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公開番号2025117217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011949
出願日2024-01-30
発明の名称コイル部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/00 20060101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コイルのターン数を増加し得ると共にコイルの内径を増大し得るコイル部品を提供する。
【解決手段】コイル部品は、コイル導体35,36と、第一方向D1で隣り合うコイル導体33,34とを含む。コイル導体36は、側面1cと隣り合うと共に、側面1cに沿って延在する部分36cを含む。コイル導体35は、側面1eと隣り合うと共に、側面1eに沿って延在する部分35aと、側面1cとの間に部分36cが位置するように延在する部分35bと、を含む。コイル導体34は、部分35aと第一方向D1で重なるように延在する部分34cを含む。コイル導体33は、部分36cと第一方向D1で重なるように延在する部分33aと、部分35bと第一方向D1で重なり、かつ、側面1eとの間に部分34cが位置するように延在する部分33bと、を含む。部分35bと部分33bとは、接続導体を通して接続されている。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
第一主面と、前記第一主面に対向する第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを連結する複数の側面と、を含む素体と、
前記第一主面に配置されていると共に、互いに離間している第一外部電極及び第二外部電極と、
前記素体内に配置されていると共に、前記第一外部電極及び前記第二外部電極に電気的に接続されている複数のコイル導体層を含むコイルと、を備え、
前記複数の側面は、互いに隣り合う第一側面と第二側面とを含み、
前記複数のコイル導体層は、
互いに離間している第一コイル導体と第二コイル導体とを含む第一コイル導体層と、
前記第一主面に直交する方向で前記第一コイル導体層と隣り合うと共に、互いに離間している第三コイル導体と第四コイル導体とを含む第二コイル導体層と、を含み、
前記第一コイル導体は、
前記第一側面と隣り合うと共に、前記第一側面に沿って延在する第一部分を含み、
前記第二コイル導体は、
前記第二側面と隣り合うと共に、前記第二側面に沿って延在する第二部分と、
前記第二部分に連続すると共に、前記第一側面との間に前記第一部分が位置するように延在する第三部分と、を含み、
前記第三コイル導体は、
前記第二側面と隣り合うと共に、前記第二部分と前記第一主面に直交する前記方向で重なるように延在する第四部分を含み、
前記第四コイル導体は、
前記第一側面と隣り合うと共に、前記第一部分と前記第一主面に直交する前記方向で重なるように延在する第五部分と、
前記第五部分に連続すると共に、前記第三部分と前記第一主面に直交する前記方向で重なり、かつ、前記第二側面との間に前記第四部分が位置するように延在する第六部分と、を含み、
前記第三部分と前記第六部分とは、接続導体を通して接続されている、コイル部品。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一部分と前記第四部分とは、接続導体を通して接続されている、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記複数の側面は、前記第一側面に対向する第三側面と、前記第二側面に対向する第四側面とを更に含み、
前記複数のコイル導体層は、
互いに離間している第五コイル導体と第六コイル導体とを含むと共に、前記第一主面に直交する方向で前記第一コイル導体層と隣り合い、かつ、前記第二コイル導体層との間に前記第一コイル導体層が位置するように配置されている別のコイル導体層を含み、
前記第二コイル導体は、
前記第二部分に連続し、かつ、前記第三側面と隣り合うと共に前記第三側面に沿って延在する第七部分を含み、
前記第一コイル導体は、
前記第一部分に連続し、かつ、前記第四側面と隣り合うと共に前記第四側面に沿って延在する第八部分と、
前記第八部分に連続すると共に、前記第三側面との間に前記第七部分が位置するように延在する第九部分と、を含み、
前記第五コイル導体は、
前記第四側面と隣り合うと共に、前記第八部分と前記第一主面に直交する前記方向で重なるように延在する第十部分を含み、
前記第六コイル導体は、
前記第三側面と隣り合うと共に、前記第七部分と前記第一主面に直交する前記方向で重なるように延在する第十一部分と、
前記第十一部分に連続すると共に、前記第九部分と前記第一主面に直交する前記方向で重なり、かつ、前記第四側面との間に前記第十部分が位置するように延在する第十二部分と、を含み、
前記第九部分と前記第十二部分とは、接続導体を通して接続されている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第七部分と前記第十部分とは、接続導体を通して接続されている、請求項3に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記複数のコイル導体層は、
互いに離間している一対のコイル導体を含むと共に、前記第一主面と隣り合う第三コイル導体層を含み、
前記一対のコイル導体のうち一方のコイル導体は、前記コイルの一端に位置すると共に、接続導体を通して前記第一外部電極に接続され、
前記一対のコイル導体のうち他方のコイル導体は、前記コイルの他端に位置すると共に、接続導体を通して前記第二外部電極に接続されている、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記第一主面に直交する前記方向での前記一方のコイル導体と前記第一外部電極との間隔と、前記第一主面に直交する前記方向での前記他方のコイル導体と前記第二外部電極との間隔は、同等である、請求項5に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記一方のコイル導体と前記第一外部電極とを接続する前記接続導体と、前記他方のコイル導体と前記第二外部電極とを接続する前記接続導体とは、前記複数の側面のうち、一つの側面に隣接している、請求項5又は6に記載のコイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
