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公開番号
2025115655
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010220
出願日
2024-01-26
発明の名称
コイル部品
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
17/00 20060101AFI20250731BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】寄生容量の低減が図れるコイル部品を提供する。
【解決手段】コイル部品1において、コイル5の一端部は、第三方向D3において側面2eに最も近接している位置において第一外部電極3に接続されており、側面2eに最も近接している第二コイル導体15と第一外部電極3及び第二外部電極4との第二方向D2における第一距離L1は、第一外部電極3と第二外部電極4に最も近接している第二コイル導体16と第一外部電極3及び第二外部電極4との第二方向D2における第二距離L2よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一方向において互いに対向している一対の端面と、第二方向において互いに対向している主面及び実装面と、第三方向において互いに対向している一対の側面と、を有している素体と、
前記素体内に配置されていると共に、前記第三方向に沿ってコイル軸が延在しているコイルと、
前記実装面に配置されている一対の外部電極と、を備え、
前記コイルは、前記主面側に配置されている複数の第一導体と、前記実装面側に配置されていると共に直線状に延在している複数の第二導体と、前記第一導体と前記第二導体とを接続している複数の第三導体と、を含み、
前記コイルの一端部は、前記第三方向において一方の前記側面に最も近接している位置において一方の前記外部電極に接続されており、
一方の前記側面に最も近接している前記第二導体と一対の前記外部電極との前記第二方向における第一距離は、一方の前記側面に最も近接している前記第二導体以外の前記第二導体であり且つ前記第二方向において一対の前記外部電極に最も近接している前記第二導体と一対の前記外部電極との前記第二方向における第二距離よりも大きい、コイル部品。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
一方の前記側面に最も近接している前記第一導体であって、一方の前記側面に最も近接している前記第二導体と前記第三導体によって接続されている当該第一導体と一方の前記外部電極とを接続する接続導体を備える、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記コイルの他端部は、前記第三方向において他方の前記側面に最も近接している位置において他方の前記外部電極に接続されており、
他方の前記側面に最も近接している前記第二導体と一対の前記外部電極との前記第二方向における第三距離は、前記第二距離よりも大きい、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第一距離と前記第三距離とが同じである、請求項3に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記第二距離は、一方の前記側面に最も近接している前記第二導体に前記第三方向において並んで配置されている前記第二導体と一対の前記外部電極との前記第二方向における距離である、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項6】
一方の前記側面に最も近接している前記第一導体と一方の前記側面に最も近接している前記第二導体との前記第二方向における第五距離は、一方の前記側面に最も近接している前記第一導体以外の前記第一導体と一方の前記側面に最も近接している前記第二導体以外の前記第二導体との前記第二方向における第六距離の1/2以上である、請求項1又は2に記載のコイル部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
コイル部品として、たとえば、特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載のコイル部品は、互いに対向している一対の端面と、互いに対向している一対の主面と、互いに対向している一対の側面と、を有している素体と、素体内に配置されていると共に、一対の側面の対向方向に沿ってコイル軸が延在しており、複数のコイルターンを含んで構成されているコイルと、コイルが接続されている一対の外部電極と、を備えている。コイルは、一対の側面の対向方向において一方の側面に最も近接しているコイルターンの端部が一方の外部電極に接続されていると共に、他方の側面に最も近接しているコイルターンの端部が他方の外部電極に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-154716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなコイル部品では、一方の外部電極(他方の外部電極)に接続されているコイルのコイルターンは、他方の外部電極(一方の外部電極)と対向する部分において、電位差が大きくなる。そのため、当該コイルターンには、他方の外部電極(一方の外部電極)と対向する部分に電界が集中する。これにより、コイル部品では、コイルのコイルターンと外部電極との間に発生する寄生容量(浮遊容量)が大きくなる。その結果、コイルの特性において、自己共振周波数(SRF:Self-Resonant Frequency)が低くなると共にQ(Quality factor)値も低くなる。
【0005】
本発明の一態様は、寄生容量の低減が図れるコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様に係るコイル部品は、第一方向において互いに対向している一対の端面と、第二方向において互いに対向している主面及び実装面と、第三方向において互いに対向している一対の側面と、を有している素体と、素体内に配置されていると共に、第三方向に沿ってコイル軸が延在しているコイルと、実装面に配置されている一対の外部電極と、を備え、コイルは、主面側に配置されている複数の第一導体と、実装面側に配置されていると共に直線状に延在している複数の第二導体と、第一導体と第二導体とを接続している複数の第三導体と、を含み、コイルの一端部は、第三方向において一方の側面に最も近接している位置において一方の外部電極に接続されており、一方の側面に最も近接している第二導体と一対の外部電極との第二方向における第一距離は、一方の側面に最も近接している第二導体以外の第二導体であり且つ第二方向において一対の外部電極に最も近接している第二導体と一対の外部電極との第二方向における第二距離よりも大きい。
【0007】
本発明の一態様に係るコイル部品では、コイルの一端部は、第三方向において一方の側面に最も近接している位置において一方の外部電極に接続されている。このため、第三方向において一方の側面に最も近接している第二導体は、他方の外部電極と対向する部分において電界が集中する。この構成において、コイル部品では、一方の側面に最も近接している第二導体と一対の外部電極との第二方向における第一距離は、一方の側面に最も近接している第二導体以外の第二導体であり且つ第二方向において一対の外部電極に最も近接している第二導体と一対の外部電極との第二方向における第二距離よりも大きい。このように、コイル部品では、一方の外部電極に接続されているコイルターンを構成する第二導体と他方の外部電極との第一距離を第二距離よりも大きくすることによって、第二導体と他方の外部電極との間に形成される寄生容量を小さくできる。したがって、コイル部品では、寄生容量の低減を図ることができる。
【0008】
(2)上記(1)のコイル部品において、一方の側面に最も近接している第一導体であって、一方の側面に最も近接している第二導体と第三導体によって接続されている当該第一導体と一方の外部電極とを接続する接続導体を備えていてもよい。この構成では、第一導体と第三導体を介して接続される第二導体において、他方の外部電極との対向部分において電界が集中するため、第二導体と他方の外部電極とによって形成される寄生容量が大きくなり得る。そのため、第一距離を第二距離よりも大きくする構成は、一方の側面に最も近接している第一導体と一方の外部電極とを接続する接続導体を備える構成において、寄生容量の低減を図ることに有効である。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)のコイル部品において、コイルの他端部は、第三方向において他方の側面に最も近接している位置において他方の外部電極に接続されており、他方の側面に最も近接している第二導体と一対の外部電極との第二方向における第三距離は、第二距離よりも大きくてもよい。第三方向において他方の側面に最も近接している第二導体は、一方の外部電極と対向する部分において電界が集中する。そのため、他方の外部電極に接続されているコイルターンを構成する第二導体と一方の外部電極との第三距離を第二距離よりも大きくすることによって、第二導体と一方の外部電極との間に形成される寄生容量を小さくできる。したがって、コイル部品では、寄生容量の低減をより一層図ることができる。
【0010】
(4)上記(3)のコイル部品において、第一距離と第三距離とが同じであってもよい。この構成では、一方の側面に最も近接している第二導体と他方の側面に最も近接している第二導体との第二方向における高さ位置が同じになる。これにより、コイルの形状が対称性を有するため、コイルを貫く磁束の分布が良好になる。そのため、コイル部品の特性の向上を図れる。
(【0011】以降は省略されています)
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