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公開番号
2025098304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214341
出願日
2023-12-20
発明の名称
吸引・収集装置
出願人
株式会社近畿理研
代理人
個人
主分類
B01D
29/13 20060101AFI20250625BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】一定量以上の収集対象を吸引した場合でも吸引力及び分離能力を大きく落とすことなく収集対象を吸引可能な、吸引・収集装置を提供する。
【解決手段】箱状の硬質容器部2及び硬質容器部2に収容されたメッシュを有する袋体3を含む吸引・収集装置1であって、硬質容器部2が、容器蓋部22と容器本体部21とからなり、容器本体部21において、その下部に、パイプを介して吸引手段と接続される流出口212を有しており、容器本体部21の上部及び/又は容器蓋部22においてパイプの接続が可能な流入口211、221を有しており、メッシュを有する袋体3の上部においてメッシュの孔が塞がれていることを特徴とする、吸引・収集装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
箱状の硬質容器部及び前記硬質容器部に収容されたメッシュを有する袋体を含む吸引・収集装置であって、
前記硬質容器部が、容器蓋部と容器本体部とからなり、
前記容器本体部において、その下部に、パイプを介して吸引手段と接続される流出口を有しており、
前記容器本体部の上部及び/又は容器蓋部においてパイプの接続が可能な流入口を有しており、
メッシュを有する袋体の上部においてメッシュの孔が塞がれている、
ことを特徴とする、吸引・収集装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記袋体がフレキシブルコンテナバッグであり、前記フレキシブルコンテナバッグの内側上部に設けられた気体を透過しない膜によりメッシュの孔が塞がれている、請求項1に記載の吸引・収集装置。
【請求項3】
さらに、前記容器本体部の内部底面に、前記袋体の底部が容器本体部の底面に接触することを防止するスペーサーが設けられている、請求項1に記載の吸引・収集装置。
【請求項4】
前記スペーサーが、少なくとも2つの脚部と前記脚部に掛け渡された梯子部とを含む、請求項3に記載の吸引・収集装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、収集対象物を吸引・収集する装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
農作地及び製造工場等から排出される廃棄物、例えば汚泥、ダクトに堆積した粉塵及びケーキや、海や河川等の廃棄物、例えばゴミ、砂及び礫等を、効率よく吸引・収集するための技術が求められている。例えば、汚泥は、土等の固体と、水等の液体との混合物であり、このような混合物を効率よく収集し処分するためには、可能な限りこれら固体と液体とが分離された状態にすることが好ましい。
【0003】
上記課題を解決するため、出願人は特許文献1に係る発明を発明し、特許を取得している。特許文献1は、箱状の硬質容器部及び前記硬質容器部に収容されたメッシュを有する袋体を含む吸引・収集装置であって、前記硬質容器部が、容器蓋部と容器本体部とからなり、前記容器本体部において、その下部に、パイプを介して吸引手段と接続される流出口を有しており、前記容器本体部の上部及び/又は容器蓋部においてパイプの接続が可能な流入口を有する、ことを特徴とする吸引・収集装置を開示している。前記発明により、汚泥等に代表される廃棄物が発生した現場に移動して、作業者及び作業環境に汚れや悪臭等の悪影響を与えることなく、効率よく且つ容易に収集することができ、かつ液体と固体とを効率よく分離でき、収集対象の容積を現場で容易に減少させることができる効果が得られた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-126735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の発明は一定の効果を達成できたものの、収集対象によってはその効果が十分に発揮できない場合もあった。例えば、収集対象が粘度の高い汚泥である場合に、一定量以上の汚泥を収集すると吸引力が低下しその量以上の汚泥を吸引する事が困難となる場合があった。特に、このような傾向は、容器本体部の容量が大きくなればなるほど顕著であった。したがって、このような問題が解決できる技術が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者が鋭意検討を重ねた結果、吸引・収集装置を特定の構造とすることにより前記課題が解決できることを見いだし、本発明に至った。
すなわち本発明は、
[1]箱状の硬質容器部及び前記硬質容器部に収容されたメッシュを有する袋体を含む吸引・収集装置であって、