知られているコイル部品は、素体と、素体に配置されている第一外部電極及び第二外部電極と、素体内に配置されているコイルと、を含む(たとえば、特許文献1参照)。素体は、たとえば、第一主面と、第一主面に対向する第二主面と、第一主面と第二主面とを連結する複数の側面と、を含む。第一外部電極及び第二外部電極は、たとえば、第一主面に配置されていると共に、互いに離間している。コイルは、たとえば、第一外部電極及び第二外部電極に電気的に接続されている複数のコイル導体層を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-009391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一つの態様は、コイルのターン数を増加し得ると共にコイルの内径を増大し得るコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの態様に係るコイル部品は、第一主面と、第一主面に対向する第二主面と、第一主面と第二主面とを連結する複数の側面と、を含む素体と、第一主面に配置されていると共に、互いに離間している第一外部電極及び第二外部電極と、素体内に配置されていると共に、第一外部電極及び第二外部電極に電気的に接続されている複数のコイル導体層を含むコイルと、を備える。複数の側面は、互いに隣り合う第一側面と第二側面とを含む。複数のコイル導体層は、互いに離間している第一コイル導体と第二コイル導体とを含む第一コイル導体層と、第一主面に直交する方向で第一コイル導体層と隣り合うと共に、互いに離間している第三コイル導体と第四コイル導体とを含む第二コイル導体層と、を含む。第一コイル導体は、第一側面と隣り合うと共に、第一側面に沿って延在する第一部分を含む。第二コイル導体は、第二側面と隣り合うと共に、第二側面に沿って延在する第二部分と、第二部分に連続すると共に、第一側面との間に第一部分が位置するように延在する第三部分と、を含む。第三コイル導体は、第二側面と隣り合うと共に、第二部分と第一主面に直交する方向で重なるように延在する第四部分を含む。第四コイル導体は、第一側面と隣り合うと共に、第一部分と第一主面に直交する方向で重なるように延在する第五部分と、第五部分に連続すると共に、第三部分と第一主面に直交する方向で重なり、かつ、第二側面との間に第四部分が位置するように延在する第六部分と、を含む。第三部分と第六部分とは、接続導体を通して接続されている。
【0006】
上記一つの態様では、コイルは、第一及び第二コイル導体層を含む。第一コイル導体層は、第一及び第二コイル導体を含む。第二コイル導体層は、第三及び第四コイル導体を含む。すなわち、一のコイル導体層が、第一及び第二外部電極に電気的に接続されている複数のコイル導体を含む。上記一つの態様は、コイルのターン数を増加し得る。
上記一つの態様では、第一部分は、第一側面に沿って延在し、第五部分は、第一部分と第一主面に直交する方向で重なるように延在している。第二部分は、第二側面に沿って延在し、第四部分は、第二側面と隣り合うと共に、第二部分と第一主面に直交する方向で重なるように延在している。これら第一~第四部分が延在する態様によって、上記一つの態様では、コイルの内径が増大し得る。
上記一つの態様では、第三部分は、第一側面との間に第一部分が位置するように延在し、第六部分は、第二側面との間に第四部分が位置するように延在している。したがって、第三部分及び第六部分は、第一部分及び第四部分と重ならないように延在しており、第一部分と第四部分との接続が確保される。
【0007】
上記一つの態様では、第一部分と第四部分とは、接続導体を通して接続されていてもよい。
第一部分と第四部分とが、接続導体を通して接続されている構成は、第一部分と第四部分との接続を確保する。
【0008】
上記一つの態様は、複数の側面は、第一側面に対向する第三側面と、第二側面に対向する第四側面とを含み、複数のコイル導体層は、互いに離間している第五コイル導体と第六コイル導体とを含むと共に、第一主面に直交する方向で第一コイル導体層と隣り合い、かつ、第二コイル導体層との間に第一コイル導体層が位置するように配置されている別のコイル導体層を含んでもよい。第二コイル導体は、第二部分に連続し、かつ、第三側面と隣り合うと共に第三側面に沿って延在する第七部分を含んでもよい。第一コイル導体は、第一部分に連続し、かつ、第四側面と隣り合うと共に第四側面に沿って延在する第八部分と、第八部分に連続すると共に、第三側面との間に第七部分が位置するように延在する第九部分と、を含んでもよい。第五コイル導体は、第四側面と隣り合うと共に、第八部分と第一主面に直交する方向で重なるように延在する第十部分を含んでもよい。第六コイル導体は、第三側面と隣り合うと共に、第七部分と第一主面に直交する方向で重なるように延在する第十一部分と、第十一部分に連続すると共に、第九部分と第一主面に直交する方向で重なり、かつ、第四側面との間に第十部分が位置するように延在する第十二部分と、を含んでもよい。
第二コイル導体が第七部分を含み、第一コイル導体が第八部分及び第九部分を含む構成は、コイルの内径を一層増大し得る。第五コイル導体が第十部分を含み、第六コイル導体が第十一部分及び第十二部分を含む構成は、コイルの内径を一層増大し得る。
【0009】
上記一つの態様では、第七部分と第十部分とは、接続導体を通して接続されていてもよい。
第七部分と第十部分とが、接続導体を通して接続されている構成は、第七部分と第十部分との接続を確保する。
【0010】
上記一つの態様では、複数のコイル導体層は、互いに離間している一対のコイル導体を含むと共に、第一主面と隣り合う第三コイル導体層を含んでもよい。一対のコイル導体のうち一方のコイル導体は、コイルの一端に位置すると共に、接続導体を通して第一外部電極に接続されてもよい。一対のコイル導体のうち他方のコイル導体は、コイルの他端に位置すると共に、接続導体を通して第二外部電極に接続されていてもよい。
一対のコイル導体のうち一方のコイル導体が、コイルの一端に位置すると共に、接続導体を通して第一外部電極に接続され、一対のコイル導体のうち他方のコイル導体が、コイルの他端に位置すると共に、接続導体を通して第二外部電極に接続されている構成では、接続導体は、各コイル導体の第一主面に直交する方向での厚さよりも小さい第一方向での厚さを有し得る。接続導体の第一主面に直交する方向での厚さが減少する分、コイルのターン数をより確実に増加し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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