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公開番号2025127259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023886
出願日2024-02-20
発明の名称廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造
出願人個人
代理人個人,個人
主分類B01D 3/22 20060101AFI20250825BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】浄化レベルと流速を高めることのできる廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造を提供する。
【解決手段】廃水貯蔵タンク10と蒸留機20とを備える。前記タンクの上方には、廃液入口11と回収水出口12を設ける。蒸留機の下方の片側箇所には粗い霧吹きノズル21を設け、フィード管口211を有する粗い霧吹きノズルによって比較的大きな水分子を発生させる。蒸留機上方の片側には細かい霧吹きノズル24が設けられており、リターン管口241を有する細かい霧吹きノズルによって比較的小さな水分子が発生し、蒸留機の内部の粗い霧吹きノズルと細かい霧吹きノズル間には、複数の間隔を有するろ過部品23を左右に交互に配置する。蒸留機上部の中央箇所には回収出口管路25が設けられており、回収出口管路に備えられた気泡除去器26によって気泡が取り除かれる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
廃水貯蔵タンクと蒸留機とを備える廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造であって、
前記廃水貯蔵タンクの上方の片側箇所に廃液入口を設け、前記廃水貯蔵タンクの上方の別の側に回収水出口を設け、前記回収水出口には前記蒸留機を設けており、
前記蒸留機の下方の片側箇所には粗い霧吹きノズルを設け、フィード管口を有する前記粗い霧吹きノズルによって比較的大きな水分子を発生させ、前記蒸留機の上方の片側箇所には細かい霧吹きノズルを設け、リターン管口を有する前記細かい霧吹きノズルによって比較的小さな水分子を発生させ、前記蒸留機の内部の前記粗い霧吹きノズルと前記細かい霧吹きノズル間には、複数の間隔を有するろ過部品を左と右とに交互に配置し、前記間隔を有するろ過部品にはハチの巣状に均等に配置した複数の篩孔を設け、前記蒸留機の上部の中央箇所には回収出口管路を設け、前記回収出口管路には気泡を取り除く働きをする気泡除去器を設けることを特徴とする廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記廃水貯蔵タンクの上方の中央箇所には、撹拌器を回転駆動させるためのモーターを設け、前記撹拌器は、前記廃水貯蔵タンクの底部に垂直に挿入されて廃液を撹拌するのに用いられ、前記廃水貯蔵タンク内部の上方箇所には円形をなす水噴射環状管が繞設され、前記水噴射環状管には複数のノズルが設けられており、前記廃水貯蔵タンクのタンク壁に備えられた複数の加熱器は、前記廃水貯蔵タンク内部の廃液を加熱する働きをし、前記廃水貯蔵タンクの底部の中央箇所には廃液出口を設けることを特徴とする請求項1に記載の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造。
【請求項3】
前記粗い霧吹きノズルの上方箇所にはろ過層を設けることを特徴とする請求項1に記載の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造。
【請求項4】
前記間隔を有するろ過部品は円形をなすことを特徴とする請求項1に記載の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造。
【請求項5】
前記篩孔は貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造。
【請求項6】
前記篩孔は網状孔であることを特徴とする請求項1に記載の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃液を加速回収し浄化する蒸留機の技術に関し、特に、粗い霧吹きノズルと細かい霧吹きノズルを用いて回収水の大きな分子を小さな分子に変化させて浄化レベルと流速を高めることのできる廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
台湾は半導体製造大国であり、毎年かなりの生産高に寄与しているが、それと並行して大量の廃棄物もつくられているのである。IC製造メーカーの廃水の多くが、ウェーハ洗浄、フォトレジストの除去、エッチングによって排出されており、経済循環の時代において、いかにして廃棄物を原材料に変換していくべきかが産業界や政府が重要視している課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
伝統的な従来の廃液回収装置は主に、真空状態の蒸留機の中での廃水が30℃から60℃までの低温で沸点に達するため、コンデンサーを通過した水蒸気は凝結して水となる。 ただし、伝統的な従来の蒸留機は、回収水の大きな分子を小さな分子に変えることはできず、浄化レベルもよろしくない。また、流速を高めることはできず、これらが伝統的な従来の廃液回収装置に既存し、解決が待たれている問題点と欠点である。
【0004】
上述の問題点に鑑み、現在関連製品の製造、設計に従事している本発明者は、長年に渡る実務経験と感想を積み重ね、創作と改善の精神をもって積極的に取り組む中で、特殊技術を結合させ、廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造を生み出した。
本発明の目的は、粗い霧吹きノズルと細かい霧吹きノズルを用いて回収水の大きな分子を小さな分子に変化させ、浄化レベルと流速を高めることのできる廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明が従来技術の問題点を解決するために応用する技術手段及び従来技術と比較しての効果は次の通りである。
本発明による廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造は、廃水貯蔵タンクと蒸留機とを備える。廃水貯蔵タンクの上方の両側箇所には廃液入口と回収水出口を設ける。回収水出口には蒸留機を設ける。蒸留機の下方の片側箇所には粗い霧吹きノズルを設け、フィード管口を有する粗い霧吹きノズルによって比較的大きな水分子を発生させる。蒸留機の上方の片側箇所には細かい霧吹きノズルを設け、リターン管口を有する細かい霧吹きノズルによって比較的小さな水分子を発生させる。蒸留機の内部の粗い霧吹きノズルと細かい霧吹きノズル間には、複数の間隔を有するろ過部品を左と右とに交互に配置する。間隔を有するろ過部品には複数の篩孔を設ける。蒸留機の上部の中央箇所には回収出口管路を設け、回収出口管路には気泡を取り除く働きをする気泡除去器を設ける。前述の通り、本発明の効果は従来技術と比較して強化され、その主な目的を達成するものである。
【0006】
前述の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造において、廃水貯蔵タンクの上方の中央箇所には、撹拌器を回転駆動させるためのモーターを設ける。撹拌器は、廃水貯蔵タンクの底部に垂直に挿入されて廃液を撹拌するのに用いられる。廃水貯蔵タンク内部の上方箇所には円形をなす水噴射環状管が繞設され、水噴射環状管には複数のノズルが設けられている。廃水貯蔵タンクのタンク壁に備えられた複数の加熱器は、廃水貯蔵タンク内部の廃液を加熱する働きをし、廃水貯蔵タンクの底部の中央箇所には廃液出口を設け、毒性のある溶剤や洗剤の排出を行う。
【0007】
前述の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造において、粗い霧吹きノズルの上方箇所にはろ過層を設ける。
【0008】
前述の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造において、間隔を有するろ過部品は円形をなす。
【0009】
前述の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造において、篩孔は貫通孔である。
【0010】
前述の廃液を加速回収し浄化する蒸留機の構造において、篩孔は網状孔である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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