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公開番号2025072705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023182934
出願日2023-10-25
発明の名称端子金具
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 12/91 20110101AFI20250501BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】相手側端子の姿勢のばらつきを吸収しつつ、良好に相手側端子と接続することができる端子金具を提供する。
【解決手段】端子金具10は、相手側端子50を挿入する挿入口10Jを有する角筒状の箱部10Aと、箱部10Aの壁部から内向きに突出するように形成されて弾性変形可能な弾性接触部10Dと、箱部10Aの壁部から内向きに突出するように形成された突部10Eと、を備え、箱部10Aの壁部において突部10Eは、弾性接触部10Dよりも挿入口10Jに近い位置に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
相手側端子を挿入する挿入口を有する角筒状の箱部と、
前記箱部の壁部から内向きに突出するように形成されて弾性変形可能な弾性接触部と、
前記壁部から内向きに突出するように形成された突部と、
を備え、
前記壁部において前記突部は、前記弾性接触部よりも前記挿入口に近い位置に配置されている、端子金具。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記弾性接触部は、前記箱部に対する前記相手側端子の挿入方向に細長く延びた形態をなしており、
複数の前記弾性接触部が前記箱部の周方向に並んで配置されている、請求項１に記載の端子金具。
【請求項３】
前記箱部における前記挿入口と反対側は開口しており、
前記挿入方向から前記箱部を見ると、前記突部は、隣合う前記弾性接触部の間に位置している、請求項２に記載の端子金具。
【請求項４】
前記壁部は、前記弾性接触部の切り起しによって形成された開口部を有し、
前記突部は、前記開口部の縁に臨んで配置されて前記開口部の縁部にプレス加工された部位である、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の端子金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、端子金具に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、可動ハウジングを有する第１コネクタと、可動ハウジングに嵌合する第２コネクタを有するコネクタセットが開示されている。可動ハウジングは、第１端子の弾性部によって支持されており、第２コネクタを可動ハウジングに嵌合させる際には、可動ハウジングが上下左右に揺動することによって第２コネクタの嵌合姿勢のばらつきを吸収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－９６８８８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば、第２コネクタを可動ハウジングに嵌合させる際に、第２コネクタを傾けた状態で可動ハウジングに接近させて第２端子の先端を可動ハウジングの開口に挿通させると、第２端子の先端が、第１端子の第１湾曲部や第２湾曲部にぶつかって、第１湾曲部や第２湾曲部が座屈してしまう懸念がある。
【０００５】
本開示の端子金具は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、相手側端子の姿勢のばらつきを吸収しつつ、良好に相手側端子と接続することができる端子金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の端子金具は、
相手側端子を挿入する挿入口を有する角筒状の箱部と、
前記箱部の壁部から内向きに突出するように形成されて弾性変形可能な弾性接触部と、
前記壁部から内向きに突出するように形成された突部と、
を備え、
前記壁部において前記突部は、前記弾性接触部よりも前記挿入口に近い位置に配置されている。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、相手側端子の姿勢のばらつきを吸収しつつ、良好に相手側端子と接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係るコネクタの側断面図である。
図２は、端子金具を上方から見た平面図である。
図３は、図２におけるＡ－Ａ断面図である。
図４は、端子金具の箱部の一部を切断した状態の斜視図である。
図５は、端子金具に相手側端子を挿入した状態を示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
［本開示の実施形態の説明］
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
（１）相手側端子を挿入する挿入口を有する角筒状の箱部と、
前記箱部の壁部から内向きに突出するように形成されて弾性変形可能な弾性接触部と、
前記壁部から内向きに突出するように形成された突部と、
を備え、
前記壁部において前記突部は、前記弾性接触部よりも前記挿入口に近い位置に配置されている、端子金具。
【００１０】
（１）の端子金具は、相手側端子を箱部の挿入口に挿入する際、相手側端子が突部に先当たりして、突部に案内されつつ箱部内に挿入される。このとき、相手側端子を弾性接触部に先当たりさせ難くすることができるので、相手側端子によって弾性接触部が変形したり座屈したりし難くできる。
（【００１１】以降は省略されています）

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