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公開番号
2025117215
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011945
出願日
2024-01-30
発明の名称
コイル部品
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
27/29 20060101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】素体からの外部電極の剥離を抑制すると共に、コイルと外部電極との間に形成される浮遊容量の増加を抑制するコイル部品を提供する。
【解決手段】コイル部品ED1は、素体1と、第二方向D2で互いに離間して主面1aに配置されている外部電極10,20と、素体1内に配置されていると共に外部電極10,20と電気的に接続されているコイル30と、外部電極10に連結されると共に素体1内に配置される導体11と、外部電極20に連結されると共に素体1内に配置される導体21と、を含む。コイル30は、複数の配線部31と、複数の配線部31と主面1bとの間に配置される複数の配線部32と、を含む。導体11は、第一方向D1から見て、複数の配線部31のうち互いに隣り合う二つの配線部31の間に位置する。導体21は、第一方向D1から見て、複数の配線部31のうち互いに隣り合う二つの配線部31の間に位置している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第一方向で互いに対向する第一主面及び第二主面を含む素体と、
前記第一方向に交差する第二方向で互いに離間して前記第一主面に配置されている第一外部電極及び第二外部電極と、
前記素体内に配置されていると共に、前記第一及び第二外部電極と電気的に接続されているコイルと、
前記第一外部電極に連結されると共に、前記第一外部電極より前記素体の内側に配置されている第一導体と、
前記第二外部電極に連結されると共に、前記第二外部電極より前記素体の内側に配置されている第二導体と、
を備え、
前記コイルは、
複数の第一配線部と、
前記複数の第一配線部と前記第二主面との間に配置される複数の第二配線部と、を含み、
前記第一導体は、前記第一方向から見て、前記複数の第一配線部のうち互いに隣り合う二つの第一配線部の間に位置し、
前記第二導体は、前記第一方向から見て、前記複数の第一配線部のうち互いに隣り合う二つの第一配線部の間に位置している、コイル部品。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記第一導体は、前記互いに隣り合う二つの第一配線部の少なくとも一つと前記第一方向で対向する領域を更に含み、
前記第二導体は、前記互いに隣り合う二つの第一配線部の少なくとも一つと前記第一方向で対向する領域を更に含む、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記二つの第一配線部の間に位置する前記第一導体の面積は、前記対向する領域の面積より大きく、
前記二つの第一配線部の間に位置する前記第二導体の面積は、前記対向する領域の面積より大きい、請求項2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第一導体の前記第一外部電極の反対側の外縁は、前記第一方向に対して傾いており、
前記第二導体の前記第二外部電極の反対側の外縁は、前記第一方向に対して傾いている、請求項1~3のいずれか一項に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記第一外部電極のうち前記第一導体に連結される部分の面積は、前記第一外部電極の面積の半分以下であり、
前記第二外部電極のうち前記第二導体に連結される部分の面積は、前記第二外部電極の面積の半分以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記第一及び第二方向に交差する第三方向で前記複数の第一及び第二配線部と並ぶように前記素体内に配置されていると共に、前記コイルと前記第一外部電極とを接続する接続導体を更に含み、
前記第一及び第二導体のそれぞれは、複数の導体を含み、
前記複数の第一配線部のそれぞれは、前記第三方向で前記接続導体から離間するに従って、前記複数の導体から前記第一方向に離間する、請求項1~3のいずれか一項に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記第一及び第二方向に交差する第三方向で前記複数の第一及び第二配線部と並ぶように前記素体内に配置されていると共に、前記コイルと前記第一外部電極とを接続する接続導体を更に含み、
前記複数の第一配線部のそれぞれは、前記第三方向で前記接続導体から離間するに従って、前記第二主面に近い、請求項1~3のいずれか一項に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記第一及び第二方向に交差する第三方向で前記複数の第一及び第二配線部と並ぶように前記素体内に配置されていると共に、前記コイルと前記第一外部電極とを接続する接続導体を更に含み、
前記第一及び第二導体のそれぞれは、複数の導体を含み、
前記複数の導体のそれぞれが前記第三方向で前記接続導体から離間するに従って、前記複数の導体の前記第一方向での高さが低い、請求項1~3のいずれか一項に記載のコイル部品。
【請求項9】
第一方向で互いに対向する第一主面及び第二主面を含む素体と、
前記第一方向に交差する第二方向で互いに離間して前記第一主面に配置されている第一外部電極及び第二外部電極と、
前記素体内に配置されていると共に、前記第一及び第二外部電極と電気的に接続されているコイルと、
前記第一外部電極に連結されると共に、前記第一外部電極より前記素体の内側に配置されている複数の第一導体と、
前記第二外部電極に連結されると共に、前記第二外部電極より前記素体の内側に配置されている複数の第二導体と、
