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公開番号
2025094781
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210529
出願日
2023-12-13
発明の名称
混合装置
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B01F
25/452 20220101AFI20250618BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】通路部材の加工性をより向上することが可能な技術を提供する。
【解決手段】混合装置は、第1流体が流入する第1流入部と、第2流体が流入する第2流入部と、混合流体が流出する流出部と、それぞれが第1流入部と流出部の間を連通する、複数の第1流体流路と、それぞれが第2流入部と複数の第1流体流路のそれぞれの間を連通する、複数の第2流体流路を有しており、複数の第1流体流路のそれぞれは、流路径が縮径する縮径流路と、縮径流路よりも下流側に設けられており、流路径が拡径する拡径流路を備えており、複数の第2流体流路のそれぞれは、上流端から下流端まで直線状に形成されており、複数の第2流体流路のうちの一部は、下流端から見て上流端が第1方向に位置するように配置されており、残りは、下流端から見て上流端が第1方向に、または第1方向とは異なる第2方向に位置するように配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1流体に第2流体を混合して混合流体とする混合装置であって、
前記第1流体が流入する第1流入部と、
前記第2流体が流入する第2流入部と、
前記混合流体が流出する流出部と、
一方の端部が前記第1流入部に対向し、他方の端部が前記流出部に対向し、前記一方の端部と前記他方の端部の間の側面が前記第2流入部に対向するように配置された通路部材を備えており、
前記通路部材は、
それぞれが前記第1流入部と前記流出部の間を連通する、複数の第1流体流路と、
それぞれが前記第2流入部と前記複数の第1流体流路のそれぞれの間を連通する、複数の第2流体流路を有しており、
前記複数の第1流体流路は、少なくとも3個の第1流体流路を備えており、
前記複数の第1流体流路のそれぞれは、
前記第1流入部側から前記流出部側に向かうにつれて流路径が縮径する縮径流路と、
前記縮径流路よりも下流側に設けられており、前記第1流入部側から前記流出部側に向かうにつれて流路径が拡径する拡径流路を備えており、
前記複数の第2流体流路のそれぞれは、下流端が前記第1流体流路に連通しており、上流端から下流端まで直線状に形成されており、
前記複数の第2流体流路のうちの一部は、下流端から見て上流端が第1方向に位置するように配置されており、
前記複数の第2流体流路のうちの残りは、下流端から見て上流端が前記第1方向に、または前記第1方向とは異なる第2方向に位置するように配置されている、混合装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記複数の第2流体流路が、前記複数の第1流体流路の流れ方向に対して直交する平面に沿って配置されている、請求項1の混合装置。
【請求項3】
前記複数の第2流体流路のうちの前記残りが、下流端から見て上流端が前記第2方向に位置するように配置されており、
前記第2方向が前記第1方向の反対方向である、請求項2の混合装置。
【請求項4】
前記複数の第2流体流路のうちの前記一部が連通する前記第1流体流路は、前記第1方向における前記側面までの距離が、前記第2方向における前記側面までの距離以下となる位置に配置されており、
前記複数の第2流体流路のうちの前記残りが連通する前記第1流体流路は、前記第2方向における前記側面までの距離が、前記第1方向における前記側面までの距離以下となる位置に配置されている、請求項3の混合装置。
【請求項5】
前記通路部材を収容するケース部材をさらに備えており、
前記ケース部材が、前記第2流入部に前記第2流体を供給する供給口を備えており、
前記供給口が、前記第1方向および前記第2方向に対して直交する方向で、前記通路部材の前記側面の前記第1方向の端部及び前記通路部材の前記側面の前記第2方向の端部の間の中心の位置で、前記通路部材の前記側面に対向するように配置されている、請求項3の混合装置。
【請求項6】
前記通路部材の前記側面が、前記第1流入部側から前記流出部側に向かうにつれて拡径する拡径部を備えており、
前記複数の第1流体流路のそれぞれが、前記縮径流路と前記拡径流路を連通しており、流路径が一定である同径流路をさらに備えており、
前記複数の第1流体流路のそれぞれの前記同径流路及び前記拡径流路が、前記拡径部の内部に配置されており、
