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公開番号
2025173112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-27
出願番号
2024078510
出願日
2024-05-14
発明の名称
バスバー電線
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01B
7/00 20060101AFI20251119BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高温環境下においても一定時間以上の絶縁性を確保できると共に、製造性を確保しつつフォーミング加工による破断の可能性を低減することが可能なバスバー電線を提供する。
【解決手段】バスバー電線1は、純アルミニウム又はアルミニウム合金によって平型に形成された金属バスバー10と、金属バスバー10を被覆する絶縁体20とを備え、絶縁体20は、主成分となるシリコーン樹脂21と、シリコーン樹脂21の軟化点である第1軟化点を超える第2軟化点を有する物質で構成された耐火フィラー22とを有し、引裂き強度/密度が9.7kN・cm
3
/m・g以上23.0kN・cm
3
/m・g以下であって、第1軟化点を超え第2軟化点未満となる加熱における燃焼後の残存量が燃焼前の36wt%以上である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
純アルミニウム又はアルミニウム合金によって平型に形成された金属バスバーと、前記金属バスバーを被覆する絶縁体とを備えたバスバー電線であって、
前記絶縁体は、主成分となるシリコーン樹脂と、前記シリコーン樹脂の軟化点である第1軟化点を超える第2軟化点を有する物質で構成された耐火フィラーと、を有し、引裂き強度/密度が9.7kN・cm
3
/m・g以上23.0kN・cm
3
/m・g以下であって、前記第1軟化点を超え前記第2軟化点未満となる加熱における燃焼後の残存量が燃焼前の36wt%以上である
ことを特徴とするバスバー電線。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記金属バスバーの板幅以上となる曲げRによって板幅方向に曲げられた第1屈曲部、又は、前記金属バスバーの板厚以上となる曲げRによって板厚方向に曲げられた第2屈曲部を少なくとも1つ以上有する
ことを特徴とする請求項1に記載のバスバー電線。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バスバー電線に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年のBEV(Battery Electric Vehicle)等の普及に伴い走行距離を延ばすため、電池パックの大型化が進んでいる。このような電池パックには、小型化及び軽量化の要望がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-127630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、本件出願人は、電池パックを小型軽量化するために、配索材を丸形電線から板状のバスバー電線に置き替えることを検討している。このようなバスバー電線は、特に大型の電池パック内に配索する場合に長尺となると共に配索態様に合わせて所定箇所に屈曲部を有したものとなる。このような事情から、バスバー電線は、配索状態に応じた形状となるようにプレス加工によって切り出すことには限界がある。このため、バスバー電線は、直線状に製造した後に、フォーミング加工によって所定の曲げを実現することが好ましい。
【0005】
さらに、電池パックは、セルに異常が発生して熱暴走した場合に高温ガスが噴出することが想定されている。このため、バスバー電線は、高温環境下でも一定時間以上絶縁性を確保できる対策が求められている。
【0006】
このような対策として、導体に耐火テープを巻いた後に絶縁樹脂を被覆することが考えられる。しかし、この場合にはテープ巻き作業が必要となってしまい、製造性が悪いという問題がある。
【0007】
そこで、テープ巻きを要せず、且つ、高温環境下でも一定時間以上絶縁性を確保できる耐火シリコーンを絶縁樹脂に用いたとしても、耐火シリコーンは一般的に破断伸び率が小さくフォーミング加工によって破断してしまうという問題がある。
【0008】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、高温環境下においても一定時間以上の絶縁性を確保できると共に、製造性を確保しつつフォーミング加工による破断の可能性を低減することが可能なバスバー電線を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るバスバー電線は、純アルミニウム又はアルミニウム合金によって平型に形成された金属バスバーと、前記金属バスバーを被覆する絶縁体とを備えたバスバー電線であって、前記絶縁体は、主成分となるシリコーン樹脂と、前記シリコーン樹脂の軟化点である第1軟化点を超える第2軟化点を有する物質で構成された耐火フィラーと、を有し、引裂き強度/密度が9.7kN・cm
3
/m・g以上23.0kN・cm
3
/m・g以下であって、前記第1軟化点を超え前記第2軟化点未満となる加熱における燃焼後の残存量が燃焼前の36wt%以上である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高温環境下においても一定時間以上の絶縁性を確保できると共に、製造性を確保しつつフォーミング加工による破断の可能性を低減することが可能なバスバー電線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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