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公開番号
2025101136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217759
出願日
2023-12-25
発明の名称
流体処理装置
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
19/12 20060101AFI20250630BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】装置構成を簡素化することを可能とする流体処理装置を提供する。
【解決手段】流体処理装置1Aは、処理対象の流体(水W)が流れる流路20を有する流路部材2と、流路20と区画された空間30A、30Bを形成し、空間30A、30Bと流路20の間に配された光透過部32A、32Bを有する第1カバー部材3A及び第2カバー部材3Bと、第1カバー部材3A及び第2カバー部材3Bにより形成された空間30A、30B内に配置されて、流路20に向けて光を出射する第1光源4A及び第2光源4Bと、第1カバー部材3Aにより形成された空間30A内に配置されて、第1光源4A及び第2光源4Bから流路20に向けて出射された複数の部分光を受光する第1受光部と、を備える。第1受光部5Aは、流路20を通らずに第1受光部5Aに到達する第1部分光と、流路20を通った上で第1受光部5Aに到達する第2部分光とを含む複数の部分光を受光する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
処理対象の流体が流れる流路を有する流路部材と、
前記流路と区画された空間を形成し、前記空間と前記流路の間に配された光透過部を有する1又は複数のカバー部材と、
前記1又は複数のカバー部材により形成された前記空間内に配置されて、前記流路に向けて光を出射する1又は複数の光源と、
前記カバー部材により形成された前記空間内に配置されて、それぞれが前記1又は複数の光源から前記流路に向けて出射された前記光の一部である複数の部分光を受光する第1受光部と、を備え、
前記第1受光部は、
前記流路を通らずに前記第1受光部に到達する第1部分光と、前記流路を通った上で前記第1受光部に到達する第2部分光と、を含む前記複数の部分光を受光する、
流体処理装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記第1受光部は、
前記第1受光部が配置された前記空間内に配置される前記光源から出射された前記光の一部が前記カバー部材で反射された前記第1部分光と、当該カバー部材の前記光透過部を透過した前記第2部分光と、を受光する、
請求項1に記載の流体処理装置。
【請求項3】
前記流路を挟んで前記光源と対向する位置に配置されて、前記光源から出射され前記流路を通る前記光を反射する反射部材を備え、
前記第1受光部は、
前記第1受光部が配置された前記空間内に配置される前記光源から出射された前記光の一部が前記カバー部材で反射された前記第1部分光と、当該光源から出射された前記光の一部が当該カバー部材の前記光透過部を透過し前記反射部材で反射された前記第2部分光と、を受光する、
請求項1に記載の流体処理装置。
【請求項4】
前記第1受光部で受光された前記光の光量に基づいて、前記1又は複数の光源の異常と、前記流路又は前記光透過部の異常とを検知する異常検知処理を行う異常検知制御部を備える、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の流体処理装置。
【請求項5】
前記1又は複数のカバー部材は、
それぞれが前記流路を挟んで対向する位置に配置される第1カバー部材及び第2カバー部材を含み、
前記1又は複数の光源は、
前記第1カバー部材により形成される前記空間である第1空間内に配置される第1光源と、前記第2カバー部材により形成される前記空間である第2空間内に配置される第2光源と、を含み、
前記第1受光部は、
前記第1空間内に配置されて、前記第1光源から前記流路に向けて出射された光の一部である前記第1部分光と、前記第2光源から前記流路に向けて出射された光の一部である前記第2部分光と、を受光する、
請求項1又は請求項2に記載の流体処理装置。
【請求項6】
前記第1受光部で受光された前記光の光量に基づいて、前記第1光源の異常と、前記第2光源の異常と、前記流路又は前記光透過部の異常とのうち少なくとも2つの異常を検知する異常検知処理を行う異常検知制御部を備える、
請求項5に記載の流体処理装置。
【請求項7】
前記第1光源により出射される光の出力、及び、前記第2光源により出射される光の出力をそれぞれ制御する光出力制御部を備え、
前記光出力制御部は、
第1期間において、前記第1光源から光を出射させ、かつ、前記第2光源からは光を出射させず、
第2期間において、前記第1光源から光を出射させず、かつ、前記第2光源から光を出射させ、
前記異常検知制御部は、
前記第1期間において、前記第1受光部で受光された前記第1部分光の光量に基づいて、前記第1光源の異常を検知し、
前記第2期間において、前記第1受光部で受光された前記第2部分光の光量に基づいて、前記第2光源の異常と、前記流路又は前記光透過部の異常とうち少なくとも1つの異常を検知する、
請求項6に記載の流体処理装置。
【請求項8】
前記第2空間内に配置された第2受光部を備え、
前記第2受光部は、
前記第2光源から前記流路に向けて出射された光の一部であり、前記流路を通らずに前記第2受光部に到達する第1部分光と、前記第1光源から前記流路に向けて出射された光の一部であり、前記流路を通った上で前記第2受光部に到達する第2部分光と、を含む前記複数の部分光を受光する、
請求項5に記載の流体処理装置。
【請求項9】
前記第1受光部で受光された前記光の光量、及び、前記第2受光部で受光された前記光の光量に基づいて、前記第1光源の異常と、前記第2光源の異常と、前記流路又は前記光透過部の異常とのうち少なくとも2つの異常を検知する異常検知処理を行う異常検知制御部を備える、
請求項8に記載の流体処理装置。
【請求項10】
