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公開番号2025148076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048665
出願日2024-03-25
発明の名称コイル部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/00 20060101AFI20250930BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】インダクタンスの低減が図られたコイル部品を提供する。
【解決手段】 コイル部品10においては、積層方向から見て、並列接続されたコイル20、30が互いに逆向きに巻回されているため、第一コイル20の内径に生じる磁束と第二コイル30の内径に生じる磁束とが互いに打ち消し合う。そのため、並列接続されたコイル20、30が同じ向きに巻回されている場合に比べて、コイル部品10は低いインダクタンス値を実現することができる。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
積層構造を有し、積層方向に対して交差する方向において対面する一対の端面を有する素体と、
前記素体の一対の端面にそれぞれ設けられた第一外部電極および第二外部電極と、
前記素体の積層方向に沿うコイル軸を有し、前記第一外部電極と電気的に接続される第一端部および前記第二外部電極と電気的に接続される第二端部を有する第一コイルと、
前記素体の積層方向に沿うコイル軸を有し、前記第一外部電極と電気的に接続される第一端部および前記第二外部電極と電気的に接続される第二端部を有するとともに前記第一コイルと並列接続された第二コイルと
を備え、
前記積層方向から見て、前記第一コイルの内径と前記第二コイルの内径とが少なくとも一部重なっており、かつ、前記第一コイルの巻回方向と前記第二コイルの巻回方向とが逆である、コイル部品。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記積層方向から見て、前記第一コイルの内径面積と前記第二コイルの内径面積とが同じである、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記積層方向から見て、前記第一コイルと前記第二コイルとがずれている、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記積層方向から見て、前記第一コイルと前記第二コイルとのずれ量が、前記第一コイルおよび前記第二コイルの線幅を超えている、請求項3に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記積層方向から見て、前記第一コイルと前記第二コイルとのずれ方向は、前記一対の端面の対面方向に対して交差する方向である、請求項3に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記第一コイルおよび前記第二コイルが全体として4層構造を有する、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記第一コイルおよび前記第二コイルが全体として2層構造を有する、請求項1に記載のコイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、素体の内部に2つのコイルが設けられたコイル部品が開示されている。2つのコイルは同じ巻回方向で巻かれており、2つのコイルが並列接続されるように、素体の表面に設けられた一対の外部電極端子に各コイルの端部が接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-112047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、コイル部品のインダクタンスについて研究を重ね、その結果、インダクタンスを低減することができる技術を新たに見出した。
【0005】
本開示の一側面は、インダクタンスの低減が図られたコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係るコイル部品は、積層構造を有し、積層方向に対して交差する方向において対面する一対の端面を有する素体と、素体の一対の端面にそれぞれ設けられた第一外部電極および第二外部電極と、素体の積層方向に沿うコイル軸を有し、第一外部電極と電気的に接続される第一端部および第二外部電極と電気的に接続される第二端部を有する第一コイルと、素体の積層方向に沿うコイル軸を有し、第一外部電極と電気的に接続される第一端部および第二外部電極と電気的に接続される第二端部を有するとともに第一コイルと並列接続された第二コイルとを備え、積層方向から見て、第一コイルの内径と第二コイルの内径とが少なくとも一部重なっており、かつ、第一コイルの巻回方向と第二コイルの巻回方向とが逆である。
【0007】
上記コイル部品においては、並列接続された第一コイルと第二コイルとが逆向きに巻回されていることで、第一コイルの内径に生じる磁束と第二コイルの内径に生じる磁束とが互いに打ち消し合うため、第一コイルと第二コイルとが同じ向きに巻回されている場合に比べて、インダクタンスが低減される。
【発明の効果】
【0008】
本開示の種々の側面によれば、インダクタンスの低減が図られたコイル部品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るコイル部品を示した概略斜視図である。
図2は、図1のコイル部品に含まれるコイルの構成を示した概略分解斜視図である。
図3は、図1のコイル部品に含まれるコイルの構成を示した概略平面図である。
図4は、(a)第一コイルおよび(b)第二コイルの巻回方向を示した図である。
図5は、異なる形態のコイルを示した概略分解斜視図である。
図6(a)、(b)はいずれも第一コイルおよび第二コイルの相対位置関係の一つを示した図である。
図7(a)、(b)はいずれも第一コイルおよび第二コイルの相対位置関係の一つを示した図である。
図8(a)、(b)はいずれも第一コイルおよび第二コイルの相対位置関係の一つを示した図である。
図9は、コイル部品のQ値に係る実験結果を示したグラフである。
図10は、コイル部品のL値に係る実験結果を示したグラフである。
図11(a)、(b)はいずれも第一コイルおよび第二コイルの相対位置関係の一つを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して種々の実施形態および実施例について説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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