させるために上部バーを押すストライカーの配置が好適位置からずれることで、スカムパイプの開口部が所定位置に収まらなくなることを見出した。
この沈殿装置によれば、円形槽内にスカムパイプを備える沈殿装置において、スカムパイプの動作に係る不具合への対応策として、スカムパイプに設けられた上部バーに当接するストライカーにおいて上下方向の位置調整を可能とする機構を設けることで、スカムパイプの動作が最適となるように、ストライカーの配置を調整することが可能となる。これにより、スカムパイプの動作に係る不具合の要因発生を抑制し、スカムの除去を効率的に継続することが可能となる。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の沈殿装置は、円形槽の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフトと、シャフトを回転駆動する駆動部と、円形槽の底部においてシャフトに固定されるレーキと、円形槽の液面において円形槽の径方向に延在する筒状に形成されると共に軸回り方向に回転自在に設けられ、液面に浮遊するスカムを取り込む開口部と、開口部が上方を向くときに斜め上方に延びる上部バーと、開口部が上方を向くときに下方に延びる下部バーと、を有するスカムパイプと、シャフトの回転により上部バーに当接するストライカーと、シャフトの回転により下部バーに当接するキッカーと、を備え、ストライカー又はキッカーは、ローラ構造を有し、ストライカーには、上下位置調整機構が設けられることを特徴とする。
上述のとおり、本発明者は、スカムパイプの動作に係る不具合が、継続使用による部品の摩耗及び部品配置に係る好適位置からのずれに起因することを見出した。
この沈殿装置によれば、円形槽内にスカムパイプを備える沈殿装置において、スカムパイプの動作に係る不具合への対応策として、スカムパイプを傾動させるための下部バーに当接するキッカー又は上部バーに当接するストライカーをローラ構造とすることで、下部バーとキッカー、あるいは上部バーとストライカーの接触部分における摩擦を低減し、部品の摩耗抑制(長寿命化)を図るとともに、スカムパイプに設けられた上部バーに当接するストライカーにおいて上下方向の位置調整を可能とする機構を設けることで、スカムパイプの動作が最適となるように、ストライカーの配置を調整することが可能となる。これにより、スカムパイプの動作に係る不具合の要因発生を抑制し、スカムの除去を効率的に継続することが可能となる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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