前記硬質容器部が、容器蓋部と容器本体部とからなり、
前記容器本体部において、その下部に、パイプを介して吸引手段と接続される流出口を有しており、
前記容器本体部の上部及び/又は容器蓋部においてパイプの接続が可能な流入口を有しており、
メッシュを有する袋体の上部においてメッシュの孔が塞がれている、
ことを特徴とする、吸引・収集装置、
[2]前記袋体がフレキシブルコンテナバッグであり、前記フレキシブルコンテナバッグの内側上部に設けられた気体を透過しない膜によりメッシュの孔が塞がれている、[1]に記載の吸引・収集装置、
[3]さらに、前記容器本体部の内部底面に、前記袋体の底部が容器本体部の底面に接触することを防止するスペーサーが設けられている、[1]に記載の吸引・収集装置、並びに
[4]前記スペーサーが、少なくとも2つの脚部と前記脚部に掛け渡された梯子部とを含む、[3]に記載の吸引・収集装置、
に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明より、一定量以上の収集対象を吸引した場合でも吸引力及び分離能力を大きく落とすことなく収集対象を吸引可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)本発明の吸引・収集装置の一形態の斜視図、(b)(a)における固定手段の拡大図、(c)別の形態の装置の斜視図、(d)(c)の装置の平面図であって容器蓋部を透過して見たもの、及び(e)更に別の形態の装置の斜視図である。
(a)本発明の一形態における容器本体部の斜視図、(b)(a)とは別の形態の容器本体部の斜視図、(c)(a)の容器本体部の平面図、並びに(d)(a)及び(b)とは別の形態における容器本体部の斜視図である。
(a)本発明の一形態における硬質容器部の斜視図、(b)(a)の容器本体部の側壁内側に設けられた突起部の拡大図、(c)(a)の容器本体部に袋体を収容した装置の斜視図、及び(d)~(f)突起部のバリエーションを示す図面である。
(a)及び(b)突起部のさらなるバリエーションを示す図面、並びに(c)(b)の容器本体部に袋体を入れた形態のA-B断面図である。
(a)障壁を備えた容器本体部の斜視図、(b)同平面図、(c)障壁の拡大図、(d)(c)とは別の障壁の図面、及び(e)障壁の別形態を説明するための容器本体部の斜視図である。
(a)底部にスペーサーを設けた容器本体部の斜視図、(b)正面図及び(c)平面図並びに(d)(a)とは異なるスペーサーを備えた容器本体部の斜視図、(e)正面図及び(f)平面図である。
(a)本発明の一形態における容器蓋部の表面斜視図、(b)同容器蓋部の裏面斜視図、(c)エアワイパーの一部拡大図、及び(d)(a)とは別の形態の容器蓋部の表面斜視図である。
(a)袋体を収容した容器本体部を正面方向から見た内部透視図、(b)汚泥を収集した状態の容器本体部を正面方向から見た内部透視図、(c)袋体の上部の孔を塞いだ状態で汚泥を収集した場合の容器本体部を正面方向から見た内部透視図及び(d)袋体の上部に膜を備えた場合の容器本体部を正面方向から見た内部透視図である。
本発明の吸引・収集装置を用いた吸引・収集システムを説明するための模式図である。
実施例で使用した吸引・収集装置の内部の写真。
実施例で使用したスカート付きのフレキシブルコンテナバッグの上部拡大写真。
内部にドラム缶及びその周囲に積層されたスポンジを含む、実施例で使用した吸引・収集装置の内部の写真。
実施例の結果のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態及び態様に限定されず、本発明の技術的範囲内で種々の変更が可能であることは言うまでもない。また、文中における「上下」、「前後」及び「左右」は、各図面に記載の方向を意味する。
【0010】
1.本発明の装置
前記の通り、本発明の吸引・収集装置1は、箱状の硬質容器部2及び前記硬質容器部2に収容されたメッシュを有する袋体3を含み、前記硬質容器部2が、容器蓋部22と容器本体部21とからなり、前記容器本体部21において、その下部に、パイプを介して吸引手段と接続される流出口212を有しており、前記容器本体部21の上部及び/又は容器蓋部22においてパイプの接続が可能な流入口(211又は221)を有しており、メッシュを有する袋体3の上部においてメッシュの孔が塞がれている。前記袋体3は、その開口部が上を向くように収容される。本発明の硬質容器部2は、吸引手段によって吸引されることにより、収集対象物を硬質容器部2内の袋体3に吸引・収集し、場合によっては、袋体3のメッシュを介して分離を行う。なお、硬質容器部2に収容される袋体3の枚数は、1枚だけでも良いし、2枚以上の袋体を重ねて入れることもできる。硬質容器部2に収容される袋体3の枚数は、収集対象物の種類、粒の大きさ等に基づいて適宜変更可能である。以下に、硬質容器部2及び袋体3について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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