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公開番号2025098542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214750
出願日2023-12-20
発明の名称二酸化炭素処理装置および給湯器システム
出願人東洋計器株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/62 20060101AFI20250625BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】外部供給電力を抑えることが可能な二酸化炭素処理装置を提供すること
【解決手段】二酸化炭素処理装置3は、ガス発生源から排出される二酸化炭素を含む排ガスG1の熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱発電部4と、熱発電部4を経由して排出される排ガスG2に含まれる二酸化炭素の少なくとも一部を除去する二酸化炭素処理部5と、熱発電部4から供給される電力によって駆動され、排ガスGに含まれる二酸化炭素の少なくとも流量または濃度を計測する二酸化炭素計測器7と、を備えている。二酸化炭素処理装置3によれば、外部供給電力を抑えることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガス発生源から排出される二酸化炭素を含む排ガスの熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱発電部と、
前記熱発電部を経由して排出される前記排ガスに含まれる二酸化炭素の少なくとも一部を除去する二酸化炭素処理部と、
前記熱発電部から供給される電力によって駆動され、前記排ガスに含まれる二酸化炭素の少なくとも流量または濃度を計測する二酸化炭素計測器と、
を備えていることを特徴とする二酸化炭素処理装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
請求項1に記載の二酸化炭素処理装置において、
前記二酸化炭素計測器として、
前記熱発電部から供給される電力によって駆動され、前記二酸化炭素処理部に流入する前記排ガスに含まれる二酸化炭素の流量または濃度を計測する上流側二酸化炭素計測器と、
前記熱発電部から供給される電力によって駆動され、前記二酸化炭素処理部から排出される処理後の前記排ガスに含まれる二酸化炭素の流量または濃度を計測する下流側二酸化炭素計測器と、
を備えている二酸化炭素処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の二酸化炭素処理装置において、
前記熱発電部は、二つの電極とナノ粒子が分散した溶媒から構成され、電子が前記電極間をホッピング現象により伝搬することで発電する熱発電ユニットを用いて構成されている二酸化炭素処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の二酸化炭素処理装置において、
前記熱発電ユニットは、複数本の同一外径の円柱形状の発電カートリッジを備えており、
前記発電カートリッジは、縦横に外接状態で千鳥状に配列されている二酸化炭素処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の二酸化炭素処理装置において、
前記二酸化炭素処理部から排出された前記排ガスを冷却する冷却部を更に備えており、
前記二酸化炭素処理部および前記冷却部は、前記熱発電部から供給される電力によって駆動される二酸化炭素処理装置。
【請求項6】
ガス発生源である給湯部と、
前記給湯部の前記排ガスを処理する請求項1~5のいずれか一項に記載の二酸化炭素処理装置と、
を有していることを特徴とする給湯器システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素処理装置および給湯器システムに関し、更に詳しくは、ガス発生源から排出される排ガスに含まれる二酸化炭素を除去するための二酸化炭素処理装置およびその二酸化炭素処理装置を有している給湯器システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、脱炭素の流れもあり、例えば給湯器のようなガス発生源から排出される二酸化炭素を含む排ガスは、二酸化炭素処理装置を通して二酸化炭素が分離回収または除去されてから大気に放出されるようになってきている。この二酸化炭素処理装置では、排ガスから二酸化炭素の分離回収または除去する処理を行う二酸化炭素処理部の前後において、二酸化炭素の流量または濃度を計測するために二酸化炭素計測器が用いられる。
【0003】
特許文献1には、燃焼設備から排出された排ガスと吸収液とを接触させて排ガス中の二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収塔を備えた二酸化炭素回収システムが提案されており、その二酸化炭素回収システムには、二酸化炭素の流量を計測するための二酸化炭素流量取得部が複数設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-069974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
二酸化炭素処理装置には、その内部機器を運転させるために外部から供給される電力(以下、「外部供給電力」という。)が必要であるが、その外部供給電力を抑えることが望まれている。
【0006】
本発明の目的は、このような点に鑑みて、外部供給電力を抑えることが可能な二酸化炭素処理装置を提供することにある。また、本発明の目的は、外部供給電力を抑えることが可能な給湯システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る二酸化炭素処理装置は、
ガス発生源から排出される二酸化炭素を含む排ガスの熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱発電部と、
熱発電部を経由して排出される排ガスに含まれる二酸化炭素の少なくとも一部を除去する二酸化炭素処理部と、
熱発電部から供給される電力によって駆動され、排ガスに含まれる二酸化炭素の少なくとも流量または濃度を計測する二酸化炭素計測器と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る二酸化炭素処理装置においては、二酸化炭素計測器として、
熱発電部から供給される電力によって駆動され、二酸化炭素処理部に流入する排ガスに含まれる二酸化炭素の少なくとも流量または濃度を計測する上流側二酸化炭素計測器と、
熱発電部から供給される電力によって駆動され、二酸化炭素処理部から排出される処理後の排ガスに含まれる二酸化炭素の少なくとも流量または濃度を計測する下流側二酸化炭素計測器と、
を備えていることが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る二酸化炭素処理装置においては、熱発電部は、二つの電極とナノ粒子が分散した溶媒から構成され、電子が電極間をホッピング現象により伝搬することで発電する熱発電ユニットを用いて構成されていることが好ましい。
【0010】
このとき、熱発電ユニットは、複数本の同一外径の円柱形状の発電カートリッジを備えており、この発電カートリッジは、縦横に外接状態で千鳥状に配列されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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