前記第1光源により出射される光の出力、及び、前記第2光源により出射される光の出力をそれぞれ制御する光出力制御部を備え、
前記光出力制御部は、
第1期間において、前記第1光源から光を出射させ、かつ、前記第2光源から光を出射させず、
第2期間において、前記第1光源から光を出射させず、かつ、前記第2光源から光を出射させ、
前記異常検知制御部は、
前記第1期間において、前記第1受光部で受光された前記第1部分光の光量、及び、前記第2受光部で受光された前記第2部分光の光量に基づいて、前記第1光源の異常と、前記第1光源から出射される光が通る前記流路又は前記光透過部の異常とを検知し、
前記第2期間において、前記第2受光部で受光された前記第1部分光の光量、及び、前記第1受光部で受光された前記第2部分光の光量に基づいて、前記第2光源の異常と、前記第2光源から出射される光が通る前記流路又は前記光透過部の異常とを検知する、
請求項9に記載の流体処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体処理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、流路を流れる流体に紫外光を照射することで、流体の殺菌処理が行われている。例えば、特許文献1には、光源から出射された紫外光を窓部材の第2面を介して流体に照射する流体処理装置が開示されている。特許文献1に開示された流体処理装置は、紫外光のモニタリング精度を向上させるために、窓部材の第2面とは異なる面から出射される紫外光を受光するように配置された第1受光部と、流路内の流体を通過した紫外光を受光するように配置された第2受光部とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-037450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された流体処理装置では、流路を通っていない紫外光を受光する第1受光部と、流路を通った紫外光を受光する第2受光部とを別々に備える必要があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、装置構成を簡素化することを可能とする流体処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る流体処理装置は、
処理対象の流体が流れる流路を有する流路部材と、
前記流路と区画された空間を形成し、前記空間と前記流路の間に配された光透過部を有する1又は複数のカバー部材と、
前記1又は複数のカバー部材により形成された前記空間内に配置されて、前記流路に向けて光を出射する1又は複数の光源と、
前記カバー部材により形成された前記空間内に配置されて、それぞれが前記1又は複数の光源から前記流路に向けて出射された前記光の一部である複数の部分光を受光する第1受光部と、を備え、
前記第1受光部は、
前記流路を通らずに前記第1受光部に到達する第1部分光と、前記流路を通った上で前記第1受光部に到達する第2部分光と、を含む前記複数の部分光を受光する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の上記態様に係る流体処理装置によれば、流路を通っていない第1部分光と、流路を通った第2部分光とが第1受光部にて受光されるので、装置構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る流体処理装置1Aの一例を示す概略断面図である。
図1のII-II線の断面図である。
第1光源4Aから出射される光の光路を示す概略断面図である。
第2光源4Bから出射される光の光路を示す概略断面図である。
第1光源4Aの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
第1受光部5Aの光量値VAに基づいて、流路20又は光透過部32A、32Bの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
第2光源4Bの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
第2受光部5Bの光量値VBに基づいて、流路20又は光透過部32A、32Bの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
異常検知処理の一例を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る流体処理装置1Bの一例を示す概略断面図である。
第1光源4Aの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
第2光源4Bの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
流路20又は光透過部32A、32Bの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
第3の実施形態に係る流体処理装置1Cの一例を示す概略断面図である。
第1光源4Aの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
流路20又は光透過部32Aの異常を検知するときの異常検知処理の一例を示すタイミングチャートである。
第4の実施形態に係る流体処理装置1Dの一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る流体処理装置1A~1Dは、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。各図面に示す部材の大きさや位置関係は適宜誇張されたり、部材の一部が簡略化又は省略されていたりする場合もある。
【0010】
本実施形態では、説明の便宜上、XYZ直交座標系を採用して説明する。具体的には、流体処理装置1A~1Dが備える流路(詳細は後述する)の流れ方向を「Z軸」、流れ方向にそれぞれ直交する二方向を「X軸」及び「Y軸」とする。
(【0011】以降は省略されています)
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