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公開番号
2025073816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184917
出願日
2023-10-27
発明の名称
光素子及びレーザモジュール
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
6/14 20060101AFI20250502BHJP(光学)
要約
【課題】小型化を図ることが可能な光素子及びレーザモジュールを提供すること。
【解決手段】光素子のコア層は、光の偏波モードをTM0モードからTE1モードに変換する変換部42と、光の偏波モードをTE1モードからTE0モードに変換する変換部43と、を備え、変換部43は、変換部42から入射したTE1モードの光を、互いに逆位相のTE0モードの第1分岐光及びTE0モードの第2分岐光に分岐する分岐部52と、X軸方向に延び、第1分岐光が伝搬する分岐導波路53と、X軸方向に延び、第2分岐光が伝搬する分岐導波路54と、分岐導波路53を伝搬した第1分岐光と分岐導波路54を伝搬した第2分岐光とを結合してTE0モードの光を出射する結合部55と、第1分岐光と第2分岐光との間の位相差を調整する位相調整部57と、を備え、分岐導波路53及び分岐導波路54は、Y軸方向に配列されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
主面を有する基板と、
前記主面に設けられ、電気光学効果を有する材料によって構成されたコア層と、
を備え、
前記コア層は、光の偏波モードをTM0モードからTE0モードに変換するモード変換器を備え、
前記モード変換器は、
前記光の偏波モードを前記TM0モードからTE1モードに変換する第1変換部と、
前記光の偏波モードを前記TE1モードから前記TE0モードに変換する第2変換部と、
を備え、
前記第2変換部は、
前記第1変換部から入射した前記TE1モードの前記光を、互いに逆位相の前記TE0モードの第1分岐光及び前記TE0モードの第2分岐光に分岐する分岐部と、
前記主面に沿った第1方向に延び、前記第1分岐光が伝搬する第1分岐導波路と、
前記第1方向に延び、前記第2分岐光が伝搬する第2分岐導波路と、
前記第1分岐導波路を伝搬した前記第1分岐光と前記第2分岐導波路を伝搬した前記第2分岐光とを結合して前記TE0モードの前記光を出射する結合部と、
前記第1分岐光と前記第2分岐光との間の位相差を調整する位相調整部と、
を備え、
前記第1分岐導波路及び前記第2分岐導波路は、前記第1方向と交差する第2方向に配列されている、光素子。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記位相調整部は、
前記第1分岐導波路と前記第2分岐導波路との間に配置された信号電極と、
前記第1分岐導波路及び前記第2分岐導波路を前記第2方向に挟むように配置された第1接地電極及び第2接地電極と、
を備え、
前記コア層を構成する前記材料の光学軸は、前記第2方向に延びている、請求項1に記載の光素子。
【請求項3】
前記光は、可視光である、請求項1又は請求項2に記載の光素子。
【請求項4】
前記分岐部の前記第1方向における長さは、40μm以上64μm以下であり、
前記分岐部の前記第2方向における長さは、3.0μm以上3.5μm以下である、請求項3に記載の光素子。
【請求項5】
前記コア層は、
赤色光の偏波モードを前記TM0モードから前記TE0モードに変換する前記モード変換器である第1モード変換器と、
緑色光の偏波モードを前記TM0モードから前記TE0モードに変換する前記モード変換器である第2モード変換器と、
青色光の偏波モードを前記TM0モードから前記TE0モードに変換する前記モード変換器である第3モード変換器と、
前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光を合波してレーザ光を出射する合波器と、
を更に備える、請求項3に記載の光素子。
【請求項6】
請求項5に記載の光素子と、
前記TM0モードの前記赤色光を出射する第1光源と、
前記TM0モードの前記緑色光を出射する第2光源と、
前記TM0モードの前記青色光を出射する第3光源と、
を備える、レーザモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光素子及びレーザモジュールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
