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公開番号2025130391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027529
出願日2024-02-27
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01G 4/30 20060101AFI20250901BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】性能向上することができる、直列接続された複数のコンデンサ部を有する電子部品を提供する。
【解決手段】第3の内部電極13と第6の内部電極16とは、第1の側面2eに形成された第1の外部連結導体6Aを介して電気的に接続される。第4の内部電極14と第5の内部電極15とは、第2の側面2fに形成された第2の外部連結導体6Bを介して電気的に接続される。このような構成により、第1のコンデンサ部10Aと、第2のコンデンサ部10Bとが、第1の外部連結導体6Aを介して直列に接続された状態となる。また、第3のコンデンサ部10Cと、第4のコンデンサ部10Dとが、第2の外部連結導体6Bを介して直列に接続された状態となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の方向に対向する第1の主面及び第2の主面、第1の方向と直交する第2の方向に対向する第1の端面及び第2の端面、並びに第1の方向及び第2の方向と直交する第3の方向に対向する第1の側面及び第2の側面を有する素体と、
前記第1の端面に形成される第1の端子電極と、
前記第2の端面に形成される第2の端子電極と、
前記第1の側面に形成される第1の外部連結導体と、
前記第2の側面に形成され、前記第1の外部連結導体から分離した第2の外部連結導体と、を有し、
前記素体内に設けられ、前記第1の端面にて前記第1の端子電極と接続される第1の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の内部電極から分離し、前記第2の端面にて前記第2の端子電極と接続される第2の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の方向において前記第1の内部電極と対向し、前記第1の側面にて前記第1の外部連結導体と接続される第3の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の方向において前記第2の内部電極と対向し、前記第3の内部電極から分離し、前記第2の側面にて前記第2の外部連結導体と接続される第4の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の方向において前記第1の内部電極と対向し、前記第2の側面にて前記第2の外部連結導体と接続される第5の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の方向において前記第2の内部電極と対向し、前記第5の内部電極から分離し、前記第1の側面にて前記第1の外部連結導体と接続される第6の内部電極と、を備え、
前記第1の内部電極と前記第3の内部電極とが対向することによる第1のコンデンサ部と、前記第2の内部電極と前記第6の内部電極とが対向することによる第2のコンデンサ部とが、前記第1の外部連結導体を介して直列に接続され、
前記第1の内部電極と前記第5の内部電極とが対向することによる第3のコンデンサ部と、前記第2の内部電極と前記第4の内部電極とが対向することによる第4のコンデンサ部とが、前記第2の外部連結導体を介して直列に接続される、電子部品。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第1の内部電極及び前記第2の内部電極は、積層された内部電極における最外層に配置される、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第1の方向から見て、前記素体は、内部電極が形成されない隙間部を有する、請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
前記隙間部の前記第2の方向における幅は、前記素体の層間厚み以上である、請求項3に記載の電子部品。
【請求項5】
前記第1の端子電極、及び前記第2の端子電極は、導電性樹脂層を含む、請求項1に記載の電子部品。
【請求項6】
前記第2の方向において互いに対向する前記第3の内部電極の縁部、及び前記第4の内部電極の縁部と、
前記第2の方向において互いに対向する前記第5の内部電極の縁部、及び前記第6の内部電極の縁部とは、L字状に屈曲、または第3の方向に対して傾斜する、請求項1に記載の電子部品。
【請求項7】
前記第1の内部電極、及び前記第2の内部電極を有する層を第1の電極層とし、
前記第3の内部電極、及び前記第4の内部電極を有する層を第2の電極層とし、
前記第5の内部電極、及び前記第6の内部電極を有する層を第3の電極層とした場合、
前記素体では、複数の前記第1の電極層、複数の前記第2の電極層、及び複数の前記第3の電極層が積層され、
前記第2の電極層と前記第3の電極層とは、前記第1の電極層を介して交互に積層される、請求項1に記載された電子部品。
【請求項8】
前記第1の内部電極、及び前記第2の内部電極を有する層を第1の電極層とし、
前記第3の内部電極、及び前記第4の内部電極を有する層を第2の電極層とし、
前記第5の内部電極、及び前記第6の内部電極を有する層を第3の電極層とした場合、
前記素体では、複数の前記第1の電極層、複数の前記第2の電極層、及び複数の前記第3の電極層が積層され、
前記第1の主面及び前記第2の主面の一方の主面側には、複数の前記第2の電極層が前記第1の電極層を介して積層され、
前記第1の主面及び前記第2の主面の他方の主面側には、複数の前記第3の電極層が前記第1の電極層を介して積層される、請求項1に記載された電子部品。
【請求項9】
第1の方向に対向する第1の主面及び第2の主面、第1の方向と直交する第2の方向に対向する第1の端面及び第2の端面、並びに第1の方向及び第2の方向と直交する第3の方向に対向する第1の側面及び第2の側面を有する素体と、
前記第1の端面に形成される第1の端子電極と、
前記第2の端面に形成される第2の端子電極と、
前記第1の側面に形成される第1の外部連結導体と、
前記第2の側面に形成され、前記第1の外部連結導体から分離した第2の外部連結導体と、を有し、
