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公開番号2025062700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171890
出願日2023-10-03
発明の名称再帰反射材
出願人個人
代理人個人
主分類G02B 5/12 20060101AFI20250408BHJP(光学)
要約【課題】再帰反射性を有する再帰反射材において、従来にない面白味を持たせることが可能な再帰反射材を提供する。
【解決手段】再帰反射材1は、再帰反射性を有する再帰反射層2と、着色されるとともに光の反射性を有する着色反射層3とを備えている。再帰反射層2は、透明な複数のビーズ6と、着色されるとともに複数のビーズ6の少なくとも一部分が埋まる樹脂製の樹脂部7とを備えている。着色反射層3は、再帰反射層2に接するように再帰反射層2と重なっており、着色反射層3と樹脂部7とは、互いに異なる色に着色されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
再帰反射性を有する再帰反射層と、着色されるとともに光の反射性を有する着色反射層とを備え、
前記再帰反射層は、透明な複数のビーズと、着色されるとともに複数の前記ビーズの少なくとも一部分が埋まる樹脂製の樹脂部とを備え、
前記着色反射層は、前記再帰反射層に接するように前記再帰反射層と重なっており、
前記着色反射層と前記樹脂部とは、互いに異なる色に着色されていることを特徴とする再帰反射材。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
複数の前記着色反射層を備え、
前記再帰反射層は、複数の前記着色反射層の全てを一方側から覆い、
複数の前記着色反射層は、前記再帰反射層に対して所定の模様をなすように配置されていることを特徴とする請求項1記載の再帰反射材。
【請求項3】
光の反射性を有する第2反射層を備え、
前記第2反射層は、前記着色反射層の、前記再帰反射層に接する面と反対側の面に接するように複数の前記着色反射層の全てと重なっていることを特徴とする請求項2記載の再帰反射材。
【請求項4】
再帰反射性を有する再帰反射層と、透明な樹脂からなる透明樹脂層とを備え、
前記再帰反射層は、透明な複数のビーズと、複数の前記ビーズの少なくとも一部分が埋まる樹脂製の樹脂部とを備え、
前記透明樹脂層は、前記再帰反射層に接するように前記再帰反射層と重なっていることを特徴とする再帰反射材。
【請求項5】
複数の前記透明樹脂層を備え、
前記再帰反射層は、複数の前記透明樹脂層の全てを一方側から覆い、
複数の前記透明樹脂層は、前記再帰反射層に対して所定の模様をなすように配置されていることを特徴とする請求項4記載の再帰反射材。
【請求項6】
光の反射性を有する第2反射層を備え、
前記樹脂部は、透明な樹脂で形成されているか、または、前記第2反射層と異なる色に着色された樹脂で形成され、
前記第2反射層は、前記透明樹脂層の、前記再帰反射層に接する面と反対側の面に接するように複数の前記透明樹脂層の全てと重なっていることを特徴とする請求項5記載の再帰反射材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、再帰反射性を有する再帰反射材に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、再帰反射性を有する再帰反射シートが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の再帰反射シートは、粘着層を有する基材(支持体)と、粘着層によって基材の表面に固定される多数のビーズとを備えている。特許文献1に記載の再帰反射シートでは、ビーズの平面充填率が83%以上となっている。そのため、この再帰反射シートでは、優れた再帰反射特性を得ることが可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-35711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の再帰反射シートは、優れた再帰反射特性を有するものの、単に再帰反射を行うのみで、この再帰反射シートには面白味がない。そこで、本発明の課題は、再帰反射性を有する再帰反射材において、従来にない面白味を持たせることが可能な再帰反射材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明の再帰反射材は、再帰反射性を有する再帰反射層と、着色されるとともに光の反射性を有する着色反射層とを備え、再帰反射層は、透明な複数のビーズと、着色されるとともに複数のビーズの少なくとも一部分が埋まる樹脂製の樹脂部とを備え、着色反射層は、再帰反射層に接するように再帰反射層と重なっており、着色反射層と樹脂部とは、互いに異なる色に着色されていることを特徴とする。
【0006】
本発明の再帰反射材では、着色された着色反射層が、透明な複数のビーズが埋まる着色された樹脂部を有する再帰反射層に接するように再帰反射層と重なっており、着色反射層と樹脂部とは互いに異なる色に着色されている。そのため、本願発明者の検討によれば、本発明では、たとえば、樹脂部の色が着色反射層の色よりも濃い色(強い色)になっている場合には、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てていない状態で再帰反射層側から再帰反射材を見ると、再帰反射層の色(すなわち、樹脂層の色)のみが視認される一方で、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てた状態で再帰反射層側から再帰反射材を見たときに、着色反射層の色を視認することが可能になる。
【0007】
また、本願発明者の検討によれば、本発明では、たとえば、樹脂部の色が薄い色や淡い色になっている場合や、着色反射層の色が樹脂部の色よりも濃い色(強い色)になっている場合には、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てていない状態で再帰反射層側から再帰反射材を見たときにも着色反射層の色を視認することは可能になるが、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てていない状態で再帰反射層側から再帰反射材を見たときの着色反射層の色よりも、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てた状態で再帰反射層側から再帰反射材を見たときの着色反射層の色をはっきりと視認することが可能になる。
【0008】
すなわち、本発明では、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てていない状態と光を当てている状態とで、再帰反射層側から見える再帰反射材の態様を変えることが可能になる。したがって、本発明では、従来にない面白味を再帰反射材に持たせることが可能になる。また、本発明では、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てていない状態と光を当てている状態とで、再帰反射層側から見える再帰反射材の態様を変えることが可能になるため、再帰反射材の意匠性(装飾性)を高めることが可能になる。
【0009】
本発明において、再帰反射材は、複数の着色反射層を備え、再帰反射層は、複数の着色反射層の全てを一方側から覆い、複数の着色反射層は、再帰反射層に対して所定の模様をなすように配置されていることが好ましい。このように構成すると、たとえば、樹脂部の色が着色反射層の色よりも濃い色になっている場合には、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てていない状態で再帰反射層側から再帰反射材を見ても、複数の着色反射層によって形成される模様を視認することはできないが、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てた状態で再帰反射層側から再帰反射材を見たときに、複数の着色反射層によって形成される模様を視認することが可能になる。
【0010】
また、このように構成すると、たとえば、樹脂部の色が薄い色や淡い色になっている場合や、着色反射層の色が樹脂部の色よりも濃い色になっている場合には、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てていない状態で再帰反射層側から再帰反射材を見たときには、ぼんやりとしていた、複数の着色反射層によって形成される模様を、再帰反射層側から再帰反射材に光を当てた状態で再帰反射層側から再帰反射材を見たときには、はっきりと視認することが可能になる。したがって、再帰反射材の面白味を高めることが可能になるとともに、再帰反射材の意匠性をより高めることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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