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公開番号2025105213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223618
出願日2023-12-28
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】実装強度を確保しやすく、引出部と巻回部との間でショート不良の発生を防止することが可能なコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、磁性材料を含み、実装面15と実装面15に垂直な方向に延在する第3側面13とを有するコア10と、コア10の内部に配置された巻回部21と、巻回部21から引き出された引出部22aとを有するワイヤ20と、を有する。引出部22aは、巻回部21に連続する基端部23と、基端部23に連続し、扁平状に潰れた扁平部24とを有する。扁平部24は、コア10の内部に配置された埋設部240と、メッキ層30を有し、コア10の外部に配置された端子部242とを有する。埋設部240は、基端部23から第3側面13に向かって斜めに延在している。端子部242は、実装面15に垂直な方向において、第3側面13の中央部でコア10から露出し、第3側面13の中央部から実装面15に向かって延在している。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
磁性材料を含み、実装面と前記実装面に垂直な方向に延在する側面とを有するコアと、
前記コアの内部に配置された巻回部と、前記巻回部から引き出された引出部とを有するワイヤと、を有し、
前記引出部は、前記巻回部に連続する基端部と、前記基端部に連続し、扁平状に潰れた扁平部とを有し、
前記扁平部は、前記コアの内部に配置された埋設部と、メッキ層を有し、前記コアの外部に配置された端子部とを有し、
前記埋設部は、前記基端部から前記側面に向かって斜めに延在しており、
前記端子部は、前記実装面に垂直な方向において、前記側面の中央部で前記コアから露出し、前記側面の中央部から前記実装面に向かって延在しているコイル装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記埋設部は、前記実装面に垂直な方向において、前記基端部から前記巻回部の中央部まで延在している請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記埋設部は、前記基端部から前記側面にかけて、直角に折れ曲がることなく斜めに延在している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記基端部は、傾斜部を有し、
前記実装面および前記側面に垂直な断面において、前記傾斜部の厚さは、前記扁平部に近づくにしたがって薄くなっている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記引出部は、前記基端部と前記扁平部との境界部において屈曲しており、
前記境界部における前記引出部の曲率半径は、前記扁平部の厚さよりも大きい請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記ワイヤは、丸線またはエッジワイズ巻された平角線であり、
前記巻回部は、絶縁被覆層を有する請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記実装面に垂直な方向から見て、前記巻回部の外周面の形状は円形である請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記巻回部の巻軸方向は、前記実装面に垂直な方向に対して傾斜している請求項1または2に記載のコイル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、インダクタとしての利用が可能なコイル装置が示されている。特許文献1のコイル装置は、コアの内部に配置された巻回部と、巻回部から引き出された引出部とを有する。引出部は、扁平状に潰された扁平部を有し、巻回部からコアの側面に向けて引き出されている。扁平部の一部は、コアの内部に配置されている。扁平部の残りの一部は、コアから露出しており、コアの側面および実装面に沿って延在している。
【0003】
特許文献1のコイル装置では、導電性を有する接合材(ハンダや導電性接着剤等)によって、実装面に配置された扁平部を実装基板に接続することができる。このように、扁平部がコイル装置の端子として機能するため、別途、コイル装置に端子を設ける必要がなく、コイル装置の小型化および部品点数の削減を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-123927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1のコイル装置では、コアの内部において、扁平部が、部分的に、巻回部と隣接するように、巻回部の外周面に沿って引き出されている。そのため、コイル装置の小型化により、扁平部と巻回部との間の距離が短くなると、扁平部と巻回部との間でショート不良が発生するおそれがある。また、特許文献1のコイル装置では、コアの側面に配置された扁平部の面積が小さいため、コアの側面に配置された扁平部にハンダ等のフィレットが形成されにくい。そのため、コイル装置の実装強度を確保しにくいという問題がある。
【0006】
本開示は、実装強度を確保しやすく、引出部と巻回部との間でショート不良の発生を防止することが可能なコイル装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコイル装置は、
磁性材料を含み、実装面と前記実装面に垂直な方向に延在する側面とを有するコアと、
前記コアの内部に配置された巻回部と、前記巻回部から引き出された引出部とを有するワイヤと、を有し、
前記引出部は、前記巻回部に連続する基端部と、前記基端部に連続し、扁平状に潰れた扁平部とを有し、
前記扁平部は、前記コアの内部に配置された埋設部と、メッキ層を有し、前記コアの外部に配置された端子部とを有し、
前記埋設部は、前記基端部から前記側面に向かって斜めに延在しており、
前記端子部は、前記実装面に垂直な方向において、前記側面の中央部で前記コアから露出し、前記側面の中央部から前記実装面に向かって延在している。
【0008】
前記埋設部は、前記実装面に垂直な方向において、前記基端部から前記巻回部の中央部まで延在していてもよい。
【0009】
前記埋設部は、前記基端部から前記側面にかけて、直角に折れ曲がることなく斜めに延在していてもよい。
【0010】
前記基端部は、傾斜部を有し、前記実装面および前記側面に垂直な断面において、前記傾斜部の厚さは、前記扁平部に近づくにしたがって薄くなっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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