前記素体内に設けられ、前記第1の端面にて前記第1の端子電極と接続される第1の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の内部電極から分離し、前記第2の端面にて前記第2の端子電極と接続される第2の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の方向において前記第1の内部電極と対向し、前記第1の側面にて前記第1の外部連結導体と接続される第3の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の方向において前記第2の内部電極と対向し、前記第3の内部電極から分離し、前記第2の側面にて前記第2の外部連結導体と接続される第4の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第2の方向において前記第1の内部電極と前記第2の内部電極との間に配置され、前記第1の内部電極及び前記第2の内部電極から分離し、前記第1の側面にて前記第1の外部連結導体と接続される第7の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第2の方向において前記第3の内部電極と前記第4の内部電極との間に配置され、前記第3の内部電極及び前記第4の内部電極から分離し、前記第2の側面にて前記第2の外部連結導体と接続される第8の内部電極と、
前記第1の内部電極と前記第3の内部電極とが対向することによる第1のコンデンサ部と、前記第7の内部電極と前記第8の内部電極とが対向することによる第5のコンデンサ部とが、前記第1の外部連結導体を介して直列に接続され、
前記第7の内部電極と前記第8の内部電極とが対向することによる第5のコンデンサ部と、前記第2の内部電極と前記第4の内部電極とが対向することによる第4のコンデンサ部とが、第2の外部連結導体を介して直列に接続される、電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電子部品として、特許文献1に記載されたものが知られている。この電子部品は、素体と、一対の端子電極と、を備える。素体の内部には、二組のコンデンサ部が構成されるように内部電極が形成されている。素体内には、離間するように並ぶ第1の内部電極及び第2の内部電極と、これらの内部電極と対向する第3の内部電極が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-46876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、素体の内部で直列接続された複数のコンデンサ部を有する電子部品の性能を向上することが求められていた。
【0005】
本願発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、性能向上することができる、直列接続された複数のコンデンサ部を有する電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電子部品は、第1の方向に対向する第1の主面及び第2の主面、第1の方向と直交する第2の方向に対向する第1の端面及び第2の端面、並びに第1の方向及び第2の方向と直交する第3の方向に対向する第1の側面及び第2の側面を有する素体と、第1の端面に形成される第1の端子電極と、第2の端面に形成される第2の端子電極と、第1の側面に形成される第1の外部連結導体と、第2の側面に形成され、第1の外部連結導体から分離した第2の外部連結導体と、を有し、素体内に設けられ、第1の端面にて第1の端子電極と接続される第1の内部電極と、素体内に設けられ、第1の内部電極から分離し、第2の端面にて第2の端子電極と接続される第2の内部電極と、素体内に設けられ、第1の方向において第1の内部電極と対向し、第1の側面にて第1の外部連結導体と接続される第3の内部電極と、素体内に設けられ、第1の方向において第2の内部電極と対向し、第3の内部電極から分離し、第2の側面にて第2の外部連結導体と接続される第4の内部電極と、素体内に設けられ、第1の方向において第1の内部電極と対向し、第2の側面にて第2の外部連結導体と接続される第5の内部電極と、素体内に設けられ、第1の方向において第2の内部電極と対向し、第5の内部電極から分離し、第1の側面にて第1の外部連結導体と接続される第6の内部電極と、を備え、第1の内部電極と第3の内部電極とが対向することによる第1のコンデンサ部と、前記第2の内部電極と第6の内部電極とが対向することによる第2のコンデンサ部とが、第1の外部連結導体を介して直列に接続され、第1の内部電極と第5の内部電極とが対向することによる第3のコンデンサ部と、第2の内部電極と第4の内部電極とが対向することによる第4のコンデンサ部とが、第2の外部連結導体を介して直列に接続される。
【0007】
この電子部品では、第1の端子電極に接続された第1の内部電極は、第3の内部電極、及び第5の内部電極と対向し、第2の端子電極に接続された第2の内部電極は、第4の内部電極、及び第6の内部電極と対向する。ここで、第3の内部電極と第6の内部電極とは、第1の側面に形成された第1の外部連結導体を介して電気的に接続される。第4の内部電極と第5の内部電極とは、第2の側面に形成された第2の外部連結導体を介して電気的に接続される。このような構成により、第1の内部電極と第3の内部電極とが対向することによる第1のコンデンサ部と、第2の内部電極と第6の内部電極とが対向することによる第2のコンデンサ部とが、第1の外部連結導体を介して直列に接続された状態となる。また、第1の内部電極と第5の内部電極とが対向することによる第3のコンデンサ部と、第2の内部電極と第4の内部電極とが対向することによる第4のコンデンサ部とが、第2の外部連結導体を介して直列に接続された状態となる。従って、信頼性を向上できる。また、端子電極と外部連結導体を用いることで、各コンデンサ部におけるショート不良の有無を測定検査することができる。また、第2の内部電極は第1の内部電極から分離し、第4の内部電極は第3の内部電極から分離し、第6の内部電極は第5の内部電極から分離する。すなわち、第2の方向における一方のコンデンサ部と他方のコンデンサ部との間には、互いの内部電極を接続する連結部分が存在していない。そのため、一方のコンデンサ部で発生したクラックが、連結部分に沿って他方のコンデンサ部へ到達することを抑制できる。そのため、両方のコンデンサ部にクラックが入ってショートすることを抑制できる。以上より、直列接続された複数のコンデンサ部を有する電子部品の性能を向上することができる。
【0008】
第1の内部電極及び第2の内部電極は、積層された内部電極における最外層に配置されてよい。この場合、各主面において第1の端子電極に最も近い内部電極は、第1の端子電極と同極性の第1の内部電極となり、第2の端子電極に最も近い内部電極は、第2の端子電極と同極性の第2の内部電極となる。そのため、最外層の内部電極と異極性の端子電極との間の表面リークを抑制することができる。
【0009】
第1の方向から見て、素体は、内部電極が形成されない隙間部を有してよい。この場合、一方のコンデンサ部で発生したクラックの他方のコンデンサ部への進行を抑制できる。
【0010】
隙間部の第2の方向における幅は、素体の層間厚み以上であってよい。この場合、隙間部において、層間における電圧破壊以上の耐圧性を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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