光導波路を伝搬する光の偏波モードには、基板に対して水平方向の主電界を有する偏波モードであるTE(Transverse Electric)モードと、基板に対して垂直方向の主電界を有する偏波モードであるTM(Transverse Magnetic)モードとがある。これらの偏波モードを変換する光導波路素子が知られている。例えば、特許文献1には、TM0モードの光をTE1モードの光に変換する偏波回転部と、TE1モードの光をTE0モードの光に変換するモード次数変換部と、を備えるモード変換素子が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-196393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、レーザ光の光強度を変調することによって、電気信号を光信号に変換する光変調器が知られている。例えば、特許文献1に記載のモード変換素子の後段に光変調器を設けることによって、モード変換素子によって変換されたTE0モードの光の光強度を変調することが考えられる。しかしながら、モード変換素子に加えて光変調器が設けられるので、装置が大型化するおそれがある。
【0005】
本開示は、小型化を図ることが可能な光素子及びレーザモジュールを説明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る光素子は、主面を有する基板と、主面に設けられ、電気光学効果を有する材料によって構成されたコア層と、を備える。コア層は、光の偏波モードをTM0モードからTE0モードに変換するモード変換器を備える。モード変換器は、光の偏波モードをTM0モードからTE1モードに変換する第1変換部と、光の偏波モードをTE1モードからTE0モードに変換する第2変換部と、を備える。第2変換部は、第1変換部から入射したTE1モードの光を、互いに逆位相のTE0モードの第1分岐光及びTE0モードの第2分岐光に分岐する分岐部と、主面に沿った第1方向に延び、第1分岐光が伝搬する第1分岐導波路と、第1方向に延び、第2分岐光が伝搬する第2分岐導波路と、第1分岐導波路を伝搬した第1分岐光と第2分岐導波路を伝搬した第2分岐光とを結合してTE0モードの光を出射する結合部と、第1分岐光と第2分岐光との間の位相差を調整する位相調整部と、を備える。第1分岐導波路及び第2分岐導波路は、第1方向と交差する第2方向に配列されている。
【0007】
この光素子においては、第1変換部によって、光の偏波モードがTM0モードからTE1モードに変換され、第2変換部によって、光の偏波モードがTE1モードからTE0モードに変換される。第2変換部においては、第1変換部から入射したTE1モードの光が互いに逆位相のTE0モードの第1分岐光及び第2分岐光に分岐され、第1分岐光と第2分岐光との間の位相差が調整されて、第1分岐光と第2分岐光とが結合されることにより、TE0モードの光が出射される。第1分岐光と第2分岐光との間の位相差に応じて、結合部から出射される光の光強度は変更され得るので、第2変換部は光変調器としても機能し得る。したがって、光変調器を設ける必要が無いので、光素子の小型化を図ることが可能となる。
【0008】
位相調整部は、第1分岐導波路と第2分岐導波路との間に配置された信号電極と、第1分岐導波路及び第2分岐導波路を第2方向に挟むように配置された第1接地電極及び第2接地電極と、を備えてもよい。コア層を構成する材料の光学軸は、第2方向に延びていてもよい。上記構成によれば、信号電極と第1接地電極との間に第1分岐導波路が配置されており、信号電極と第2接地電極との間に第2分岐導波路が配置されている。このため、信号電極と各接地電極との間に電圧が印加されると、第1分岐導波路及び第2分岐導波路には、第2方向に電圧が印加される。第1分岐導波路を伝搬する第1分岐光の偏波モードはTE0モードであり、第2分岐導波路を伝搬する第2分岐光の偏波モードはTE0モードである。したがって、第1分岐導波路において、コア層を構成する材料の光学軸の方向に電圧が印加され、かつ、第1分岐導波路を伝搬する光の主電界の方向が上記光学軸の方向に一致するので、大きな電気光学効果が得られる。同様に、第2分岐導波路において、コア層を構成する材料の光学軸の方向に電圧が印加され、かつ、第2分岐導波路を伝搬する光の主電界の方向が上記光学軸の方向に一致するので、大きな電気光学効果が得られる。以上により、第2変換部における変調効率を向上させることが可能となる。
【0009】
光は、可視光であってもよい。この場合、可視光の偏波モードをTM0モードからTE0モードに変換することが可能となる。
【0010】
分岐部の第1方向における長さは、40μm以上64μm以下であってもよい。分岐部の第2方向における長さは、3.0μm以上3.5μm以下であってもよい。この場合、TE1モードからTE0モードへの変換における光強度の損失を低減することができる。したがって、TE1モードからTE0モードへの変換効率を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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