前記複数の第2流体流路のそれぞれは、下流端が前記第1流体流路の前記同径流路に連通している、請求項2の混合装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、混合装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1流体に第2流体を混合して混合流体とする混合装置が開示されている。前記混合装置は、前記第1流体が流入する第1流入部と、前記第2流体が流入する第2流入部と、前記混合流体が流出する流出部と、一方の端部が前記第1流入部に対向し、他方の端部が前記流出部に対向し、前記一方の端部と前記他方の端部の間の側面が前記第2流入部に対向するように配置された通路部材を備えている。前記通路部材は、それぞれが前記第1流入部と前記流出部の間を連通する、複数の第1流体流路と、それぞれが前記第2流入部と前記複数の第1流体流路のそれぞれの間を連通する、複数の第2流体流路を有している。前記複数の第1流体流路は、少なくとも3個の第1流体流路を備えている。前記複数の第1流体流路のそれぞれは、前記第1流入部側から前記流出部側に向かうにつれて流路径が縮径する縮径流路と、前記縮径流路よりも下流側に設けられており、前記第1流入部側から前記流出部側に向かうにつれて流路径が拡径する拡径流路を備えている。前記複数の第2流体流路のそれぞれは、下流端が前記第1流体流路に連通しており、上流端から下流端まで直線状に形成されている。前記複数の第2流体流路のそれぞれは、前記複数の第1流体流路の流れ方向の中心軸に対して放射状に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-131800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の混合装置では、複数の第2流体流路が第1流体流路の流れ方向の中心軸に対して放射状に配置されている。このため、通路部材を製造する際の加工性に問題がある。例えば、樹脂を用いた射出成形によって通路部材を製造する場合には、成形後の型抜きのために、複数の第2流体流路のそれぞれに対応する金型を別個の金型として用意する必要がある。本明細書では、通路部材の加工性をより向上することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する第1の態様の混合装置は、第1流体に第2流体を混合して混合流体とする。前記混合装置は、前記第1流体が流入する第1流入部と、前記第2流体が流入する第2流入部と、前記混合流体が流出する流出部と、一方の端部が前記第1流入部に対向し、他方の端部が前記流出部に対向し、前記一方の端部と前記他方の端部の間の側面が前記第2流入部に対向するように配置された通路部材を備えている。前記通路部材は、それぞれが第1流入部と流出部の間を連通する、複数の第1流体流路と、それぞれが前記第2流入部と前記複数の第1流体流路のそれぞれの間を連通する、複数の第2流体流路を有している。前記複数の第1流体流路は、少なくとも3個の第1流体流路を備えている。前記複数の第1流体流路のそれぞれは、前記第1流入部側から前記流出部側に向かうにつれて流路径が縮径する縮径流路と、前記縮径流路よりも下流側に設けられており、前記第1流入部側から前記流出部側に向かうにつれて流路径が拡径する拡径流路を備えている。前記複数の第2流体流路のそれぞれは、下流端が前記第1流体流路に連通しており、上流端から下流端まで直線状に形成されている。前記複数の第2流体流路のうちの一部は、下流端から見て上流端が第1方向に位置するように配置されていている。前記複数の第2流体流路のうちの残りは、下流端から見て上流端が前記第1方向に、または前記第1方向とは異なる第2方向に位置するように配置されている。
【0006】
上記の構成によれば、例えば、樹脂を用いた射出成形によって通路部材を製造する場合には、通路部材が3個以上の第1流体流路を備えていても、成形後の型抜きのために、複数の第2流体流路のそれぞれに対応する金型を1個または2個だけ用意すればよい。上記の構成によれば、通路部材の加工性をより向上することができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様の混合装置において、前記複数の第2流体流路は、前記複数の第1流体流路の流れ方向に対して直交する平面に沿って配置されていてもよい。
【0008】
上記の構成によれば、例えば、樹脂を用いた射出成形によって通路部材を製造する場合に、通路部材を複数の第1流体流路の流れ方向にスライドさせるスライド機構を用いることなく、複数の第2流体流路に対応する金型の型抜きを行うことができる。これにより、金型の構成の複雑化を抑えることができる。上記の構成によれば、通路部材の加工性をさらに向上することができる。
【0009】
第3の態様では、上記第2の態様の混合装置において、前記複数の第2流体流路のうちの前記残りが、下流端から見て上流端が前記第2方向に位置するように配置されていてもよく、前記第2方向が前記第1方向の反対方向であってもよい。
【0010】
上記の構成によれば、例えば、樹脂を用いた射出成形によって通路部材を製造する場合に、複数の第2流体流路の一部に対応する金型の抜き方向(すなわち第1方向)と、複数の第2流体流路の残りに対応する金型の抜き方向(すなわち第2方向)を反対方向とすることができる。これにより、通路部材を同じ姿勢で保持したまま、複数の第2流体流路の一部に対応する金型の第1方向への型抜きと、複数の第2流体流路の残りに対応する金型の第2方向への型抜きを対称的に行うことができるので、離型性のよい金型を構成することができる。上記の構成によれば、通路部材の加工性をさらに向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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