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公開番号
2025089647
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204396
出願日
2023-12-04
発明の名称
吸収装置
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
主分類
B01D
53/18 20060101AFI20250609BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】吸収装置において析出物の管への付着を抑制する。
【解決手段】吸収装置は、所定の気体に含まれる所定の成分と反応して析出物を生成する溶液を収容する収容部20と、収容部20の溶液中に所定の気体を供給する供給口12を有する供給管10と、供給管10の内部の気体の圧力に応じて供給口12の閉塞位置と開放位置との間で移動可能な開閉部材30と、供給管10の内部に設けられ開閉部材30と連動して移動する摺動部40を有する。摺動部40は、供給管10の供給口12側の内壁面14に対して摺動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の気体に含まれる所定の成分と反応して析出物を生成する溶液を収容する収容部と、
前記収容部の前記溶液中に前記所定の気体を供給する供給口を有する管と、
前記管の内部の前記所定の気体の圧力に応じて、前記供給口を閉塞する閉塞位置と、前記供給口を開放する開放位置との間で移動可能な開閉部材と、
前記管の内部に設けられ、前記開閉部材と連動して移動する摺動部と、
を有し、
前記摺動部は、前記管の供給口側の内壁面に対して摺動する、吸収装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記摺動部は、軸部の外周面に溝が形成された形状であり、
前記外周面が、前記内壁面に対して摺動する、
請求項1に記載の吸収装置。
【請求項3】
前記供給口は、前記管の先端部において前記管の長手方向に直交する開口であり、
前記開閉部材は、前記開口を閉塞可能な円形の板部材である、
請求項1に記載の吸収装置。
【請求項4】
軸方向の一端が前記開閉部材と連結しており、前記開閉部材と共に前記管の長手方向に移動可能な連結部材と、
前記連結部材の前記軸方向の他端を引っ張り、前記開閉部材を前記閉塞位置へ移動させるバネ部材と、を更に備える、
請求項1に記載の吸収装置。
【請求項5】
前記連結部材は、前記管内を前記気体が流れる際に、前記気体の圧力と前記バネ部材の引っ張り力とによって、前記閉塞位置と前記開放位置の間で往復移動する前記開閉部材と連動して移動する、
請求項4に記載の吸収装置。
【請求項6】
前記管は、前記気体が流入する第1管路と、前記第1管路と直交しており前記連結部材が設けられた第2管路と、を含み、
前記バネ部材は、前記第1管路と前記第2管路の接続部に位置している、
請求項4に記載の吸収装置。
【請求項7】
前記管内を前記気体が流れていない際に、前記摺動部を加熱する加熱部材を更に備える、
請求項1に記載の吸収装置。
【請求項8】
軸方向の一端が前記開閉部材と連結しており、前記開閉部材と共に前記管の長手方向に移動可能な連結部材を更に備え、
前記連結部材は、中空の軸部材であり、
前記加熱部材は、前記連結部材内に設けられている、
請求項7に記載の吸収装置。
【請求項9】
前記気体は、内燃機関から排出された排ガスであり、
前記所定の成分は、二酸化炭素である、
請求項1に記載の吸収装置。
【請求項10】
前記摺動部は、前記開閉部材と連動して移動する場合において、少なくとも前記管の前記供給口を軸方向に跨いで移動する、
請求項1から9のいずれか1項に記載の吸収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、気体の中から所定の成分を吸収する吸収装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、気体から二酸化炭素(所定の成分)を回収する回収装置が開示されている。この回収装置は、溶液である吸収液を気体と接触させて気体に含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収部を有する。気体は、管を流れて供給口から、吸収液を収容する吸収部に供給されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-24374号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、気体が溶液と反応することで、析出物が生成される。生成した析出物は、管の供給口に付着し、供給口を閉塞してしまうおそれがある。供給口が閉塞されると、気体を吸収部に適切に供給できないため、所定の成分を回収できなくなる。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、吸収装置において析出物の管への付着を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様においては、所定の気体に含まれる所定の成分と反応して析出物を生成する溶液を収容する収容部と、前記収容部の前記溶液中に前記所定の気体を供給する供給口を有する管と、前記管の内部の前記所定の気体の圧力に応じて、前記供給口を閉塞する閉塞位置と、前記供給口を開放する開放位置との間で移動可能な開閉部材と、前記管の内部に設けられ、前記開閉部材と連動して移動する摺動部と、を有し、前記摺動部は、前記管の供給口側の内壁面に対して摺動する、吸収装置を提供する。
【0007】
また、前記摺動部は、軸部の外周面に溝が形成された形状であり、前記外周面が、前記内壁面に対して摺動することとしてもよい。
【0008】
また、前記供給口は、前記管の先端部において前記管の長手方向に直交する開口であり、前記開閉部材は、前記開口を閉塞可能な円形の板部材であることとしてもよい。
【0009】
また、軸方向の一端が前記開閉部材と連結しており、前記開閉部材と共に前記管の長手方向に移動可能な連結部材と、前記連結部材の前記軸方向の他端を引っ張り、前記開閉部材を前記閉塞位置へ移動させるバネ部材と、を更に備えることとしてもよい。
【0010】
また、前記連結部材は、前記管内を前記気体が流れる際に、前記気体の圧力と前記バネ部材の引っ張り力とによって、前記閉塞位置と前記開放位置の間で往復移動する前記開閉部材と連動して移動することとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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