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公開番号2025116969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011532
出願日2024-01-30
発明の名称除湿装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/26 20060101AFI20250804BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】気温が低い場合にも除湿能力を維持可能な除湿装置を提供する。
【解決手段】除湿装置100は、空気吸込口2と空気吹出口を有する本体ケース1を備える。本体ケース1には、吸熱器10、熱交換器11、放熱器8および送風機6が配置される。除湿装置100は、送風機6の作用により空気吸込口から本体ケース1内に吸い込まれた第1部分を、吸熱器10、熱交換器11の第1通路および放熱器8を介して空気吹出口4から本体ケース1外に吹き出す第1除湿経路と、第2部分を、熱交換器11の第2通路および放熱器8を介して空気吹出口4から本体ケース1外に吹き出す第2除湿経路と、第3部分を、吸熱器10および熱交換器11を介さずに、放熱器8を介して空気吹出口4から本体ケース1外に吹き出すバイパス風路と、を有する。バイパス風路には風路を開閉するダンパー40が設けられる。温度センサ48は、温度を検出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースを備え、
前記本体ケースには、吸熱器、熱交換器、放熱器および送風機が配置され、
前記送風機の作用により前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込まれた吸込空気の第1部分を、前記吸熱器、前記熱交換器の第1通路および前記放熱器を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す第1除湿経路と、
前記吸込空気の第2部分を、前記熱交換器の第2通路および前記放熱器を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す第2除湿経路と、
前記吸込空気の第3部分を、前記吸熱器および前記熱交換器を介さずに、前記放熱器の特定部分を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出すバイパス風路と、を有し、
前記バイパス風路に、当該バイパス風路を開閉するダンパーが設けられ、
前記吸込空気の温度を検出する温度センサを有する除湿装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記温度センサの検出温度が閾値よりも低い場合には、前記第1除湿経路の風量を増すように前記ダンパーを閉じ、
前記温度センサの検出温度が閾値以上の場合には、前記バイパス風路の風量を増やすように前記ダンパーを開く、請求項1に記載の除湿装置。
【請求項3】
前記特定部分は、前記放熱器の上部である、請求項2に記載の除湿装置。
【請求項4】
前記特定部分は、前記放熱器の左右いずれかの端部近傍の部分である、請求項2に記載の除湿装置。
【請求項5】
前記ダンパーが閉じた状態では、前記ダンパーが開いた状態よりも、前記第2除湿経路の風量を減少させる、請求項2に記載の除湿装置。
【請求項6】
前記ダンパーは、回転軸線周りに回転可能に構成され、前記回転軸線に沿った方向から視てL字状の断面を有し、
前記熱交換器は、前記ダンパーの回転領域と重なる領域に、前記ダンパーとの干渉を回避可能な傾斜部を有する、請求項2に記載の除湿装置。
【請求項7】
前記空気吸込口は、前記本体ケースの側面部に配置され、
前記吸熱器、前記熱交換器、前記放熱器および前記送風機が前後方向に並んで配置され、
前記本体ケースの前面部と前記吸熱器との間に吸熱器隙間を有し、
前記吸熱器隙間の開口面積は、前記吸熱器の前記前面部と対向する対向面積より小さく、前記特定部分の前記本体ケースの後面部と対向する面積より大きい、請求項2に記載の除湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、除湿装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
居住空間に用いられ、居住空間等の湿度を低下させる除湿装置が知られている。例えば、特許文献1には、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順次環状に連結した冷凍サイクルにより構成した除湿部を備える除湿装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-116580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の装置は、第3風路で放熱器を冷やす構成であるが、気温が低い場合には放熱器が冷えすぎて吸熱器が凍結し、除湿能力が低下する可能性がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、気温が低い場合にも除湿能力を維持可能な除湿装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースを備え、本体ケースには、吸熱器、熱交換器、放熱器および送風機が配置され、送風機の作用により空気吸込口から本体ケース内に吸い込まれた吸込空気の第1部分を、吸熱器、熱交換器の第1通路および放熱器を介して空気吹出口から本体ケース外に吹き出す第1除湿経路と、吸込空気の第2部分を、熱交換器の第2通路および放熱器を介して空気吹出口から本体ケース外に吹き出す第2除湿経路と、吸込空気の第3部分を、吸熱器および熱交換器を介さずに、放熱器の特定部分を介して空気吹出口から本体ケース外に吹き出すバイパス風路と、を有し、バイパス風路に、当該バイパス風路を開閉するダンパーが設けられ、吸込空気の温度を検出する温度センサを有する。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、気温が低い場合にも除湿能力を維持可能な除湿装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施例に係る除湿装置を模式的に示す斜視図である。
図1の除湿装置を模式的に示す側断面図である。
図1の除湿装置の空気通路を模式的に示す図である。
図1の除湿装置の空気の流れを模式的に示す図である。
図1の除湿装置の放熱器を示す斜視図である。
図1の除湿装置の放熱器を示す背面図である。
図1の除湿装置のダンパーの斜視図である。
図1の除湿装置のダンパーの作用を模式的に示す図である。
図1の除湿装置のダンパーの作用を模式的に示す別の図である。
図1の除湿装置のダンパーを制御するシステムを示すブロック図である。
放熱器の特定部分の別例を模式的に示す図である。
図1の除湿装置の送風機の吸気口と吸熱器とを模式的に示す正面図である。
図1の除湿装置の吸熱器側筒部と前面部とを模式的に示す斜視図である。
図1の除湿装置の吸熱器側筒部と吸熱器とを模式的に示す斜視図である。
吸熱器側筒部を模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。以下に説明する実施例は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示す。よって、以下の実施例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。したがって、以下の実施例における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(【0011】以降は省略されています)

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