前記第一及び第二方向に交差する第三方向で前記複数の第一及び第二配線部と並ぶように前記素体内に配置されていると共に、前記コイルと前記第一外部電極とを接続する接続導体と、
を備え、
前記コイルは、
複数の第一配線部と、
前記複数の第一配線部と前記第二主面との間に配置される複数の第二配線部と、を含み、
前記複数の第一配線部のそれぞれは、前記第三方向で前記接続導体から離間するに従って、前記複数の第一及び第二導体から前記第一方向に離間する、コイル部品。
【請求項10】
前記複数の第一配線部のそれぞれは、前記第三方向で前記接続導体から離間するに従って、前記第二主面に近い、請求項9に記載のコイル部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
知られているコイル部品は、素体と、素体に配置されている第一外部電極及び第二外部電極と、素体内に配置されているコイルと、を含む(たとえば、特許文献1参照)。素体は、たとえば、互いに対向する第一主面及び第二主面を含む。第一外部電極及び第二外部電極は、たとえば、第一主面に配置されていると共に、互いに離間している。コイルは、たとえば、第一外部電極及び第二外部電極に電気的に接続されていると共に、複数の第一配線部と、複数の第一配線部と第二主面との間に配置される複数の第二配線部とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-141945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の第一~第三の態様のそれぞれは、素体からの外部電極の剥離を抑制すると共に、コイルと外部電極との間に形成される浮遊容量の増加を抑制するコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第一の態様に係るコイル部品は、第一方向で互いに対向する第一主面及び第二主面を含む素体と、第一方向に交差する第二方向で互いに離間して第一主面に配置されている第一外部電極及び第二外部電極と、素体内に配置されていると共に、第一及び第二外部電極と電気的に接続されているコイルと、第一外部電極に連結されると共に第一外部電極より素体の内側に配置されている第一導体と、第二外部電極に連結されると共に第二外部電極より素体の内側に配置されている第二導体と、を備える。コイルは、複数の第一配線部と、複数の第一配線部と第二主面との間に配置される複数の第二配線部と、を含む。第一導体は、第一方向から見て、複数の第一配線部のうち互いに隣り合う二つの第一配線部の間に位置している。第二導体は、第一方向から見て、複数の第一配線部のうち互いに隣り合う二つの第一配線部の間に位置している。
【0006】
上記第一の態様では、第一外部電極より素体の内側に配置される第一導体は、素体からの第一外部電極の剥離を抑制する。第二外部電極より素体の内側に配置される第二導体は、素体からの第二外部電極の剥離を抑制する。
上記第一の態様では、第一導体は、第一方向から見て、互いに隣り合う二つの第一配線部の間に位置している分だけ、コイルから離間する。上記第一の態様は、第一導体の配置に伴って形成されるコイルと第一導体との間の浮遊容量の増加を抑制する。第二導体は、第一方向から見て、互いに隣り合う二つの第一配線部の間に位置している分だけ、コイルから離間する。上記第一の態様は、第二導体の配置に伴って形成されるコイルと第二導体との間の浮遊容量の増加を抑制する。
【0007】
上記第一の態様では、第一導体は、互いに隣り合う二つの第一配線部の少なくとも一つと第一方向で対向する領域を含んでもよい。第二導体は、互いに隣り合う二つの第一配線部の少なくとも一つと第一方向で対向する領域を含んでもよい。
第一導体及び第二導体が上記対向する領域を含む構成は、第一導体及び第二導体が素体内に占める割合を増大する。したがって、本構成は、素体からの第一及び第二外部電極の剥離を確実に抑制する。
【0008】
上記第一の態様は、上記二つの第一配線部の間に位置する第一導体の面積は、上記対向する領域の面積より大きく、上記二つの第一配線部の間に位置する第二導体の面積は、上記対向する領域の面積より大きくてもよい。
上記二つの第一配線部の間に位置する第一及び第二導体の面積が、上記対向する領域の面積より大きい構成は、第一及び第二導体と、コイルとの距離の増加を低減させる。したがって、本構成は、第一及び第二導体の配置に伴って形成されるコイルとの浮遊容量の増加を確実に抑制する。
【0009】
上記第一の態様では、第一導体の第一外部電極の反対側の外縁は、第一方向に対して傾いてもよい。第二導体の第二外部電極の反対側の外縁は、第一方向に対して傾いてもよい。
第一及び第二導体が第三方向で接続導体から離間するに従って、コイル内での電位差が大きく浮遊容量が発生しやすい。第一導体の第一外部電極の反対側の外縁が、第一方向に対して傾いており、第二導体の第二外部電極の反対側の外縁は、第一方向に対して傾いている構成は、浮遊容量が発生しやすい領域で、第一及び第二導体とコイルとの距離の増加を一層低減させる。したがって、本構成は、第一導体の配置に伴って形成されるコイルと第一導体との間の浮遊容量の増加をより確実に抑制し、第二導体の配置に伴って形成されるコイル第二導体との間の浮遊容量の増加をより確実に抑制する。
【0010】
上記第一の態様では、第一外部電極のうち第一導体に連結される部分の面積は、第一外部電極の面積の半分以下であってもよい。第二外部電極のうち第二導体に連結される部分の面積は、第二外部電極の面積の半分以下であってもよい。
第一及び第二導体の体積の増大は、コイルと、第一及び第二外部電極との間に形成される浮遊容量を増大させやすい。第一及び第二導体に連結される部分の面積が、外部電極の面積の半分以下である構成は、第一及び第二導体とコイルとの距離の増加を一層低減させる。したがって、本構成は、第一導体の配置に伴って形成されるコイルと第一導体との間の浮遊容量の増加をより確実に抑制し、第二導体の配置に伴って形成されるコイルと第二導体との間の浮遊容量の増加をより確実に抑制する。
(【0011】以降は省略されています)
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